ザ・ハニーハント 「さぁ、地獄に行ってくるがいい!!」
『リング上に黄金の蜘蛛の巣を作ったザ・ハニーハント、呑乱飢胃にかけていたアイアン・クローをといて解放しました~っ!!』
センタッキー大佐 「ん!? 蜘蛛の巣には投げないのか!?」
ミート・コンドリア 「なんだ、お前も知らないのか? ザ・ニンジャの蜘蛛糸縛りとは違う様だな?」
『よく見たら、呑乱飢胃の顔面には蜂蜜が塗られてますよぉ~!?』
呑乱飢胃 「うぉ!? なんじゃ!? なんでこんな所に乃木坂~!!」
『バイィィィ~ン!!』

『あぁ~っと!! 解放されたはずの呑乱飢胃! 自ら蜘蛛の巣に飛び込んだぁ~っ!!』
ザ・ハニーハント 「ウガッハハハ!! 悪魔霊術によって最愛の異性が巣の中に見えるのだ!!」
『そ、それって、まさしくハニートラップですぅ~!!』
呑乱飢胃 「なんじゃ? なんじゃ? エロいのぉ~ 乃木坂!!」
『ネチョ!! ネチョ!!』
呑乱飢胃 「うへへへへ・・・」

『何と言うことでしょう!? 呑乱飢胃、自ら蜘蛛の巣に絡み付いていきます!!』
オオゼニー 「コイツ、何を想像してるんだぁ!?」
ザ・ハニーハント 「ウガッハハハ!! ザ・ニンジャの蜘蛛糸縛りは、単に相手の体を引き裂く技だが、俺様の蜘蛛糸縛りは相手のパワーを奪う高等技!! そうらミイラにしてくれるわ!! “超吸収超人パワー”!!」
ガキッ!! ズブズブズブ・・・

『またしても左手によるアイアン・クローですぅ~!!』
『リング上に広げていた蜂蜜状の蜘蛛の巣が徐々にザ・ハニーハントの左腕の巣に収納されていきます!!』
呑乱飢胃 「うぎゃぁぁぁ~っ!!!!」
『うげ~っ!! 蜂蜜まみれになっていた呑乱飢胃が激痩せですぅ~!!』

『蜂蜜は呑乱飢胃の体を経由して吸い取られていますが、呑乱飢胃のミイラ化も進んでいます!』
センタッキー大佐 「アイアン・クローで超人パワーを奪うだとぉ!?」
ザ・ハニーハント 「ウガッハハハ!! お前の超人パワーは俺様の蜂蜜に溶け込んでしまったのだ!!」

オオゼニー 「よし、フィニッシュだ!!」
ザ・ハニーハント 「死ねい! “ロイヤル・ゼリー・ストレッチ”!!」
ガキッ!!!!

『ザ・ハニーハントが呑乱飢胃をつかまえてロープ際で回転!!』
『この技は、キン肉マンの“超人絞殺刑”ですかぁ~!? いや、ちょっと違うようですぅ・・・』
ミート・ナットウ 「タランチュラ・・・ お前は蜂を捕まえる蜘蛛の様だな・・・」
『重量級のザ・ハニーハントの体でロープがきしみ、呑乱飢胃の手脚を締め上げます!!』
バキボキバキッ!!!!

『うわぁ~っと!! ミイラ化した呑乱飢胃、簡単に手脚を折られてしまったぁ~!!!!』
ザ・ハニーハント 「フン!!」
『ご、ゴングですね・・・』
『ちょ、ちょっと待ってください!! 呑乱飢胃、動いた~!! KOされていません!!』
呑乱飢胃 「た、タッチだ!」
『パシッ!!』

『こ、根性です!! ガリガリに痩せこけ、手脚の折れた呑乱飢胃、根性で瓢箪を使ってザ・フウリキにタッチしました!!』
『このタッチは認められるんでしょうかぁ?』

ザ・フウリキ 「あたりまえじゃい!! 超人格闘技では、凶器も体の一部なんじゃ!! 」
『ザ・フウリキが行ったぁ~!!』
ドスドスドス・・・!!!!
『ザ・フウリキ、つっぱりで猛突進ですぅ~!!』
『ザ・ハニーハントをコーナーまで押しやってしまいました!!』
『凄いパワーですぅ~!!』
ザ・ハニーハント 「ちぃ!! 貴様の超人パワーも蜂蜜罠で吸い取ってやる!!」
ザ・フウリキ 「あぁっとそれは無理! なにせ私は異性に興味ないから~っ!!」
ザ・ハニーハント 「何ぃ!?」
ザ・フウリキ 「わ・た・く・し・は、ザ・ガンリキ、LOVEよぉ~!! ひ・と・す・じ・なのぉ~!!」
ザ・ハニーハント 「おぇ~」
『パシッ』

『あぁ~っと!! ザ・フウリキのカミングアウトです!! たまらずザ・ハニーハントが逃げ出してエフ・ファイブにタッチです!!』
エフ・ファイブ 「ふざけやがって!!」
ピカーッ!!
呑乱飢胃 「うほほ・・・ 酒じゃ!!」

『ミイラじゃないですぅ~!!』
『タッチをしてリング下に転がり落ちた呑乱飢胃が復活です!!』
センタッキー大佐 「呑乱飢胃~っ!!」
オオゼニー 「な、何故に~!?」
呑乱飢胃 「うほほ・・・ ワシの超人パワー=酒じゃ!! 蜂蜜酒は人類最古の酒と呼ばれる!! ワシの瓢箪に入った蜂蜜が発酵して蜂蜜酒となり、ワシの超人パワーとなったのだ~!!」

