4代目「特許翻訳の世界」ウェブサイト | 特許翻訳 A to Z

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特許翻訳歴26年、業界改善を目指した情報発信歴23年。
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復刻シリーズ。4代目「特許翻訳の世界」です。 
インターネットの商用利用が始まって3年そこそこの1997年2月22日に、翻訳者の情報交換の場を作ったのが、初代「特許翻訳の世界」ウェブサイトのはじまりでした。

当時、電気通信事業法に基づく届け出をして、プロバイダーなどと同じ通信事業者として「ne.jp」のドメインを取得してスタートしました。

とにかく特許翻訳者にとっての情報が非常に限られていましたので、一私企業としてウェブサイトを作るのではなく、「不特定/多数の利用者に対して営利または非営利でネットワークサービスを提供する」通信事業者の立ち位置のほうが、無料の双方向コミュニケーションの場を作りやすいだろうと考えたことによります。

2001年から2003年頃まで続いた4代目「特許翻訳の世界」は、このne.jpドメイン最後の運用で、5代目以降はsaglasie.comを使うようになりました。

 
4代目で最も大きなシステムは、国際特許分類の対訳全文検索です。

最終的に4万物質以上を積んだ「英日対訳 物質名データベース」や約19万の投稿を積んだ「翻訳者メーリングリストの全文検索」と全く同じエンジンを使用し、完全対訳の高速全文検索システムにしました。
 


現在は、日本特許庁もWIPOもIPCのデータをインターネット上で無料検索できる仕組みを提供していますが、当時は「一応は」検索できるという程度で、ましてや対訳の全文検索は夢のまた夢でした。
ならば作ってしまおうと思ったのが、そもそもの発端です。

なぜ翻訳者がIPCかというと、日本語IPCが訳語調べの一助になり得ると考えていたからです。

英語と日本語のどちらで検索しても、そのキーワードを含むIPCを、「英語が左で日本語が右」の対訳表で一覧出力するインタフェースを採っていました。

このようにペアを作ってみたところ、想像もしていなかった事実が浮き彫りになり、IPCを訳語調べの一助にするという考え方が必ずしも正しくなかったことに気づいたのですが、やってみないとわからないので、このデータベースを作ったことに意義はあったと思っています。

いったい何が浮き彫りになったのか?については、別記事で。
 

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