よく晴れたGWになりましたね。今回は、東京藝術大学で開催されている「買上展」というのを観て参りました。
以下、公式サイトより引用
「「買上」とは、東京藝術大学が卒業および修了制作の中から各科ごとに特に優秀な作品を選定し、大学が買い上げてきた制度です。遡って、前身である東京美術学校でも卒業制作を買い上げて収蔵する制度がありました。本学が所蔵する「学生制作品」は1万件を超えますが、本展ではその中から約100件を厳選し、東京美術学校時代から現在にいたる日本の美術教育の歩みを振り返ります。」
つまり、卒業・修了制作の中でも最も優れた作を一同並べるという試みの様です。これは楽しみでした。
上野公園も晴々として気持ち良かったです。
東京藝術大学の上野キャンパスは、いつ来ても清々しいですね、最新設備もあり、うまく融合されております。。
開催場所は藝大美術館の地下と3F,2Fになっています。
絵画あり、彫刻先品あり、しかも主席の学生さん作品ばかり、素晴らしいわけです!
こちらは、赤松先生の作品「夜汽車」です。明治34年の油絵です。今回、一番心に残った作品ですね。夜明けの客車を表現したもののようです。当時の雰囲気が漂っています。
これも良かったですね、白滝先生の「稽古」です。明治30年、やはり油絵です。
こちらは日本画で、昭和52年作のようです。新しく感じますが、それでも昭和なのですね。。
これは工芸科でしたでしょうか。明治40年の作品で、ブロンズ製です。ユーモラスなお顔、独特の雰囲気がありました。
こちらは、川嶋先生「超心理学」 昭和57年だそうです。日本画カテゴリーのようですが、やはり独特な画風でした。
川嶋先生は、同大学の日本画専攻卒~博士後期課程満期修了となっています。ポップなイメージがありましたが、学生時代はちょっと雰囲気が異なっておりました。。
こちらは村岡先生の「夢遊男」。平成8年だんだんと新しくなってきました。やはり日本画カテゴリーです。
やはり博士後期課程満期修了のようですね、意外にこうしたご経歴は多いのだなと感じました。同大のサロン・ド・プランタン賞受賞だそうです。
これは工芸科の作品でした。人体をモチーフに風神を表現しているそうです。錬金と溶接技法を用いているとのこと。佇まいが独特でした。
大西先生作の「LA TRUITE」 昭和61年の油絵作品です。
写真を撮影してもOKの作品とNGとありまして、中々自由自在には撮影できません。。
古い時代の説明パネルは、そうですね、手描きなのですね、当たり前ですが、新鮮です。
これは建築学科のイメージパースです。
こちらは田中一雄先生のデザイン学科時代の模型作品です。昭和57年。
今でも、GKデザインの代表を務められている先生で、どこかでお名刺交換した記憶もありますが、、 どうでしたでしょうか。。
これは有名なタナカノリユキ先生の「PAINTING SCULAPTURES 1985」です。アクリル絵具とシルクスクリーンを合わせたものだそうです。独特のタッチと強い発色で、印象に残ります。
こちらは文化保存学科の作品ですね。
神社仏閣、大仏などの修復が必要になった際に、その技術ノウハウが発揮されるようです。
手描きの図面類です。1/10スケールですから、これは巨大ですよ。。
こちらは、1999年に開設された先端芸術学の作品です。取手キャンパスの近くを流れる利根川を表現したそうです。
そういえば、夕暮れ時などに利根川を挟んで向こう岸は独特の見え方をしてますね。最近では田園風景の中に、キャンプ場や温泉などのレジャー施設も充実しています。
卒業・修了制作展ほどのボリュームはないですが、それでも2時間くらいかかりましたでしょうか?
今回、学食を使うことができました。カレーライスでしたが、よく知る学食イメージとは異なり、なんかオシャレな感じのカレーです。お味は良かったですよ♪
素晴らしい作品の展示会、5月7日(日)まで開催されています。アートなGWを堪能できますので、是非どうぞ♪
ありがとうございました。