音楽流通に革命を

相模の風レコード 代表 いしはらとしひろが綴る、『メジャー崩壊後』の音楽流通ビジネスやレコーディングのあれこれ


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このところちょっと堅い話が続いたので、今日は軽く行こうかな。

CDが売れなくなったのには色々な原因があるみたいだけど、一番の原因は音楽自体のクオリティが低くなったからじゃないの? という話をこの数回書いたのですが、じゃあ、僕の好きなCDアルバムはなんなのか。まぁ、単なる音楽好きの話しだと思って読んで下さいね。

単に良い曲が入っているアルバム、というのももちろんいいのですが、『アルバムならでは』という構成力やコンセプトが感じられるものが、好きです。別にプログレが好き、とかそう言うことではないですよ。アルバムを貫く一貫性、みたいなことかなぁ。

好きなアルバム、た~くさんありますが、今日はこれ。
マイルズ・デイヴィスの『パンゲア』。
ジャズに詳しいわけではないけれど、マイルズ・デイヴィスは大好きです。
これは1975年の日本公演のライブ盤。なんと、CD2枚組で収録曲は2曲。つまり1枚1曲なのです。
1曲が40数分。実際には何曲かがメドレー形式でつながっているのですが、元の曲も結構ぐしゃぐしゃに煮溶かされているし。一枚1曲として聴いた方がしっくり来ます。

音的にはヘヴィかつ長いし、時間と気持ちの余裕がないととても聴けない代物なのですが、これはすごい。天国と地獄を音で行ったり来たり。どこにもないけれどどこかで見たような、でもやっぱりそれはデジャブのようなものであって、あー、いったいここはどこなんだ?というような場所へ連れて行ってくれます。
この頃のマイルズはいわゆるエレクトリック・マイルズといわれている頃の末期で(このアルバムの発表直後から5年間の長きにわたる休養・半引退生活に入ってしまう)、バンドの集中力はもう抜群。しかも、おそらくはオクスリの力も借りているであろう、全員ハイテンションのぶっ飛び状態。楽しい、とか癒やされる、とか、よくある形容詞が全く当てはまらないような音楽です。
が、目茶苦茶かっこいい音楽だと思います。


1曲目、『ジンバブエ』冒頭の抜粋  こんなです。
もう最初から阿鼻叫喚。ふふふ。

このアルバムなら、CDアルバムとして買うしかないよな。
45分一曲なんて、そもそも配信してくれないだろうし。
また、アルバム、というにふさわしい意味のある構成だし。まぁ、マイルズはそんなこと考えず、吹き倒しただけなんだろうけれど。
でも、切れ目ナシ45分、無調がベースになっている音楽で、勢い任せ、なんてそれだけで意義深いし、メンバーに対する信頼、メンバー相互の音楽会話力がないと、成り立たない音楽だし。

こういう音楽を誰もが作れるわけではないし、いわゆるポップチャートを昇るような音楽ではないけれど、この時のマイルズは『孤高』と言ってもいいポジションにいて、オリジナリティ、という点では飛び抜けていました。
音楽的にも「無調」のようなワンコードのような、すごい世界に行っています。
それでいて一人よがりではなく、恐ろしくエネルギッシュ。

これは、やっぱりアルバムをきちんと買って聴く音楽でしょう。
そういう音楽、自分も創りたいし、みんなにも創って発表して欲しいな。


最後まで読んで下さって ありがとうございました。
相模の風レコード いしはらとしひろ でした。


あなたの音源の流通・配信をサポートします
http://www.sagaminokaze.com/ryuutuu.htm


追伸
軽い話しでいく、って冒頭に書いたのに、こんなぐしゃぐしゃかつダークなジャズファンクのアルバムを紹介してしまった。すまぬ(笑)。



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