手が開かなくなる催眠術はなぜ起こる?
南裕の「手が固まる催眠術」を解説
そう聞くと、多くの方は、
「本当にそんなことが起こるの?」
「やらせではないの?」
「強い暗示にかかりやすい人だけの話では?」
と思うかもしれません。
けれど、催眠術の世界では、手が開かなくなる催眠術
はとても有名な現象のひとつです。
専門的には、これは カタレプシー
と呼ばれる催眠現象に近いものです。
カタレプシーとは、身体の一部が一定の姿勢を保ち、
動かしにくくなる状態を指します。
医学的な用語としてのカタレプシーは、
刺激への反応低下や不動姿勢の保持
などを含む言葉として説明されています。
ただし、ここで解説するのは
病的な意味でのカタレプシーではありません。
催眠術の中で一時的に起こる、
「手を開こうとしているのに、なぜか開きにくい」
という体験のことです。
【衝撃!催眠術体験】手が開かなくなる催眠術
は、俳優の桐谷健太さんのお気に入り動画として紹介され、
2022年4月15日にTBS『ラヴィット!』で取り上げられました。
このブログにも、桐谷健太さんが「笑えるもの」
としてヒプノディスクで手が開かなくなる動画を紹介し、
その流れで番組に生出演したことが記されています。
この「手が開かなくなる催眠術」の仕組みを、
できるだけわかりやすく、そして
少し専門的に解説していきます。
まず、催眠術とは何か?
催眠術というと、眠らされるもの、
意識を失うもの、操られるもの、
というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、現代的な心理学の定義では、
催眠は単なる睡眠ではありません。
アメリカ心理学会の関連部門では、
催眠を「注意が集中し、周辺への意識が低下し、
暗示への反応性が高まった意識状態」と説明しています。
つまり、催眠状態とは、
意識がなくなる状態ではなく、
むしろ一点に意識が集中している状態
です。
たとえば、映画に夢中になっている時。
好きな音楽を聴いて、時間を忘れている時。
スマホを見ていて、誰かに呼ばれても気づかない時。
このような時、人は軽い催眠状態に近い集中状態に入っています。
南裕「手が開かなくなる催眠術」でも、
最初からいきなり「あなたの手は開きません」
と言っているわけではありません。
まず、身体の感覚に意識を向けさせます。
次に、ヒプノディスクに意識を集中させます。
そして、意識が一点に集まったところで、
手に暗示を入れていきます。
この流れが、とても重要なのです。
手が開かなくなる催眠術の正体
手が開かなくなる催眠術は、簡単に言えば、
「手を開く」という普段なら当たり前にできる運動に、
暗示によって一時的なブレーキがかかる現象
です。
人間は通常、
「手を開こう」と思えば、手を開くことができます。
けれど催眠状態では、意識が一点に集中し、
暗示への反応性が高まっています。
その状態で、
「手が固まっている」
「もう自分の意思では開けない」
「開こうとすればするほど固まる」
という暗示が入ると、本人の中で、
開こうとする意識と開かないというイメージ
が同時に働きます。
すると、手を開くための動きが
スムーズに出にくくなります。
これは不思議な魔法というより、
意識・身体感覚・筋肉の緊張・期待・暗示が
重なって起こる心理身体反応
と考えるとわかりやすいです。
手が開かなくなる動画解説
南裕の動画では、いきなり「手が開かなくなります」
と言うのではなく、非常に自然な順番で催眠に入れていきます。
流れを分解すると、こうなります。
- 固く握り拳を作らせる
- 手のしびれや温かさを感じさせる
- 手を開くのではなく「緩める」ように誘導する
- ヒプノディスクに意識を集中させる
- 視線を握り拳に戻させる
- 「もう手が開かないでしょう」と暗示を入れる
- 手を下げ、血液が下がる感覚を利用して、さらに固まる感覚を強める
- 反対の手でもむことで解除する
ここに、南裕の技術があります。
単に言葉で命令しているのではありません。
身体の感覚を作り、意識を集中させ、
体験として納得できる流れを作っているのです。
1. 最初に「固く握る」ことで身体感覚を作っている
南裕は、まずこう誘導しています。
「左右どちらでも良いので、固く握り拳を作りましょう」
「硬く、硬く握り込んでください」
「だんだん手がしびれてきたでしょう」
この時点で、すでに催眠は始まっています。
