よく分かんない句集【真夏】 | リコーダー吹きの休日Recorderist's Holiday

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リコーダー奏者の斎藤夕輝です。
自分の好きな事が誰かの息抜きになったらいいなと思ってやっています。
Hi, I'm Yuuki Saitoo, a recorder player.
I'm doing this hoping this can be a break for someone.

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【真夏】

羽布団 のしかかる夏の 気配かな

むっとする 夕暮れの中 風鈴が チンと鳴ったら 夏へのゴング

掠めゆく いつかに見れた 海の匂い

線香の 匂いに刺され 夏の夕

どこまでも 続く一本 道の脇  誰かの夏が 干されているね

ぽっと浮く 雲やここにも ぽっと居る

タコライス ガリッと私の 背中押す

抹茶色 服もアイスも 微笑みも

涼風の 吹く部屋の床 銀の糸「今は夏よ」と 囁いている

焼き鳥の 風と並んで 夏の夕 晩餐を待つ 同志は他人

いつだって 去れば寂しい 隣の他人(ひと)かな

静けさや 誰かが布団を 叩いてる

「この小さき 一人一人の 中に地球 があるだなんて」と 地球で笑う

お祭りの 空気を一人 こっそり吸う

祭りの音(ね) 後にし体で 息すれば 魂の肺 酸素で満ちた

一日の 癒しと楽し 腹底に ソフトと共に 溶き下して夏

風鈴や 夜の嵐に 大歓喜

鳴り続く 風鈴の音に 我が在る

歌が胸 のようなモノを 絞め始め 慌てて僕は そっと離れた

枝豆を 一粒一粒 吸い、噛んで、味わうように 音楽を

部屋で一人 崎山蒼志と冷凍パイン 途方も無いほど夏と、この生

弾き狂い 歌い放ちて 静め酒 我に返れば 心と鈴虫

涼風(すずかぜ)や ふっという間に 青信号

蝉達は 雄叫びいつも こっそりと 始めてひっそり 終わってゆくね



まだまだ暑いけどね。





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