音楽流通に革命を

相模の風レコード 代表 いしはらとしひろが綴る、『メジャー崩壊後』の音楽流通ビジネスやレコーディングのあれこれ


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このブログのテーマの一つは、インディーズ・規模が小さくても音楽で食っていくことが出来そう。そのためのやり方を考えよう。ということです。

まず音楽の質が一番。これは間違いないと思います。
たとえば20年前にヒットした曲を思い出して下さい。それらの曲は「今聴いても良い曲だよな」というものと、「今聴くとちょっと恥ずかしいな。なんでヒットしたんだろ。思い出はあるけど。」というものに分かれると思います。

それが楽曲自体の力だと思います。時を超える力を持っている。
生き延びるミュージシャンもそう。
最終的に「音楽的体力」を持っていないと生き延びられないのです。
まず、そこをきちんと押さえた上で、そこから「売るための~~」とか「存在を広める」とかが始まると思います。

今日は原点確認。
短いですが、この辺で。

読んで頂きありがとうございました。
相模の風レコード いしはらとしひろでした。

相模の風レコード 流通サポート
http://www.sagaminokaze.com/ryuutuu.htm



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昨日の記事からの続きです。

音楽を一人で作って売ることはできる。
でも、ある程度以上の規模になったら、あるいはそういう規模を目指しているなら、やはり、一人では限界があります。
たとえばCDがバカ売れするようなことが起きたら、注文のやりとりやCDの発送作業だけでも、相当の時間と手間を食います。肝心の音楽活動にさく時間がなくなるという本末転倒なことになりかねません。
同時に知名度も上がるでしょうから、たとえば、取材とかテレビやラジオの出演、なんてことも入ってくるかもしれない。売れる前には「そんなのオレの生活パターンにはないことだよ~」ということがどんどんあなたの生活の中に入ってくるわけです。

ある程度以上になったら、具体的には音楽活動で売り上げが上がるようになったら、数人でそれをサポートする態勢を創る必要がありますね。

音楽を創り演奏する人
演奏のサポートをするローディ的な人
日程やスケジュールを組んだり管理する人
営業や宣伝をする人
CDやグッズ等売り物を手配したり管理する人

大まかに言うとこれくらいでしょうか。もちろん小規模なうちは一人で何役かを兼ねないとやっていけないでしょう。活動初期はお金もまだそんなに入ってこないから、ギャラを払ってそういう人を頼む、というのもむずかしいかと思います。
将来の可能性にかけて、今は無料、あるいはうんと安い金額でやってもらうしかありません。
金のことは今はどうだって良いんだ、といってくれるほどの友情。
あるいは、「おまえの将来にかけるから」と言うくらいの才能や人柄に対する惚れ込み。
そういうものがないと、売れる前の時期のスタッフワークはむずかしいでしょう。

それに一人だと、ちょっとうまくいかない時に大変厳しい思いをします。
また、他人の目を感じないことによって、独りよがりで、他人に届かない方法を選んでしまうことだって考えられます。
だからある程度の時期が来たら、一緒に先へ進んでくれる誰かを見つけた方が良い。
それも、音楽家として食べていくために必要なことだと思います。

でも、事務所やレコード会社に所属せず、「自営の音楽家」としてやっていく、というのはそういうことです。
食えない初期段階をどうやってクリアするか。
それでも構わないと言ってくれるような仲間を見つけることが出来るか。
そしてそんな仲間と、成功した暁にはなにをシェアするのか。お金ももちろんだけれど、それ以外に何かビジョンを提示できたらよいですよね。

どんなことでも共通だけれど、特にこれからはオレさえ成功すれば良い、というタイプの人は、まず成功しません。時代がそういうモードではなくなっています。

実際、一人、または少人数から始めて、初期はみんな手弁当で、そこからのし上がってきた人達もいます。それは「仕事をしていく姿」として美しいなぁ。特に音楽のように「ちょっとフツーではないことを仕事にしていく場合には、とてもスリリングで面白いことだと思いますよ。もちろん成功したら、の話しですが。

