私がムラで
星組公演を見たのは2月13日（木）午後3時公演。
座席は2階席最前列の、少しだけ上手。
ムラの2階席は、1階席も少し見えるので、客席降りがあっても安心です
東京のチケットも持っていますが、ちゃんと行けるかな。行けるといいな。
まずはお芝居『眩耀の谷～舞い降りた新星～』
中国系というかアジア系が苦手な私です。基本的に直感でスイっと入るものばかりに接しているせいか、見慣れない漢字がいっぱい並ぶと脳みそがフリーズしちゃうんですね
なので、あらすじはそこそこに、でも宝塚だから最終的に全部わかっちゃうのよ！ね！という軽い気持ちで臨みました。
案の定、最初の頃は「人間関係が掴めないの・・・」とか思っていましたが、
せおっち（瀬央ゆりあ）が出てくると場がパーッと明るくなるし、
くらっち（有沙瞳）の語りはとてもスムーズに入ってくるし、
ラスプーチンはるこ（音波みのり）は妖しくて美しいし、
ゆりちゃん（水乃ゆり）も存在感めちゃめちゃ発揮してて麗しいし、、、
星組にやってきたあかちゃん（綺城ひか理）は、そのスタイリッシュさ、華やかさ、優美さが際立ってて、ものすごく目を惹きました
で、これまた優雅さが際立ちまくっていたのが愛ちゃん（愛月ひかる）
宙組にいる時は、愛ちゃんは個性の強い役が多かったせいもあって、優美だけど涼しい空気みたいなものを特別感じたことはなかったんですが、
星組に入るとどこかスッとしてて・・・でも、全ツの時にはそこまで思わなかったかな。なぜか今回、どこかほんのり涼やかで、格別に優雅な空気を感じました
ま、とにかく猛烈に美しすぎです
ロビーに掲げられたスチール写真も本当に完璧な美ってくらい麗しくて、ものすごい存在感があって、
ああ、あのどこか頼りなくてでもかわいかった愛ちゃんがこんなにも大人になったんだなぁ・・・なんて思ったりするわけですが、
そうは言ってもスチール写真の順番が真ん中あたりなことに軽く衝撃。
意外と学年が上じゃない。。。
もはや凄い貫録なのに。ビックリ。
今回は、
一生懸命で、真っ直ぐで、そしてみんなを引っ張る立場に置かれてしまったけれど、置かれた立場を全うしようとする礼真の姿がお披露目全開。
まだ可愛らしさもあることちゃん（礼真琴）を応援する気持ちと、戸惑いながらもどうにかしたいと必死な礼真を応援する気持ちが合致する心地良さがありました。
ひっとん（舞空瞳）はもう！ひたすら！かわいいし！！
そして、とにかくとってもお似合い
せおっちがどういう存在なのかは、途中で何となく「あれ？」と察し始めましたが、くらっちがどういう存在なのかは、最後にことちゃんとひっとんが並んで登場した時にやっとわかりました。
で、そこまでは
「わー！みんな素敵！」
「わー、頑張れ！」
「ああ、ツラい」という感じで見ていたのですが、
とにかく最後に泣けてしまいました
戦うことで仲間を失う可能性があるなら決して戦わず、
やつらが欲しがるものは、仲間より大切なものではない。
どうぞやつらにくれてやれ。
自分たちはそこからそっと立ち去って・・・
そこまででも私の考え方に非常にフィットするものがあり感動していたのですが、
最後の最後。
その後やつらがどうしたか、幸せになったか不幸になったか、どう過ごしているかなんて知る必要がない。
私たちは幸せです。
その姿勢を見せてくれたことが、
謝珠栄先生！そうですよね！私もそう思います！こんな素晴らしい形にしてくれて本当にありがとうございます！という気持ちでした。
いつだってそうありたい。
でも、つい、もう考える必要のない相手のことを「どうしてるだろう」なんて思ってしまい、思った自分を小さいなと思ったりすることもあるんですが。
けど、このラストで描かれたその考え方が、とにかく大好きで、理想的で、拍手もので、最高でした。
東京では2回観劇の予定。
落ち着いた気持ちで、もう一度この世界に出会えるといいな。