手元供養 | ここだけのナイショ話

ここだけのナイショ話

休眠アカウントを2024年5月GW明けより再開
お久しぶりの方も初めましての方もどうぞよろしく

先週から実は体調不良で寝込んでいる。
血尿出たり、鼻水鼻づまりに筋肉痛…


アデノウイルスじゃないかと思っているのだけれど、こちらの医者はあまりあてにならないし、ちゃんと検査しないし、なんでも予約制だから、やっと予約とれた頃にゃ、もう治ってるっちゅ~の!


滅多にこんなことないんだけど、眠くてしんどくて、起きれなくて、
気が付けば、ずーっと一日中ベッドで過ごしてたり。


起きるのも億劫なんだけれど、とりあえず朝にはなんとかいったん起きて、主人におはようの挨拶。
ロウソク灯してお水とコーヒーを。


ひと口サイズのデミカップコーヒーとお水のグラスとは別に大ジョッキのようなデカマグのお水。


水をガブガブよく飲む人で、
お行儀良く両手を添えて
自分が大好きだったフットボールのチームのこの大ジョッキで飲んでたなぁ…
って
思い出して、しんみり。

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こないだからすっごく暑かったから、

「ダーリン、暑いね。喉乾くでしょ?
あ、お砂糖大好きだったのに悪いんだけど、ブラックにしてくれる? 
ダーリンに入れたコーヒー、あとでいつもいただくから、甘いコーヒー飲むようになって、ますます太っちゃったからさー」

などと、話しかけながら骨壷と遺影をなぜる。

こうやって骨壷と遺影の額縁をなぜるのは愛しいからと言う以外に、埃が溜まるのが嫌だからと言う現実的な理由も…


ちゃんとしたお仏壇もないんで、お仏壇もどきのリビングの一角


49日が済んだら納骨、が一般的らしいけれど、半年過ぎてもまだ手元にある。


日本の骨壷って自分で蓋開けられるんですって?


お仏壇から骨壷取り出して(夜な夜な、だったか、昼間のことだったか覚えてないけれど)お骨を撫ぜてると言う方のブログを読んだことがある。


私も遺骨ペンダントが欲しくて、気に入ったデザインの物もなく、あとで日本から自分で調達すればいいんだから、なんて軽く考えて、全部遺灰はくれるように頼んだ。


だって

「焼いときますから、翌日取りにいらっしゃい」だなんてねぇ…

火葬場の裏に撒いて処分できる場所があるとも言われたっけ?
どんだけ~…(>_<)


しかも
骨壷を選ぶ時に即決できず、スタンダード、と言う物を選んだんだけれど、手のひらサイズの陶器製のものなどがあり、あれを頼んでいたら、ちゃんと詰めてくれたかもしれないけれど、残りは廃棄処分されてたんだろうなーなんて。


だから、「全部全部残らず下さい」って言ったのに

結局手元の骨壷は缶詰のようにシール加工されて、容易に開けられない。

まぁ、これだと真空状態でカビが生えたりしないからいいんだろうけれど。


男のくせにアクセサリーが好きで、ネックレスやブレスレット、ピアスなんかしてたから…
化粧っ気もなく、おしゃれもしない私と対照的に。


気になってるのは、もらった遺灰の中に16ミリまで拡張してたあのピアスがあるのかどうか…?
手や腕や首から外したジュエリーは返してくれたけれど、耳まで気付かなかったのかな。

後日、裁判所を通してやっと貰えたステンレス製の解剖台に横たわる主人の写真にはちゃんと写ってたよ…


日本と違ってこちらでの火葬はオーブンが高温過ぎるらしくて、お骨としては残らず、総てが灰になるらしい。

ずっしり重い骨壷はカサカサ、ザラザラと言う音がする。


ふと、骨壷だって言って麻薬の密輸する人いたりなんかしないのかなぁ?と馬鹿なことを考えてしまった。


遺灰、骨壷のトランスポートの許可書があるので、飛行機に乗ることも可能なはずなんだけれど、一周忌になる来年のお正月に里帰りして納骨する気はまだない。