4月になり、新入社員らしき若者の姿を駅のあちこちで見かけるようになりました。
以前、黒色のスーツを着ている若い人が増えた、とブログでお伝えした事があると思います。
あれから何年か経っていますが、やはり違和感が拭えません。
お気づきだと思いますが、今回は新年度の最初のブログなので、採用調査を離れ、私のグチにお付き合いください。
1:後ろから見て、臀部が見える丈のジャケットを着ている人が多い
このスタイルは、女性用のジャケットからヒントを得たモードスーツです。本来はビジネス用の服ではありません。それを、リクルート用として売っている店もどうかと思いますし、おそらく販売員も分かって販売しているのではないと思います。あと、この手のジャケットは、よほど脚が長くない限り、致命的なまでに短足に見えます。特に最近はパンツの股上が浅く、裾が短くなったので、その相乗効果は絶大です。
2:シャツの一番上(カラーの立ち上げ部分)のボタンが2つになっている
クールビズが叫ばれる様になり、ボタンをはずしても、洒落て見えるように、と考えられたスタイルですから、前をすべて止めてネクタイをすると、必ず襟との間にスキマできます。ちゃんとネクタイを締めている つもりでも、だらけた印象になります。また、カラーが高い分、首が埋まった印象になります。なお、カラーの裏に柄がある、襟にステッチがある、ボタンに色がある、も 公式の場にそぐわないシャツです。
3:スマートフォンをパンツの尻、または前のポケットに入れている為、その形が浮き出ている
これをしている人は、あまりに多いです。最近はジャケットに電話用の内ポケットがついているので、そちらに入れる方がスッキリすると思います。
4:スリーピースを着ているのに、ベスト(ジレ)の裾からシャツやベルトが見えている
スーツは基本的に縦のラインを基調としています。ベストはパンツやベルトで遮られた縦のラインを滑らかに縦に戻す為のモノです。ベストの裾からシャツやベルトが見えていますと、腹が出ている、か、だらしない、のどちらかに見えるので、いただけません。
5:プラスチック製のやたらと大きいスポーツウォッチをつけている
G〇ョックやプロト〇レック、海外製で言えば、ル〇ノックスやス〇ト。これらは非常に優れた時計である事は認めます(私もルミ〇ックスに欲しい時計があります)。もし、作業現場で仕事をするのであれば、それは適材適所と言えるでしょう。ただ、営業職の場合は、正直、場違いです。キャンプに行くのにピンヒールを履いているのと変わらない位の装いです。
6:金具のついた、モカシンシューズ
ビットモカシンやビットローファーという靴紐のない靴です。日本では、学生の制服にコインローファーを使っていた事から気にしない人が多いですが、これらはスポーツシューズです。あと、白い靴下もスポーツ用です。なお、おじさん世代に多いのですが、先のとがったビットモカシンを履いている人は、若作りをしている様で、何か気恥しいです。
他にも色々あるのですが、 なぜこんな事を言うかと申しますと、若い人に格好よくなってもらいたいからです。また、正しく服を着てい接すると言う事は、相対する人への敬意の表れにもなります。
「とりあえずではなく、目的を持って」と言う言葉は、研修でも聞いていると思います。スーツの着方も同じです。もちろん靴も磨きましょう。色がおちて灰色になった靴で営業先に向かうのは「傷んだ靴にお似合いの得意先」と言っているのと同じです。
高価な服を用意する必要はありません。正しく着れば、良いだけです。
若者よ、格好よくなってね。
長くなりましたが、お付き合いをありがとうございました。
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