こんにちは!
今日はヤマハ ビラーゴ250カスタム車の修理から。
久しぶりにエンジンを掛けようとセルを回してもエンジン掛からず。
しかも回し続けるとエアクリからボトボト液体がタレてくるから
見て欲しいと。
空冷で液体と言えばガソリンかオイルのどちらか。
キャブの吹き返しとかは良くある話だが...。
とりあえず現状を確認。
問題のエアクリを外すと
ドバドバっと茶色の液体が!あぁぁ床が汚れる!!!
サラサラのズルズルでオイルとガソリンの混ざったヤツ。
オイルの点検窓を確認すると油面が相当上がってる。
オイルを抜くとこれまた噴水のごとくドバドバドバっと
5リッター廃油パッドに満タン ビラーゴのオイル量は1.3L
あふれると大惨事になる所だったがギリギリセーフ
やはりオイルとガソリンが混ざってる。
当然、オイルフィルターにも染み込みガソリン臭い。
新しいフィルターを入れて。
これは確実にガソリンがエンジン内部に落ちてる...。
しかもオーバーフローした形跡も無く・・・。
この症状、大体の予想はつく。 きっとアレ。
フロートを開けると やはりサビ粉が沢山。
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フロートバルブホルダーはサビ粉で詰まってる。
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お馴染みのワコーズ・エンジンコンデショナー泡
分解洗浄で綺麗になりました。
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元通り組み立てたら完了。
通常、キャブにサビが溜まる原因の大半はタンク内のサビ。
しかしこのタンクはオールアルミ製。普通サビ無いのだが...。
タンク底の方にサビ水?
しかしコーティング剤が流し込んであり古代の化石の様に
サビがコーティングされカチカチに固まってる。
おそらく作った時に野外放置で何かでサビが混入。
気にせずそのまま適当にコーティング。
それにしても仕事が荒いが海外製品にはあるあるな話。
ホースは劣化で亀裂が入ってる。
ちょっと曲げるとパックリと開く。
これも交換。
純正コックなら負圧がかかれば流れるが この社外品は
オンでガソリンがタレ流し。
フロートバルブが機能してれば止まるがサビ粉があると
スキマからどんどん流れ出す。
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お次はカスカスになったエアフィルター。
ちょっと触るとホロポロと。
厚みを合わせ汎用の耐油スポンジで作ります。
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元通り組み立てて作業完了!
何も無かったかの様にエンジンはセル1発で
掛かり元気に吹け上がる。
今回の原因は想像だがカスタム前の純正鉄タンクの
内部がサビてて少しづつキャブに蓄積。
タンクのガソリンにサビが混じってる事を知らずに
交換したアルミタンクにそのままサビガソリンを移し替えた。
通常はオーバーフローして外に排出されるがサビで詰まり
行き場所を無くしたガソリンがエンジン内部に落ち込んだ。
こんな所だろうか?
カスタム車を買う時は見た目に惑わされない様、
各部分しっかりと見ないと後々大変なコトに。
しっかり整備されて手の入ってるカスタム車はサビが無い。
それではまた明日。