なぜなら、人は強く握り拳を作ると、
実際に手に力が入り、血流や筋肉の感覚が変わります。
しばらく強く握ると、手がじんわりしたり、
しびれたような感覚が出たりします。
つまり、最初に、
実際に感じられる身体感覚
を作っているのです。
これは非常に大事です。
催眠術は、ただ「そう思いなさい」
と言っているだけではありません。
相手が実際に感じている感覚に言葉を重ねる
ことで、暗示が入りやすくなります。
たとえば、本当に手がしびれてきた時に、
「手がしびれてきたでしょう」
と言われると、聞いている側は、
「あ、本当だ」
「この人の言っていることは当たっている」
「今、自分の身体に変化が起きている」
と感じやすくなります。
これが、催眠における信頼の入口です。
2. 「開く」のではなく「緩める」と言っているのが上手い
南裕は、握った手に対して、
「手を開くのではなく、緩めてください」
と言っています。
ここが非常に重要です。
もしここで「手を開いてください」と言ってしまうと、
手は完全に開いてしまいます。
そうすると、あとから「手が開かない」
という暗示に入りにくくなります。
でも、南裕は「開く」のではなく
「緩める」と言っています。
つまり、手は完全には開かない。
でも、力は少し抜ける。
この中間状態を作っているのです。
この状態は、催眠術にとって非常に使いやすい状態です。
なぜなら、本人は、
「手は握っているような、緩んでいるような、不思議な状態」
を感じ始めるからです。
この曖昧な身体感覚が、次の暗示の土台になります。
3. ヒプノディスクで意識を一点に集中させている
次に南裕は、ヒプノディスクを見るように誘導しています。
「ヒプノディスクをじっと見ていると、
だんだん広がっていくように見えたり、
しぼんでいくように見えてきます」
「ヒプノディスクに意識が集中していきます」
「意識が吸い込まれていきます」
ヒプノディスクの役割は、
単なる雰囲気づくりではありません。
視線を一点に固定させることで、
外側への注意が減り、内側の感覚や暗示に反応
しやすくなります。
これは催眠誘導でよく使われる 凝視法
に近いものです。
実際、手が開かなくなる催眠術では、
爪や指先などをじっと見つめさせる凝視法
が使われることが多いものです。
南裕の場合は、爪ではなくヒプノディスクを使うことで、
より視覚的に面白く、動画としても体験しやすい形にしています。
ここが、YouTube動画としてバズりやすい理由です。
単なる言葉だけの催眠ではなく、
見ている人も一緒に体験できる。
画面越しでも参加できる。
そして、実際に手が開きにくくなる人が出る。
だから面白いのです。
4. 「意識が吸い込まれる」という言葉で、主体感が変わる
南裕は動画の中で、
「意識が吸い込まれていきます」
という表現を使っています。
この言葉も、とても催眠的です。
普通、人は、
「自分が見ている」
「自分が意識している」
「自分がコントロールしている」
と思っています。
ところが、
「意識が吸い込まれていく」
と言われると、感覚としては、
「自分が見ている」
から
「見ている対象に引き込まれていく」
に変わります。
この時、主体感が少し変化します。
自分が全部をコントロールしている感覚から、
何かに自然に導かれている感覚へと移っていくのです。
催眠術では、この「自分で頑張っている感じ」
が少し弱まることが大切です。
なぜなら、
「開こう、開こう」
「抵抗しよう」
「絶対に催眠にかからないぞ」
と思っている状態では、催眠は深まりにくいからです。
南裕の誘導では、
力で支配するのではなく、
自然に意識が流れていくように言葉が作られています。
ここに、南裕の技術があります。
5. 視線を手に戻した瞬間に暗示を入れている
ヒプノディスクに意識が集中したところで、
南裕はこう言います。
「それでは、あなたの握り拳に視線を移してください」
「もう手、開かないでしょう」
「あなたはもう自分の意思でその手を開くことができません」
ここが、催眠術の山場です。
まず、ヒプノディスクで意識を一点に集める。
次に、視線を手に戻す。
そして、手の感覚に暗示を結びつける。
この流れによって、
「集中」
「身体感覚」
「暗示」
がひとつに結びつきます。
この時、本人はすでに手のしびれや温かさ、
握った感覚を感じています。
そこに、
「もう開かないでしょう」
と言われると、本人の意識は自然に、
