詩集~自分~ | リコーダー吹きの休日Recorderist's Holiday

リコーダー吹きの休日Recorderist's Holiday

リコーダー奏者の斎藤夕輝です。
自分の好きな事が誰かの息抜きになったらいいなと思ってやっています。
Hi, I'm Yuuki Saitoo, a recorder player.
I'm doing this hoping this can be a break for someone.

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(電話のみ/Only talk)

〜夜〜

羽毛布団が
俺の体を
温める

静けさが
俺の耳を
かき鳴らす

アイツの涙が
俺の心を
温める




〜戦友〜

君はブラックホール
僕の全てを受け止めてくれた
君は花畑
僕に全てを差し出してくれた
君は涙
泣かない僕の代わりに泣いてくれた

今、どこで何をしていますか
会いたいです





〜ムヒください〜

僕は
心を掻きむしるように
生きています





〜贅沢〜

世界で一番辛いと思ったり
世界で一番幸せだと思ったり
お前は、贅沢だ





〜病人の真昼〜

横たわる僕
温かな羽毛布団
真っ白な天井
脳内で延々リピされている峯田和伸の歌
母が食器を洗う音

これを幸せと呼ばずに何と呼ぼうか

僕の幸せはいつも
こうやってヒョッコリと顔を出す

また来てね





〜入道雲〜

僕の中で高慢がムクムクと入道雲みたいに膨らむ
だけど僕はその雲をよそに
広い海で思いっ切り遊ぶのさ
そうすると
そんな忌々しい雲さえも
愛しく見えてくるもんさ





〜気分屋〜

嬉しくなったり
悲しくなったり
寂しくなったり
鬱陶しくなったり
疲れたり
元気になったり
死にたくなったり
生きていたくなったり
幸せな気持ちなったり
何も感じなくなったり
好きになったり
嫌いになったり

全く俺は
自分に付いて行けないよ




〜ミジンコハート〜

俺のハートはミジンコハート
君が守ってくれないと
すぐにプチュっと潰れちゃう

俺のハートはミジンコハート
心がめちゃくちゃ狭いのさ

君のハートはクジラのハート
泉のような潮をかけ
僕の心を潤してくれる

君のハートはクジラのハート
心がめちゃくちゃ広いのさ

今はミジンコだけれども
せめてヒトにはなりたいものだ





〜生活必需品〜

音楽という空気を吸って
言葉という食物を食べて
笑いという水を飲んで
自然というシャワーを浴びて
スポーツという風に当たって
物語という杖で支えて
絵画という休息を取って
優しさという薬を塗って

私は
生きてゆく





〜大きな器〜

おまえは小さいのに
どうしてそんなに大きな器で
俺を受け止められるのか






〜我が人生〜

僕は自分の人生を
遠くの山を眺めるようにして
足元に咲く花を見下すようにして
泣きじゃくる赤子を抱くようにして
纏わり付く蝿を振り払うようにして
届きそうで届かない手を掴むようにして

そうやって
生きています








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