～ 最終戦 ～ クローンミート・サバイバルマッチ２２

『本当にどちらのチームが勝つか分からなくなってしまいました！！　 しかし、この最終戦で決まる訳です！！』
『両者の過去の試合を見たボクちゃんから言わせると、ザ・ガンリキよりデンジャラスＤの方が強そうな印象ですぅ～！！』
『デンジャラスＤの試合はタッグでしたからね、しかも非公式な試合でした！　モラスさんは、デンジャラスＤ推しですが・・・　私はザ・ガンリキは、まだ真の実力を見せていないような気がします！』
『ザ・ガンリキの試合は、電流爆破のデスマッチでしたもんねぇ～　やはり、比較するのは難しいですぅ～！』
デンジャラスＤ 「ベヘボマァ～！！」
『デンジャラスＤが、ハンマースルー！！』
『バイィ～～～ン！！』
ザ・ガンリキ 「このヒョロヒョロ注射器野郎め！　瞬殺だピョン！！　“ドリル・アホー・スパーク”！！！！」
『ギュルルルルルルル・・・・！！！！』
『ザ・ガンリキ、頭を回転させて突っ込んだぁ～っ！！』
デンジャラスＤ 「ディイイイイイヤ！！」
『ドカッ！！』
『デンジャラスＤ、逃げずにカウンターの“低空スピンキック”！！』
『ズデッ！！』
ザ・ガンリキ 「痛ぁ～！！」
『足元に決まり、ザ・ガンリキは、巨大な顔面から落ちてしまいましたぁ～！！』
ザ・ガンリキ 「無策に突っ込んでどうする！？」
ザ・ガンリキ 「また、試合の時だけ話をするぅ～　普段も会話しろピョン！！」
『いきなり、内輪もめ、いや仲間割れ、いやいや独り言ですぅ～！！』
デンジャラスＤ 「隙だらけ！！　ディイイイイイヤ！！」
『ガシィィィ！！』
『デンジャラスＤのジャンピング･ハイキックが決まりました！！』
『後頭部に入りましたよぉ～！！』
ザ・ガンリキ 「ウゲ？　金属のこの頭には全く効かないピョン！！」
デンジャラスＤ 「ぐわわわ・・・」
ザ・ガンリキ 「いててて・・・」
『蹴ったデンジャラスＤの方が痛がっています！！　よりによって金属部を蹴ってしまうとは～っ！！』
『あれぇ～？　ドリル頭の方も痛がってますよぉ～！！』
デンジャラスＤ 「くそぉ・・・　第１薬調合！！」
『デンジャラスＤ、離れて距離を置きます！！　左肩の注射器内で液体の色が変化しています！！』
『黄緑色から銀色に変わってますぅ～！！』
デンジャラスＤ 「“メタルミンＳ”完成！！　第１薬投与！」
『ブシュ～ッ！！』
デンジャラスＤ 「ヘベボマァ～！」
『デンジャラスＤが左肩の注射器を右の脛に刺したぁ～！！』
『デンジャラスＤが雄叫びをあげましたよぉ～！　右脚の膝下が銀色に変色していますぅ～！！』
『コレは洞窟で見せた体の一部を金属化させてしまう薬ですねぇ～！？』
デンジャラスＤ 「ディイイイイイヤ！！」
『ドスッ！！』
『デンジャラスＤ、超重量級のザ・ガンリキを“ボディースラム”！！』
『良く持ち上げましたぁ～！！』
デンジャラスＤ 「ディイイイイイヤ！！」
『ドカッ！！！』
ザ・ガンリキ 「ウゲ～ッ！！！」
『ザ・ガンリキの背中を強烈な“サッカーボールキック”で蹴り上げます！！』
『いやいや、これは硬い金属で殴った様なモノぉ・・・　“ボウリングボールキック”ってとこでしょうかぁ・・・』
ザ・ガンリキ 「いやいや、そりゃ違うような気がするピョン！！」
『あぁ～っと！！　ザ・ガンリキにはあまり効いていないようです！！』
デンジャラスＤ 「ディイイイイイヤ！！」
『ダダダダ・・・　ガツッ！！！』
ザ・ガンリキ 「プア～ッ！！！」
『今度は“デンジャラス・キック”！！　ランニングしての顔面“サッカーボールキック”です！！』
『今度は効いてますぅ～！！　鼻血出てますぅ～！！』
デンジャラスＤ 「死ねぇ～っ！！」
『ガッ！！　ガッ！！　ガッ！！　ガッ！！　・・・』
『立ち上がったところに金属の脚で“ステップキック”の嵐ですぅ～！！』
