さらに急展開でしたねぇ。大部分が戻ってきたなんて。よかったです。
今回のネット決済業者による任意の町への返還は、民事上の通常のルートでは考えにくいことです。超法規的措置なんですよね。
そしてざわつく500万円の弁護士費用なんですが・・・
この記事のとおり、実際にかかる弁護士費用と、裁判で請求の弁護士費用とが一致しないことが多いのです。「オンして請求」っていうのはなかなかのパワーワード。
ただ、当初より疑問なことがあります。訴訟で4630万円の請求を不法行為請求として構成すれば、この弁護士が言うように、1割分の弁護士費用を損害として4630万円に乗っけて請求すること、そして裁判所でも認められることが通常なんです。
ただ本件は不当利得返還請求で構成しているでしょうから、その場合、この弁護士費用はどういった理屈で乗っけて請求しているんでしょうかね。もしくは返還拒否を違法行為として?不法行為請求をおこなっているか。
誤振り込みの男性は4630万円の請求を認諾(裁判で相手方の請求を認めること)をしているようですが、弁護士費用は争うようです。
興味は尽きせぬ4630万円。今後の紛争の行方を見守りましょう。