今日の小さな結論。
音楽を一人で作って売っていくことは出来る。
インディーズでやるひとは「自営業としての音楽」という意識も持つべき。
でも、仲間がいた方がよい。
その方がより大きな世界を見ることが出来そう。

今日も読んで下さってありがとうございました。
相模の風レコード いしはらとしひろ でした。

あなたの音源・CDの流通や配信をお手伝いします
相模の風レコード 流通・配信サポート
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CDを、あるいは音源を売る、買っていただくには色々な条件があると思います。
これをやれば、クリアすれば絶対売れる、などという特効薬みたいなものはないと思う。

今までの数回でCDが売れなくなった要因のいくつかを探ってきました。主に音楽の内容面のことを中心に考えてきました。もちろん、「中身」が一番大事なのですが、ここからしばらくはその廻りのこと、を中心に考えてみたいと思います。CDに詰まっている音楽はよい、という前提で。

ここで、情けない告白をしなければ行けません。
僕にはどうすれば売れるか、などということを書く資格はありません。
なぜなら、今まで音楽に関わってきて、バカ売れ、とか大ヒットとかを経験したことがないからです。自分自身の音楽でも、流通をお手伝いしているものでも。
もちろん、全く売れないわけではありません。そこそこ売れるもの、長い期間にわたって着実に売れるもの、いくつかあります。でもいわゆる「ヒット」というレベル、具体的に言えば、万単位のセールスとか動員とかは未踏の世界です。

でも、社会人としての、仕事をする人間としての経験は、人並みにあります。
そんな中から、こうすれば売れるんじゃないかな、なんてことを少しずつ拾っていけたらと思います。

音楽に限らず、「ヒット」という経験をお持ちの方には、ご意見や経験もお聴かせいただけたら嬉しいです。

たとえば。
あなたは一人で弾き語りをするシンガーソングライター。
録音機材も自分で持っていて、音楽の編集やミキシングのことも分かっている。
流通を請け負ってくれるところも「相模の風レコード」というところを確保した(笑)。
CDプレスも自分で工場に依頼して制作した。
つまり、作詞作曲も出来て、ステージでは一人で演奏して、一人で音源も売り物になるレベルのものを作れて、自分が製造元になってCDをプレスして、流通先も確保した。
さぁ、このCDをバンバン売って、大もうけするぞ。

これってつまり、自営業ですよね。
パン屋さんが自分の店の釜でパンを焼き、自分の店で売るのと、構造は基本的に同じです。
自分で企画制作製造、全部手がけて、広告宣伝、営業・セールスも。一人の中にレコード会社の機能と音楽家を詰め込んだ状態です。。ライブイベントの企画やブッキングも自分でやっていればイベンターもマネージャーも兼ねた状態。

大変ですね。
自分もほとんど上に書いたような状態なんだけれども、書き出してみて、あらためて大変さが身にしみてきた。でも、ここからのスタートなんですよね、たいていの人は。

これ、面白くなりそうだし、長くもなりそうだから、また続きは明日に。

読んで下さってありがとうございました。
相模の風レコード いしはらとしひろ でした。

あなたの音楽・CDの 流通や配信を引き受けます。
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3日ぶりでございます。
土曜日はリハ、日曜は自分のライブ、昨日は休養しつつ練習という感じで、音楽漬けでございました。

さて、なぜ、CDが売れないのか、ということで色々な原因を探ってみました。
その中で、僕が個人的に「こいつが重要犯人なのでは?」とにらんだのは、「音楽自体が、パフォーマンス自体がつまらないからなんじゃないの?」ということでした。
冒険が少ないという意味での、音楽自体の保守化、録音やアレンジ・スタイルなども含めての保守化、そして、過編集ということ。
じゃあ、それらをクリアしたものを創れば良いのでは?
僕の仮定が正しいとすれば、そういうことになります。
まぁ、仮定が正しいかどうかと言うこともありますが、理屈としてはそうなのではないでしょうか。

