迷い道亀が鳴くなら木は歌う
さあ五月地図を拡げてワンカップ
端居して腕立て伏せをやってみる
薬缶ごと麦茶抱えて家出する
墓石に麦わら帽を置いて来る


 「今年は夜中にホトトギスの声を聞くことが多い。よく知られているようにホトトギスは自分で子育てをしない。親鳥はウグイスの巣に卵を産み付け、ウグイスに卵を温めさせる。早く孵化するホトトギスの雛が残ったウグイスの卵を巣の外へ放り出し、ウグイスの親が運ぶ餌を独り占めする。なんとも酷いやつだと思うが、遺伝子にプログラムされたとおりの行動なのだろうから、人間がとやかく言うことでもないのだろう。それでも、のどかに鳴くウグイスのホーホケキョを聞くと、このウグイスが育てているのは果たして自分の子なのだろうかと、気にかかる。」と岡山県備前市の山口さん。写真はボクのうちのヤマボウシにあるヒヨドリの巣です。先日、植木屋さんが剪定したらこの巣が現れました。雨や日にさらされる状態になったのではたして孵化できるか…。親鳥は今なお居ますが。植木屋さん、ここまで切らないで巣を隠しておいてくれたらよかったのに、とちょっと恨めしい気分です。