やがて父の猛烈な反対も収まり、
それどころか父もjwの信者となった。

これ以来、家族の生活の中心は宗教になった。

週中の集会に出席し、大会は学校を休んでまでして出席、週末は奉仕といったものだ。


毎週末に行っていた祖父母の家にも半年に1度くらいしか行かなくなり親族とも疎遠になっていく。


接触があるのはほぼ同じ宗教の信者たち
で学校の友達と放課後に遊ぶことも制限

された。


人の人格を形成するものは遺伝と環境が
ほぼ半分ずつだそうである。

つまり、遺伝以外の人格はほぼ育つ環境で決まるので、自分にはいわば偏った家庭で育てられた影響が

如実に表れていたのだろう。