「本当に開くかな?」
「開かないかもしれない」
「なんか固まっている気がする」
という方向へ向かいます。
そして、手を開こうとした瞬間に、
逆に手の固さを確認してしまうのです。
6. 「開こうとすると開かない」が起こる理由
手が開かなくなる催眠術で面白いのは、
本人が「開こう」としているのに、開きにくくなるところです。
これは、意志がなくなったわけではありません。
むしろ、意識はあります。
本人も「開こう」と思っています。
でも、同時に、
「開かない」
「固まっている」
「自分の意思では開けない」
というイメージも強くなっています。
すると、手を開く動作が自然に出にくくなります。
たとえば、緊張している時に、
「失敗しないようにしよう」
と思えば思うほど、身体が固くなることがあります。
スピーチで、
「噛まないようにしよう」
と思えば思うほど、言葉が詰まることがあります。
スポーツでも、
「ミスしないように」
と思うと、逆に身体がぎこちなくなることがあります。
これと同じように、催眠術では、
「開こう」
とする意識と、
「開かない」
という暗示がぶつかることで、
手が固まったように感じられるのです。
7. 「血液が下がってくる」という暗示が体感を強める
手が開かなくなったあと、さらにこう誘導しています。
「そのまま固まった手を下に下ろして」
「握り拳に血液が下がってくるのを感じてください」
「あなたの血液があなたの握り拳をどんどん固めていきます」
ここも非常に上手いです。
手を下に下ろすと、実際に
手に重さを感じやすくなります。
血液が下がってくるというイメージも、
身体感覚として納得しやすい表現です。
人は、身体で感じられることを言葉にされると、
暗示を受け入れやすくなります。
「手が重い」
「血液が下がってくる」
「握り拳が固まっていく」
こうした言葉は、単なる空想ではなく、
実際の体感と結びつきやすいのです。
だから、手がさらに固まったように感じられます。
8. 催眠術は「信じ込ませる」より「体験させる」もの
ここで大事なのは、催眠術は単に相手を信じ込ませるものではないということです。
南先生の動画をよく見ると、
すべてが「体験」を通して進んでいます。
強く握る。
しびれを感じる。
温かさを感じる。
ヒプノディスクを見る。
意識が集中する。
手に視線を戻す。
開かない感覚を試す。
血液が下がる感覚を感じる。
つまり、頭で信じさせるのではなく、
身体で納得させているのです。
これが、南裕先生の催眠術の大きな特徴です。
催眠術は、言葉だけではありません。
声の調子、間、視線、身体感覚、集中、安心感、信頼感。
それらが全部合わさって、ひとつの体験になります。
9. 手が開かない催眠術は、催眠の基本が詰まっている
手が開かなくなる催眠術は、一見すると
単なるパフォーマンスに見えるかもしれません。
でも実は、催眠術の基本がたくさん詰まっています。
たとえば、
- 注意を一点に集中させる
- 身体感覚を利用する
- 実際に感じていることを言葉にする
- 暗示を段階的に入れる
- 相手に体験として納得させる
- 解除まで安全に行う
- 不思議さを楽しませる
これらは、催眠術を学ぶ上で
非常に大切な要素です。
だから多くの催眠術師は、最初に
「手が開かない催眠術」や「腕が固まる催眠術」
を学びます。
催眠術師向けの解説でも、
手が開かない催眠術は運動系の基本的な催眠
として扱われています。
10. 南裕先生の催眠術が怖くない理由
催眠術というと、
「操られる」
「意識を奪われる」
「危ない」
という印象を持つ方もいます。
でも、南先生の催眠術は、そういうものではありません。
動画の中でも、南先生は、
「この不思議な感覚を楽しんでくださいね」
「楽しむ余裕もあるはずです」
「この不思議な世界をしばらく楽しんでください」
と語りかけています。
ここが、とても南先生らしいところです。
恐怖で支配するのではなく、
不思議な体験を楽しませる。
強引に操るのではなく、
相手の中に起こる感覚を尊重する。
南先生の催眠術には、安心感があります。
そして、最後にはきちんと解除方法も伝えています。
「この状態を解く時は、反対の手でもんであげてください」
「もんだ途端に簡単に催眠術が解けます」
催眠術では、暗示を入れることだけでなく、
安全に催眠術を解除すること
も非常に大切です。
11. なぜ動画越しでも催眠が起こることがあるのか?