『金属のドリルヘッドがベコベコになるんじゃないですかぁ～！？』
ザ・ガンリキ 「プププ～ッ！！！」
デンジャラスＤ 「ディイイイイイヤ！！」
『ズバッ！！！』
ザ・ガンリキ 「ウッ！　サギッ！！」
『フラフラしているところに“浴びせ蹴り”～！！　大きなザ・ガンリキがぶっ飛びましたよぉ～！！』
ザ・ガンリキ 「いててて・・・」
ザ・ガンリキ 「グォ～ッ！！　ちょっと待てピョン！！　蹴りばっかり使いおってからにぃ～！！」
『ザ・ガンリキが怒ってますぅ～！！』
ミート・ナットウ 「どうやら第１薬で倒してしまいそうだな～！」
ミート・パイ 「決勝のリングまで秘密にしておこうと思ったが、仕方ない・・・　ザ・ガンリキよ、解禁だ！！　思う存分暴れるが良い！！」
ミート・ナットウ 「！？」
ザ・ガンリキ 「解禁！？　ラッキー！！」
デンジャラスＤ 「ディイイイイイヤ！！」
『ガシッ！！』
『あぁ～っと！！　ザ・ガンリキ、デンジャラスＤの“ミドルキック”をキャッチしましたぁ～っ！！』
ザ・ガンリキ 「チャァァァ～～～ンス！！」
『ズダダン！！！！』
デンジャラスＤ 「な・・・　ブホッ！！」
『何だ今の“フロント・スープレックス”はぁ～っ！？　スピード、パワー共に最高級！！　申し分ありません！！』
『デンジャラスＤ、効いてるようですよぉ～！！　立ち上がれません～！！』
ミート・パイ 「ザ・ガンリキは、“スープレックス・モンスター”の異名を持つ、投げ技の達人！！　技チームの象徴なのだ！！」
『な、なんと～！！　ミート・パイの発言が本当なら、オブライトＶＳ川田戦みたいなもんじゃないですかぁ～！！』
ザ・ガンリキ 「解禁、解禁！！　俺様は、“スープレックス・モンスター”、ザ・ガンリキぴょん！！」
『テンションの低いドリル頭が、明るくハイテンションですぅ～！！』
『私達はザ・ガンリキに騙されていたんですねぇ～！？』
ザ・ガンリキ 「人呼んでニヒルな詐欺師のザ・ガンリキぴょん！！」
デンジャラスＤ 「なにくそぉ～！！」
『デンジャラスＤが立ち上がります！！』
ザ・ガンリキ 「全国のバニーガールのアイドル、ザ・ガンリキぴょん！！」
ザ・ガンリキ 「今まで、封印ってことで兎顔に任せていたが、俺様が主導権を握らせてもらうぜ！！」
『ガッ！！』
『ザ・ガンリキ、早い！！　バックを取りましたぁ～！！』
『ドボッ！！！！』
『ガシャ～～～ン！！！』
デンジャラスＤ 「ブヘッ！！」
『“ジャーマン”です！！　“ジャーマン・スープレックス”で後方に叩きつけましたぁ～っ！！』
『高角度ですぅ～！！　肩口の注射器が破損してしまいましたぁ～！！』
『デンジャラスＤ、辛うじて受身を取りましたが、左肩を負傷～っ！！』　
『良く考えたら、デンジャラスＤは“ジャーマン・スープレックス”に滅茶苦茶弱いですねぇ～！！　注射器が破壊されそうですぅ～！！』
ミート・ナットウ 「くぅ・・・　本来なら第２薬目を調合するハズだったのに・・・　早く“ルフィニナルＧ”を調合していれば・・・」
ミート・パイ 「注射器、１本使用、１本大破、残りは顔を入れて３本か！？　ザ・ガンリキよ！　一気に注射器を壊してしまえ！！」
ザ・ガンリキ 「イエッサー！！　必殺の“フルネルソン・スープレックス”で３本まとめてぶっ壊してやる！！」
ザ・ガンリキ 「ドリルヘッドが燃えてるピョン！！」
『バッ！！』
『“殺人ジャーマン”のダメージが抜けきらないデンジャラスＤの背後を取り、フルネルソンに決めてしまいましたぁ～っ！！』
『うぉおぉぉ～っ！！』
ミート・パイ 「もらったな！！」
ミート・ナットウ 「それを喰らったらオシマイだぁ～！！」
『バキッ！！！』
『あぁっ～と！！　デンジャラスＤ、フルネルソンを外して“オーバーヘッド・キック”をザ・ガンリキの顔面に叩き込んだぁ～！！』
ザ・ガンリキ 「ウピョ～ッ！！」
ザ・ガンリキ 「ダメだピョン！！」
