ジョセツ鬼 「ドドドドド・・・!!
『サッ!!』
『ゴングいきなりのジョセツ鬼の突進!! しかし、キン肉アタルにあっさりかわされました!!』
『実況しやすいので、ソルジャーって呼びませんかぁ~!?』
『そうですね、ソルジャーと呼ばせていただきましょう!!』
キン肉アタル 「そりゃ~っ!! “背転・田楽刺し”!!!!」
『クルッ!! ガシィ!!!

『ソルジャー、チームメイト、ザ・ニンジャの“背転・田楽刺し”を披露!!』
キン肉アタル 「そりゃ~っ!! “ベルリンの赤い雨”!!!!」
ズザッ!!!

『今度はブロッケンJr.の“ベルリンの赤い雨”が炸裂!!』
キン肉アタル 「そりゃ~っ!! “バッファロー・ハンマー”!!!!」
ガッ!!!

『カチ上げ気味に放った“バッファロー・ハンマー”でジョセツ鬼が宙に舞う~っ!!』
キン肉アタル 「そりゃ~っ!! “超人稲綱落とし”!!!!」
ズガッ!!!

ジョセツ鬼 「ドドドドド・・・!?」
『シメは、アシュラマンの“稲綱落とし”~!!』
『見事な“超人血盟軍コンボ”ですぅ~!!』
ザ・ライオンゴロシ 「強力の神には、少々荷が重すぎるかな!?」
ジョセツ鬼 「な、なんだと!! 今に見ていろ!! さぁ、ナパーム・ストレッチでもマッスル・スパークでも掛けてみろ!! 弾き飛ばしてやる!!」
ミート・コンドリア 「コレはチャンスじゃないか!? よし、俺様も力を貸すぜ!!」
『グニュ~~~ン!! ズブズブズブ・・・』

『あぁ~っと!! ミート・コンドリアがジョセツ鬼に入ったぁ~!!』
ザ・ライオンゴロシ 「やはり、複数取り憑けるようだな・・・」
ジョセツ鬼 「どうした他の邪悪の神よ! チャンスだぞ!! 我々の脅威は、他の超人の神々にあらず・・・ キン肉族、そしてキン肉族の生み出したフィニッシュホールドであったではないかぁ~!!」
ミート・ナットウ 「そうよの、『キン肉族王家から悪行超人を改心させる奇跡の力を持った超人が誕生する!』 との予言を元に、キン肉王家は代々、超人の神々の力に守られ続けてきた、我々とて直接の抹殺は全くもってできなかった・・・」
ザ・ライオンゴロシ 「しかし、黙って見過ごしていた訳ではない! キン肉星の他の部族に無益な争いを挑ませたり、キン肉王家以外のキン肉星人を貧困に貶めてやったりしていたのだ!」
ミート・パイ 「まぁ、キン肉星人からしたら、我々“邪悪の神”は“貧乏神”だろうな・・・」
ジョセツ鬼 「『第58代目のキン肉大王の力が偉大である』との予言を入手した我々は、特にキン肉真弓の息子には幼い頃から注意して監視した。 サタン様の手法を真似、あの手この手で幼きキン肉アタルに誘惑の誘いを施し、ついに15歳の時にキン肉王家から家出させることに成功した・・・ つまり、キン肉アタルをグレさせ家出させた張本人は俺様なのだ。」
『なんか、とてつもないことを抜かしてますぅ~!!』
キン肉アタル 「・・・・・」
『ソルジャーもショックを受けてか、身動き一つしません!!』
ジョセツ鬼 「驚いているのか!? ならば全て教えてやろうお前の人生の謎をな!! ・・・キン肉王家の超人では直接攻撃できなかったが、『王家を出てしまったら憑依して操ることも可能なはず』との知性の神、お前の言った言葉を信じて、俺様はキン肉アタルに憑依した。 憑依して意のままに操りキン肉族を滅亡させるはずだった・・・」
ザ・ライオンゴロシ 「あぁ、確か・・・ フィニッシュホールドの壁画を破壊させようとしたが、憑依は失敗したっけなぁ~」
ジョセツ鬼 「キン肉大神殿の中に入りフィニッシュホールドの壁画を見たとたん憑依した拒絶反応なのか、業火の中に身を投じたごとく燃えるような熱さを感じ、俺様は離脱せざるを得なかった。 このことが原因で俺様は多大な超人パワーを奪われてしまった・・・」
『あぁ~っと!! “業火のクソ力”のパワーの源は残虐の神の力だったのかぁ~!?』
『だから超人DATAでは、1億パワーって表示されたこともあったのかぁ~ いやいや嘘臭いですぅ~!!』
ミート・ナットウ 「フィニッシュホールドの壁画は、キン肉族の生み出したフィニッシュホールドと言うより、キン肉族が今は亡き“戦いの神”から授かった3つの技を記録した岩盤・・・」
ジョセツ鬼 「古くから創られていたキン肉族に執拗に接触を持つ“戦いの神”と“平和の神”は、2人力を合わせれば“悪の神”サタン様に匹敵する強さを持っていた。 我々邪悪の神々の正に“目の上のタンコブ”だった。 この“タンコブ”は、サタン様の策略で同志討ちを行わせることで葬り去ることができたが、この岩盤があることを我々は気付かなかった。」
ミート・ナットウ 「超人の神々の封印によって我々邪悪の神が目にすることは最近までできなかったのだ・・・」
ミート・パイ 「存在を知り、破壊工作をしようとして驚いた。 “記録の神”の力によって当時実現不可能な動画の記録が施されていたのだ。 つまり彫刻が動いていたのだ・・・ ダミーの映像も混ぜてなぁ~」
ジョセツ鬼 「“戦いの神”と“平和の神”がいなくなったことで、力が半減した超人の神、秩序の神々はキン肉族全体を守れなくなった。 キン肉王族ぐらいを守るのがやっとの状態になったのだ。 しかし、当初キン肉族に王はおらず、キン肉族の王は格闘技で決めることとなった。 何万年もの間、強い者が王だった訳だ。」
ザ・ライオンゴロシ 「王座はコロコロ代わり、そこに血の系譜はなかった。 今の第58代と言う大王の系譜も同じ一族だけの継承番号にすぎん。 更に言うと58代も継承できた一族は今までいなかった。」
ジョセツ鬼 「王族が敗退し、新しい一族が王族となる時、神々の意識にも隙が生じる。 このドサクサに紛れフィニッシュホールドの壁画破壊工作を行ったのが知性の神と技の神だった。」
ザ・ライオンゴロシ 「しかし、虚を突いたとは言え破壊することはできなかった。 なんとか技を見ることと“記録の神”の力を断ち切る事はできたが・・・」
ジョセツ鬼 「俺様がキン肉アタルの体に憑依して見た時も壁画は動いてはいなかった。 誰が見ても訳わからんであろうと思われる組み手の形が3つ彫ってあるだけだった。」
『だから、フェニックスとゼブラが三大奥義を使えたんですねぇ~!!』
『う、嘘臭いですぅ~!! 信じたくないですぅ~!!』





 
クローンミート・サバイバルマッチ12に続く!?
28日(昼)更新予定!!
毎度言い鱒が、こんなストーリーも考えられるなぁ~
程度でお楽しみくだ犀・・・