先日、
スキンケアグループページで
アドバイスをさせていただいたのですが
その中でひとつ
どうしても知っておいていただきたいことがあるんです。
今まで、数えきれない人の肌を見てきたし
カウンセリングもしてきましたけど
普通肌
乾燥肌
脂性肌
敏感肌
っていう区分の
乾燥肌と敏感肌の方たちって
だいたい、ケアが間違ってます。
ケアが間違っているだけなので
「自称」です。
そして、
美容部員もエステティシャンも
ほとんどの場合、
「自称」になっていることに気づけないのが実情です。
結論からいうと
全員本当は、「普通肌」だからです。
もともとの肌質が「乾燥」っていう人は
案外少ないのですね。
これは、
どの肌質の人にも言えることなんだけど
皮脂が出やすい状態が普通の人
皮脂が出にくい状態が普通の人
というのが本当のところで
全員、
自分の肌が「ふつう」なんですよ。
生まれた瞬間からアトピー気味のお肌だったり
何かしらの肌トラブルがあったとしても
その後、
適切なケア、最適なケアを見つけることができたら
誰だって本当は「ふつう」の肌なんです。
ただ、特長があるだけ。
乾燥肌と言われがちな肌の特長としては
キメが細かく毛穴が小さい。
皮膚が薄くて透明感がある。
という特長があって
もともとの毛穴が小さいのだから
毛穴に付属されている皮脂腺という
皮脂を出すところも小さいのが当たり前で
皮脂腺が小さいのだから
皮脂が少ないのは当たり前で
皮脂は少ない分
肌表面はべたべたしていなくてサラサラしていたり
皮脂が少ない分、
風に長時間さらされたりすると肌の水分が奪われやすかったり
「洗顔は石鹸で必ず朝晩するもの」とかって思い込みで
肌を洗いすぎて、
もともと薄い角層を必要以上に洗って薄くしてしまったら
そりゃあ
油分が少ないね！
肌にうるおいが足りないね！
皮膚が薄くなってるね！
あなた、乾燥肌だね！
ってなりますね。
ただ、
そういう特長がある肌なだけ
なので、
その特徴に合った
最適なスキンケア方法でケアしてあげると
キメが細かくて透明感のある「普通肌」になれるんですよ。
その人の肌のもともとの特長を無視して
あれやこれやいろんな成分をつけまくったり
その人の肌のもともとの特長を無視して
コシゴシしたりたたいたり
あれやこれや流しすぎたりすると
誰でも簡単に「敏感肌」を「つくる」ことができます。
敏感肌ってだいたいつくれるからね。
本当に敏感な肌の場合
肌の生まれ変わるサイクルが早すぎる肌
（アトピーのお肌質は、お肌の細胞の生まれ変わりが早すぎるので
まだ赤ちゃんの細胞のまま表面に来ているから敏感なのです。）
だったり
もともとお肌に合わない成分が多かったり
物理的な刺激にものすごく弱かったり。
そんな特長がありますが
それでも、
そのお肌の特長に合わせたケアをしてあげれば普通肌を目指せます。
私の場合、間違ったケアをしすぎたせいで
その時使った成分の抗体ができてしまった関係で
使えない成分が多い、敏感肌と区分されがちな肌です。
しかし
使えない成分を自覚して、
それを避ければ
普通肌と変わらず過ごせます。
あと、
タオルで顔を拭くと痛いと感じるくらい
感覚が過敏なので（だからティッシュで押さえているんですけど）
物理的な刺激にはとても弱い
敏感肌と区分されがちな肌ですが
物理的な刺激に弱いことを自覚して避けていれば
やっぱり普通肌として過ごせるわけです。
こんなふうにね
単純に
あ～乾燥肌だね。
じゃ、保湿多めにしてね～とか
あ～敏感肌だね、
じゃあ敏感肌用使ってね～とか
、、、、
そういうことじゃないのですよ！
笑
ちなみに
脂性肌と区分されがちなお肌の特長としては
もともとお肌のキメも大き目で
毛穴も大き目。
だから皮脂腺も大き目。
※わかりやすいのだと、北海道の人と沖縄の人のお肌の違い。
（注：どちらがいいってことではないです。）
だから皮脂をしっかり出すことができて
シワになりにくく、
その代わり、
皮脂が紫外線を浴びると
シミにはなりやすいから丁寧な洗顔をしてあげる必要があることと
皮脂が多い分、
肌表面の角質が洗顔などで剝れにくく
角質が厚くなりやすいので
ごわごわしたり、硬くなったりしやすいという特長があります。
でも、
これに対しても特徴を知って
適切なケアをしてあげれば
なめらかでツヤのある普通肌
になりますからね！
