平成の大合併最後の合併にあたる2010年まで。この間、郊外の町名設置も進みます。


2007年(平成19年)

昭和町で町名設置が行われた。一部住居表示も行われた。

玉木:千代が瀬、迫、玉木1〜2丁目、草野、小柳、小池首1〜2丁目

佐野岡:佐野岡1〜3丁目

平谷:平谷1〜3丁目

深水:泊、深水永井、深水亀の井、深水鍛冶屋、深水津町、深水山田、深水大手町、深水本町、深水川谷、深水新町、青海

吉永は単独で町に。

 

2008年(平成20年)

昭和町で町名設置が行われた。一部住居表示も行われた。

北若菜:北1〜2丁目

若菜浦:西、南

日吉:日吉、三千谷、飯賀、片瀬

修理部:修理部、大瀬

散々は千里尻に表記変更した。

なお、若菜浦は、既存の町に編入された区域もある。さらに、一部地区が町名設置されないまま残された。

 

2009年(平成21年)

 

魁町の魁・冷水地区で町名設置が行われた。一部住居表示も行われた。

真宮:真宮1〜2丁目、八瀬

内河野:内河野

田之浜:中谷

東魁:松石、掛樋、長安寺、あやめが丘、清藤

冷水:硯坂1〜2丁目

新冷水:春田、塩瀬

 

そして、市街地のうち馬場が住居表示実施した。一部、他の字を編入している。

市街地の小字地区に隣接する大字東魁の一部は町名設置せず残された。

 

2010年(平成22年)

2010年3月、特措法の期間ギリギリに2町を編入し、合併が収束した。

 

・菊水寺町:高宮市菊水寺町に。月湊浦は「浦」を削除し月湊に。他以下の通り。

菊水寺:能登、築上、橋本、南谷、今立

浜:浜村、島田、のぞみが丘、錦、野崎

雛形:来栖、新開地、雛形、小橋

袮々川:袮々川、山中、福寿

 

・三浜町:高宮市三浜町に。喜瀬屋と一丈三尺の一部が「ゑびす」に。桜は単独で1町に。他以下の通り。

喜瀬屋:喜瀬屋、ベイサイド、丸坂、樋口、湯川、船坂、里中

一丈三尺:一丈三尺、中山、西川、つつじ野6丁目

草深:草深、添野

天幕:天幕浦、天幕里、天幕西、野川、山内

三十谷:三十谷、形山

 

 

また、魁町の古郷地・虎浜地区で町名設置が行われた。一部住居表示も行われた。

古郷地:古郷地1〜4丁目、念珠原1〜2丁目、松野、仲佐1〜4丁目、船木

虎浜:虎浜1〜3丁目、東公園、パークアベニュー、スマイルガーデン、角石、川上

牛島は単独で町に。

 

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 ということで、合併が収束しました。最後は、実際だと長崎市にはなってない、時津町と多良見町にあたる地下です。

高宮市で言うと菊水寺町ですが、こちらは、実際の時津同様、隣町との合併が決裂した後、単独志向になりました。しかし、町長交代に伴い合併に舵を切ったのは時津と違う点になります。

三浜町ですが、実際の多良見町が諫早市に合併したが、伊木力の住民を中心に長崎市への合併を望んだこと、そして喜々津ですら長崎市内への通勤が多いことを踏まえ、長い合併先の議論の後にギリギリで高宮市に滑り込んだことにしています。

町名については、あんまり言うこともないんですが、「町」を跨ぐ町名ができたことだけ一応報告しときます。(つつじ野。5丁目までが魁町、6丁目のみ三浜町。長崎で言うつつじが丘と多良見団地)

 

そして、もう一つ、大きな変化として、旧高宮市域の、郊外部の町名設置でしょう。

〇〇町大字××の形式だったのが、大字から町名設置がなされ、〇〇町△△になったわけです。

80年代から、住宅団地で住居表示が行われ、2003年に市街化が進んだ福岡(モデルとなった長崎市福田は未だ住居表示未実施ですが)で住居表示が行われたのでした。

04〜06年は合併が進んだ時期であることも踏まえ一旦お休みして、この4年間で急速に進行した次第でした。

03年の時点で、綱島町を除き4町22大字がありました。(このほか、魁町市街の小字(…といっても実質的に町名だが)地区がある)

これらに町名設置が進められ、2010年末の時点で4大字を残すのみになったわけです。合併で入った地区はそもそも大字を廃止した状態で合併したため、本当に高宮市全体的に4大字のみの状態です。

これら4大字の行方も含め、町名変更や住居表示をさらにすすめていきます。

あと14年で、現在に追いつきます。とりあえず、旧市内の町名変更を続けます。

次は2013年まで。