今年は大きなクリスマスツリーは、
殆ど見ることもなく過ぎました。
だから昨日現場に向かう途中に通った六本木ヒルズのツリーは貴重でした。
例年とは見上げる気分も随分違います。
大きな恐怖とリスクを背負い、
休暇も取れず、
癒しの素となるはずの大切な家族や
子どもと会うことも控え、
気を緩めてゆったり食事をする時間もなく、
長時間の緊張から解放されることなく、
時に理不尽な偏見や差別にも晒されながら、
心身共に疲弊感を抱え、
長期にわたって働き続けることが如何に孤独なことか。
人の命を守るために多大な貢献をしてくれているコロナ関連の医療従事者の方々が、今もっとも正当な評価で誰よりも報われて欲しい。
使命感という言葉で補うには余りに多くの犠牲を払っている第一線の現場の皆さんの士気や励みに繋がる現実的な手当てを、
真っ先に検討できる心ある国であって欲しい。
もしかしたら、
街のイルミネーションの景色は、
今最前線にいる医療従事者の皆さんにとっては最もしっくりこない景色かも知れないし、
もしかしたら人々が楽しそうに見えて辛い景色なのかも知れない…とも思いました。
でも昨日景色にカメラを向け、側からは楽しそうに見えていたかも知れない私でも、医療従事者の皆さんの大変さとは比べ物にはなりませんが、
今後の不安、この1年弱何もできなかったような不甲斐ない気持ちを抱えていたからこそ、街のイルミネーションにはホッとしたしとても癒されました。
その飾りを施したのも人だから…でしょうか。
そもそもコロナ治療に関わる皆さんは、ブログやSNSを見られる状況ですらない可能性もありますが、
それでももしも、
何かのきっかけでたまたま私のブログに流れ着き覗いてくれた医療従事者の方がいて、ほんの少しでも息抜きになることがあれば幸いです。
私自身がこのコロナ渦で数え切れないほど聴いては癒された大好きな曲を残します。
いろんなアーティストがカバーしている名曲ですが、
クリスマスらしい編曲のHelen Fischerバージョンを。
報われるべき人がちゃんと報われますように…。
Merry Christmas...
O.A.のお知らせBS朝日『Welcomeクラシック』ナレーション
毎週水曜日 22:54〜23:00 O.A.
日本フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者・ピエタリ インキネン氏と、正指揮者・山田和樹氏がご紹介するクラシックの世界をミニ番組でお送りします。
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