債務整理110番

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債務整理手続の情報をお届けします。

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任意整理などの債務整理では、債務者の借受状態に基づいて債務調査表を作成し債務額を確定します。

この過程で、金融業者が利息制限法に違反して利息を徴収していた場合、制限利息を超過する部分を元本に充当します。その結果、元本が完済されているにもかかわらず返済がされていた場合、その部分を過払金として返還請求できます。

過払い金の返還請求は本人でも可能ですが、本人が返還請求をしても金融業者は通常返還に応じてはくれません。そこで、相談先として弁護士または司法書士に返還について相談することになります。

両者の違いは、司法書士(認定司法書士)は、過払い金が140万円以下の場合に限って、法律相談や貸金業者との交渉、訴訟などを行うことができます。

一方、弁護士は、金額の制限なく、過払い金請求の法律相談、貸金業者との交渉や訴訟を行うことができます。
多重債務のきっかけは、ちょっとした借金から始まります。

給与前に少しお金がたりなかったからカードローンを利用したり、自営業者が当月の売り上げが振るわなかったために生活費を借りるなどして、最初は3万円、5万円といった小額利用からスタートします。

定職や売り上げの見込みがある場合、すぐに返済できるため小額の利用なら問題ないような気がしますが、ちょっとした利用で怖いことは借金することに慣れてしまうことです。

確かに借金のすべてが悪いわけではありませんが、借金するなら低利のきちんとした事業者から借りるべきです。借りやすい借金は返しにくい借金です。

なので、ちまたの返済利率18%にのぼるカードローンの利用は悪いことだくらいに思う倫理観を失ってはいけません。ましてや闇金は絶対に利用してはいけません。

債務整理とは、借金を交渉や法的手続により減額したり、返済の義務を免除するなどして、借金のある生活を経済的に立て直すことをいいます。

 

債務整理に陥ることは望ましいとはいえませんが、経済的に苦しくなる事態は誰にでも起こりうる事態です。

借金などで生活が立ちゆかなくなった場合、債務整理により経済的生活を立て直し再出発することは、本人にとっても社会にとってもメリットがある大切なことです。

 

債務整理手続に関する正しい知識を身につけて、勇気をもって手続を進めることをお勧めします。