僕が欲しいもの、という意味で「こんなアルバムだったら、よろこんで買うよ」というものは。

新しい音楽スタイルを打ち出していて、楽曲の完成度も演奏の完成度も高くて、でも、編集されすぎてなくて、録音などにもポリシーが感じられて。
もちろん歌心が感じられて、その人にしかない揺らぎ感やグルーヴがあって。
アルバムとして聴いても、トータル感やアルバムを貫く大きな物語もあって。まとめて10数曲を聴く意味があるあるバム。

あー、すげーハードル高い。
ここまでいったら、それは間違いなく名作ですよね。
そうか。
名作を創れば良いんだ。

という身もふたもない結論。

言うまでもないけれど、創っている過程で、その作品が名作と評されるものになるかなんて分からないし、それを決めるのは自分ではないし。それが名作かどうか決めるのは聴いた人ですからね。

でも、創る方の気概は必要ですよね。
このアルバムのどこに新しさや、訴えるべきことがあるのか、自分ならでは、オレにしか創れないものなのか?創る前に、創りながら、自問自答することは必要ではないでしょうか?
そして創る過程でとことん突き詰める。

僕は音楽の流通や配信を引き受ける、というのを仕事にしています。
仕事として、たくさんの音楽も聴きますが、これからCDを創る人に伝えたいのは、「自分にしか出来ない新しいものを突き詰める」
まず、そこからなのではないでしょうか。

今現在、CDの売り上げもライブの動員も全体に低迷しているように見える、音楽の世界。
でも、今、そこにいると言うことは、今は見えていない風穴を開ければ、そこから世界が開けるということでもあります。
打ち破りましょうよ!我々で。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
相模の風レコード いしはらとしひろでした。

あなたの音楽・CDの 流通や配信を引き受けます。
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さてさて。前々回の記事で音楽がつまらなくなったのは、消毒のされすぎ、ということを書きました。
『消毒』って何?音楽なのに?

これは一言で言って、編集作業の行き過ぎです。コンピュータ編集の行き過ぎ、弊害、といっていいでしょう。
音楽をやっている人、レコーディングを経験した人ならばご存知でしょうが、今のレコーディングはほぼ100%デジタル録音で、録音された演奏をコンピュータで編集・修正してからCD化されます。
それ自体が悪いわけではありません。アナログレコーディングしかない頃から、色々なやり方で編集作業は行われてきました。それをデジタルに置き換えて、なおかつ徹底的にやっている、というのが今のレコーディング編集作業です。

1950年代までは、少数の例外を除いて、レコーディングというのは『一発録り』でした。
「せえ~の」でみんなそろって演奏するわけです。
このやり方だと、演奏の勢いや一体感は記録できますが、演奏者の誰か一人が間違ったり、あるいは全体のリズム感がよくなかったりすると、すぐに没です。また、マイクと演奏者との位置のかんけいで、せっかくよい演奏だったのに、録音バランスが目茶苦茶、なんてこともあります。ヴォーカル+ピアノトリオの演奏なのに、ドラムが大きすぎてヴォーカルはよく聞こえず、ベースはすべての音に埋もれて聞こえない、なんて言う状態だったらせっかくの中身の濃い演奏でも、録音物=商品としては台無しです。

でももちろん、一発録りで今の耳で聴いても素晴らしい録音はたくさんあるわけで。

1960年代初頭から3トラックレコーディング、そして年を追うごとに使用できるトラック数は増え、1970年代初頭には16トラック 70年代後半以降は32トラックなんて具合です。
32トラックもあればドラムなんかも、スネア、タム、シンバルにハイハット、なんて具合にすべて別のトラックに収める、なんてことも出来るようになってきました。
また、みんなでせえ~の、ではなく、一人一人、1パートずつ、録音できるようになったので、演奏の精度はものすごく上がりました。しかし、正確であろうとすると、どうしても勢いというものは失われます。みんなでせえ~のでやる一体感、みたいなものも失われます。いわば、そこのせめぎあいですよね。
また、コンプレッサー始め様々なエフェクターも発達したので、音色や音響効果という面でも、ものすごく進化しました。精度の高い者が録れるようになったわけです。