センタッキー大佐 「しかし・・・」
呑乱飢胃 「そう、骨折は回復できておらん・・・ そこで、ワシのとっておきの酒をお主、ザ・フウリキ殿にたくそう!!」
ザ・フウリキ 「呑乱飢胃!?」
『ジョボジョボジョボ・・・』 
『あぁ~っと!! 出してはいけないところから液体を出し、瓢箪に注いでいる~!!』
『黄金の水ですぅ~!! 泡がいっぱいでビールみたいですぅ~!!』
呑乱飢胃 「う、受け取れ!!」
『パシッ!!』

『またも、顔で瓢箪を投げ付け、ザ・フウリキが受け取りました!!』
エフ・ファイブ 「ウザイ!! 貴様からぶっ飛ばしてやる!!」
『エフ・ファイブが場外の呑乱飢胃に襲いかかりましたよぉ~!!』
エフ・ファイブ 「ビュルル!! “飛燕(フライング・スワロー)・竜巻(ドラゴン・スクリュー)”!!」
シュバッ!!!!

『ドラゴン・スクリューの様に脚をすくって、自らの竜巻の中に放り込んでしまいました!!』
エフ・ファイブ 「ビュハハ!! 地球の裏側までぶっ飛ばしてやったわ!!」
『確かに呑乱飢胃の姿は消えてしまいましたよぉ~!!』
センタッキー大佐 「呑乱飢胃~っ!! 竜巻がブラックホールの様になっているのか!?」
エフ・ファイブ 「ビュハハ!! 次はお前の番だ!!」
『エフ・ファイブ、リング内に入ります!!』
センタッキー大佐 「ザ・フウリキよ! 呑乱飢胃の残した酒を飲むのじゃ!!」
ザ・フウリキ 「えっ!? これって呑乱飢胃のオシッコでしょ!?」
エフ・ファイブ 「スキ有り!! ビュルル!! “鯉の滝登り(クライミング・カープ)・虎投げ(タイガー・スープレックス)”!!」
ギュルル~ル!! ドゴ~ン!!!!

『ザ・フウリキの背後を取ったエフ・ファイブ、タイガースープレックスの体勢で回転上昇し、勢い良く叩き付けました!!』
ザ・フウリキ 「プギギギ・・・ 竜巻はアシュラマンとカブってんのよ!!」
『凄い技でしたが、ザ・フウリキもタフの様ですよぉ~!!』
エフ・ファイブ 「アシュラマンの竜巻地獄も俺の技をコピーさせてやったものよ! 所詮、貴様には俺は倒せんと言うことだ!! ビュルル!! “巨人(ジャイアント)・浜星(ベイ・スター)”!!」
ギュルル~ル!! ギュルル~ル!!』

『エフ・ファイブ、トップロープに登りスカイツイスタープレス、あぁ~っと!! 滞空時間が長い!! 更にカンクーン・トルネードです!!』
『捻りを加えた伸身ムーンサルトプレスから後方1回転2回捻りですぅ~!! でも早くてよくわかりませ~ん!!』
『ドゴ~ン!!!!
センタッキー大佐 「ザ・フウリキ~っ!!」

『エフ・ファイブ、まさに飛翔のテクニック!!』
ザ・フウリキ 「プギギギ・・・ って、技名がセ・リーグかよ・・・」

エフ・ファイブ 「いや、俺はセ・リーグと言うよりは、パ・リーグ派、さらに言うなら野茂のファンだ!」
ザ・フウリキ 「プギギギ・・・ くそぅ~ コイツを飲むしかないか・・・」
『あぁ~っと! ためらっていた呑乱飢胃の瓢箪の酒を飲むのか!?』
『パクッ!!』
『豚の方の口で瓢箪ごと食べちゃいましたよぉ~!!』
ピカーッ!!
ザ・フウリキ 「何なの!? このみなぎる力は!?」
センタッキー大佐 「そいつは呑乱飢胃の超人パワーそのものだ~!!」

エフ・ファイブ 「いくらパワーアップしても俺は倒せん!! そろそろ貴様も地球の裏側にぶっ飛ばしてやろうか!?」
ザ・フウリキ 「ヒック! 倒せないならば、食ってしまえば良いわ~!! “暴IN暴SHOCK”!!」
ガブッ!!!! ムシャムシャムシャ・・・

『あぁ~っと!! 豚の大口でエフ・ファイブを食べてしまいましたぁ~!!』
『ビールのつまみになっちゃいましたよぉ~!!』
オオゼニー 「な、何故に!!」
ザ・フウリキ 「ヒック! なんか、さらなるパワーアップって感じぃ~!! “生意気鼻息ハリケーン”!!」
ブォォォォ~ッ!!!!

ザ・ハニーハント 「!?」
オオゼニー 「エフ・ファイブの能力を奪ったと言うのか!?」

『コーナーのオオゼニーとザ・ハニーハントに向かって突風が吹いた~っ!!』
『ロープを掴んでいたため飛ばされずに済んだ様ですぅ~!!』
ザ・フウリキ 「ヒック! 名実ともに風力使いになれたわぁ!!」
オオゼニー 「チィ~! 2対2のタッグマッチに逆戻りか!!」

『オオゼニーがリングイン!! ザ・フウリキとやりあうようです!!』
『お札が飛ばされちゃいますよぉ~!!』

 






 

プロローグ38に続く!?
月曜日には更新し鱒・・・

毎度言い鱒が、こんなストーリーも考えられるなぁ~
程度でお楽しみくだ犀・・・