ミート・ナットウ 「距離を取って、次の薬を作るんだ～！！」
『指示に従って距離を取ります、デンジャラスＤ！！　しかし、ザ・ガンリキも黙って見ていません！！』
ザ・ガンリキ 「とにかく、兎に角、ウサギにツノで兎に角！　なんちゃってぇ～！！　“ドリルヘッド”・オン！！！！」
ザ・ガンリキ 「待て、回すなぁ～～～っ！！　投げさせろぉおぉおぉ～～～！！」
『ギュルルルル・・・！！！』
ザ・ガンリキ 「“ドリル・アホー・スパイク”！！！！」
『ズガァアァ～ッ！！』
『あぁ～っと！！　ドリルで突っ込んで右肩の注射器を破壊～っ！！』
『デンジャラスＤ、何で逃げなかったんでしょぅ～！？　薬の調合に集中してるんでしょうかぁ～！？』
ミート・パイ 「注射器、後２本！！」
ミート・ナットウ 「どうした、デンジャラスＤ！？　一度作っている“ルフィニナルＧ”なら、直ぐに作れるだろう～！？」
ザ・ガンリキ 「ニンジンさんみたいなその赤い顔を粉々にしてやるピョ～ン！！　“マッドマックス・アタック”！！！！」
『ブロロロォ～ッ！！！』
『ガシャ～～～ン！！！』
『ザ・ガンリキ、一直線に飛んで“ボディーアタック”！！　ついにデンジャラスＤの顔面を破壊してしまいましたぁ～っ！！』
『こ、これは、バイクマンの技ですぅ～！！』
ザ・ガンリキ 「よくぞ、ご存知で・・・　ちなみにザ・ガンリキ版マッドマックス・アタックは、オナラが推進力ピョン！！」
『ボタボタボタ・・・』
『ジュ～～～ッ！！』
『顔面から赤い液がこぼれ落ち、マットを溶かしていますぅ～！！』
ザ・ガンリキ 「顔面の注射器は猛毒だったのかぁ～！？　デンジャラス、デンジャラス！！　人参だと思って食べなくて良かったぁ～！」
『戦闘不能のデンジャラスＤ、ここまでかぁ～！？』
デンジャラスＤ 「第２薬調合！！」』
『いやいや、デンジャラスＤ、右肩の残った注射器内で液体の色が変化しています！！』
ザ・ガンリキ 「顔ないのにどこで喋ってるピョン！？」
ミート・ナットウ 「デンジャラスＤの注射器は、１本１本が超人薬剤師！！　つまり、デンジャラスＤは、５人の薬剤師が宿る５つ首超人なのだ！！」
『今度は黄緑色からオレンジに変わってますぅ～！！』
デンジャラスＤ 「“ヒトディノンＲ”完成！！　第２薬投与！！」
『ブシュ～ッ！！』
『色の変わった肩の注射器を押しました！！』
『全身がオレンジに変わりましたぁ～！！　いや、右脚は銀色のままですねぇ～！！』
ザ・ガンリキ 「じゃあ、残りの顔もぶっ壊してやるピョン！！」
『ドドドドド・・・』
『ザ・ガンリキ、ロープへ飛びました～！！』
デンジャラスＤ 「Ｄｒ.メディスン、Ｄｒ.ドラッグマン、Ｄｒ.カプセル、そしてＤｒ.デンジャラスよ、甦れ！！」
『ゴワゴワゴワ・・・』
『バイ～～～ン！！』
『デンジャラスＤの壊れた注射器が治っています！！』
『コレって、ヒトディノンの“リジェネレーション”じゃないですかぁ～！？　完全復活ですぅ～！！』
ザ・ガンリキ 「何だとぉ～！？」
『バシィッ！！！』
ザ・ガンリキ 「ウギャ～ッ！！」
『デンジャラスＤのカウンター逆水平が決まった～っ！！』
『ザ・ガンリキの胸元・・・　って言うかウサギの目に突き刺さりましたぁ～！！　効いてますよぉ～！！』
ミート・ナットウ 「でかしたぞ、Ｄｒ.ケミスト！！　爆発で飛んできたヒトディノンの破片から再生のメカニズムを解読し、それを精製してしまうとは！！　しかも、生命体ではない所まで再生できるようにしてしまうとは！！」
ザ・ガンリキ 「俺様のフルネルソンで５本とも同時にぶち壊してくれる！！」
『ザ・ガンリキ、立ち上がりましたぁ～！！』
『もぉ～　どっちが勝つか分かんないですぅ～！！』

クローンミート・サバイバルマッチ２３に続く！？
７月２５日更新予定！？
毎度言い鱒が、こんなストーリーも考えられるなぁ～
程度でお楽しみくだ犀・・・