たとえば1955年の録音 1975年の録音 1995年の録音 2012年の録音と並べて聴いてみると、その音質、音の触感だけでも、相当の違いを感じ取れるはずです。

そして現在のコンピュータ編集。
これ、すごいですよ。50年代の録音エンジニアをタイムマシンに乗せて現在に連れてきて、その作業を見せたらひっくり返ると思います。
コンピュータの中でほぼ全部の作業が出来てしまうし、特定の音を切った貼ったずらした、なんでもOKです。

誤解のないように言っておきますが、コンピュータが悪いわけではないし、編集作業がダメと言っているわけでもありません。僕だって、レコーディングの時はそういう作業をしますし。

でも、今はちゃんと歌えていないシンガーの歌でも、音程を正し、外れているリズムをきちんとしたところにはめ、なんてのも当たり前です。
他の楽器においても同様。ちゃんと演奏できていなくても『ずらして正しいところに持ってくる』ことができるわけです。

これ、実際にやってみると分かりますが、魔物なんです。そして一度直し始めると、すべての間違いやずれを直したくなるような衝動に駆られます。普通のリスナーには分からないようなどうでも良いような隅の隅まで何百箇所も。
これをとことんやると、正確無比だけれど、ゆらぎもうねりも気持ちも感じない音源に仕上がります。

かといって、「すごくいいヴォーカルが録れたんだけれど、二箇所ほど、リズムがずれた。これ以上の歌は録れそうにない。」そんな時もままあります。そういう時にちょろっと直すのはいいと思いますよ。それ以外の箇所はよく歌えているわけですから。

録音の修正、やってみると分かりますが、ちょっと直しただけで、元の演奏の持っている輝きが何%か失われます。もちろん修正したのですから、修正後の方が『きちんとした演奏』なのです。にもかかわらず、修正と共に、たとえへたくそな演奏であったとしても、それが元々持っていた輝き、の何%かは失われる。これは大事なところだと思います。
録音に関わる人には、この部分に関する感性を持っていて欲しいと思います。

ちょっと話しはずれますが、今ライブイベントなどで出演者を募集するとき、ライブ音源やライブ映像での審査がほとんどです。CD音源は除外されることが多い。なぜか?CDで聴いてちゃんと歌えているように聞こえたのに、演奏も素晴らしく聞こえたのに、ライブで実際に聴くとあまりに落差がありひどすぎる、というようなことが、インディーズミュージシャンでもフルデジタル録音・編集でのレコーディングが当たり前になった2000年以降、続発したのです。
ライブ演奏と編集された音源に、あまりの落差がある場合はやはり、アレ?となってしまいますよね。

録音物としてのCDを考えたとき、編集作業は大きな意味を持っています。
間違い直し、なんてことに使うのではなくて、もっと創造的な肯定的な使い方の編集であれば、その作品はより輝くはず。
もちろん世に名作と言われている作品達は、すべてとは言わないにしても、『ダメ直しの編集』より、その作品の創造性をより上げていく為の肯定的な編集、が施されています。

おそらくそのアルバムしか、そのミュージシャンしか持っていない『世界感』『空気感』のようなものが、よりいっそう求められると思います。自分独自の質感、というか。音響派、なんて言われている人は、そこに敏感、かつ突き詰めている人達だと思います。

『音の生きている感じ』これを大事にしたいし、いま、そういうものが世に流通している音楽から、少し失われている気がします。

ということはさ。
ミュージシャンも録音エンジニアも、自分の質感の音、世界観を表す音、にもっとこだわれば良いんだな。そして他と違っていようが、自信を持ってそれを差し出せば良いのだな。
そういうところからも『より面白く』なっていく気がします。

最後まで読んで頂き ありがとうございました。
相模の風レコード いしはらとしひろでした。

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