南裕の動画が面白いのは、対面ではなく
動画越しでも体験できる人がいることです。
なぜ動画でも手が開きにくくなるのでしょうか。
理由は、催眠が必ずしも
「目の前に催眠術師がいること」だけ
で起こるわけではないからです。
催眠で大切なのは、
- 注意が集中していること
- 言葉を受け取っていること
- 身体感覚に意識が向いていること
- その場の体験に参加していること
- 「起こるかもしれない」という期待があること
です。
動画でも、視聴者が真剣に参加すれば、
これらの条件がそろいます。
特に南先生の動画では、
「今ここで一緒に体験する」
という形で誘導が進むため、
視聴者も自然に参加しやすいのです。
12. 手が開かない人と開く人の違い
もちろん、全員が同じように
手が開かなくなるわけではありません。
催眠への反応には個人差があります。
すぐに手が開かなくなる人もいます。
少しだけ開きにくくなる人もいます。
まったく普通に開く人もいます。
これは、どちらが良い悪いという話ではありません。
催眠に反応しやすい人は、イメージ力が豊かだったり、
集中力が高かったり、身体感覚を感じるのが
上手だったりします。
逆に、
「絶対にかからないぞ」
「これは嘘だろう」
「開かないわけがない」
と強く分析しながら見ていると、
反応は出にくくなります。
催眠術は、負けることでも、
支配されることでもありません。
むしろ、
自分の心と身体がどれほど言葉や
イメージに反応しているかを知る体験
です。
13. 手が開かなくなる催眠術からわかる、言葉の力
この催眠術が教えてくれる一番大事なことは、
人間の身体は、言葉とイメージに反応する
ということです。
「手が固まる」
と言われて、本当に手が固まったように感じる。
「血液が下がってくる」
と言われて、手が重く感じる。
「開かない」
と言われて、開こうとしても開きにくくなる。
これは、日常生活でも起きています。
「自分には無理だ」
と思えば、身体は重くなります。
「失敗するかもしれない」
と思えば、緊張します。
「私はできる」
と思えば、姿勢が変わります。
「大丈夫」
と思えば、呼吸が深くなります。
催眠術とは、特別な場面だけのものではありません。
私たちは日常の中で、
自分に言葉をかけ、
その言葉に反応しながら生きています。
その意味で、催眠術は、
人の心と身体の仕組みを
目に見える形で教えてくれる技術
なのです。
14. 手が開かなくなる催眠術は、催眠の入口として最高の教材
南裕の手が開かなくなる動画は、ただ面白いだけではありません。
催眠術を学びたい人にとって、非常に大切な教材です。
なぜなら、短い動画の中に、
- 身体感覚の作り方
- 集中のさせ方
- 暗示の入れ方
- 体験の深め方
- 不思議さの楽しませ方
- 安全な解除
- 催眠術師としての落ち着いたあり方
が入っているからです。
催眠術は、言葉のテクニック
だけではありません。
催眠術師のあり方、安心感、信頼感、声の運び方、
間の取り方がとても大切です。
手が開かなくなる催眠術動画を見る時は、
「どんな言葉を言っているか」
だけでなく、
「どの順番で言っているか」
「どんな間で言っているか」
「どのタイミングで暗示を入れているか」
「相手にどんな体験をさせているか」
を見ていただくと、催眠術の理解が深まります。
15. 体験する時の注意点
この手が開かなくなる催眠術動画を体験する時は、
リラックスできる安全な場所で行ってください。
車の運転中、作業中、料理中、階段や浴室など、
注意力が必要な場面では行わないでください。
また、体調が悪い時、強い不安がある時、
パニックになりやすい時は、
無理に行わないでください。
手が開きにくくなった場合は、
南先生が動画内で説明しているように、
反対の手でもむことで解除できます。
催眠術は、怖がるものではありません。
しかし、安心できる環境で、
無理なく楽しむことが大切です。
まとめ
手が開かなくなる催眠術は、心と身体のつながりを体験する不思議な入口
南裕の「手が開かなくなる催眠術」は、
ただの不思議動画ではありません。
そこには、催眠術の基本が詰まっています。
手を固く握る。
身体感覚を感じる。
ヒプノディスクに集中する。
暗示を受け取る。
手が開かないという不思議な感覚を体験する。
そして、反対の手でもむことで解除する。
この一連の流れの中で、私たちは、
人間の意識が身体に影響を与えること
言葉が身体感覚を変えること
集中と暗示によって、不思議な体験が起こること
を実感できます。
催眠術は、人を操る怪しい技術ではありません。
本来は、
人間の心と身体の可能性を知るための技術です。
南裕は、その催眠術を、怖さではなく、
楽しさと安心感の中で伝えていました。
「手が開かなくなる」という不思議な体験を通して、
あなたもぜひ、心と身体の奥深い世界を感じてみてください。
そして、もっと詳しく催眠術のかけ方を学びたい方は、
南裕の動画を実際に見ながら、
声の使い方、間の取り方、暗示の入れ方を
観察してみてください。
南裕の催眠術は、見れば見るほど、
ただのテクニックではなく、
安心と信頼の場づくりであることがわかります。
▶︎▶︎催眠術のかけ方動画を見てみる。
この記事を書いた人
南裕先生の妻で弟子で継承者
ワンネス催眠術スクール主宰 南 美佐子









































