中国横断道の巻である。ひとつ、B路線が紛れているが。
横断道は4路線に分かれており、それに応じる形で1つずつナンバリングを施している。ただ、いずれも山陽道を起点とし、山陰道が終点となるのだが、その間で(E55を除き)中国道との重複区間を挟む都合か、営業路線名は中国道を境に分かれているため、営業路線名は2×4=8路線ある。
ただ、何度か申し上げた通り、私としては、1ナンバリング1路線でまとめていく方針である。先日北関東道の巻でも申し上げたことだが、私は路線重複上等だと考えている。途中で別の路線名に被ってしまっても、そこで路線名をちょん切ったりはしない。
播磨道・鳥取道
ということで、このE29をまとめて鳥取道にしてしまうということだ。で、山崎〜佐用は美作道と鳥取道の重複区間になるというわけ。なお、山陰近畿道は鳥取西IC付近で山陰道に接続すると見られることから、終点はひとつずらし、播磨JCT -鳥取西を鳥取道とする。
そういや、志戸坂トンネルがちゃんと高速道路になるんだってね。よしよし。
岡山道・米子道
というわけで、同じように、岡山県内を横断する岡山道を通って、米子道に乗り換えて米子に向かうわけだ。ただ、北房から落合を、現在の中国道を通ることになるが、この区間から東は美作道となるが、西は高速道路から降格する見通しなので、北房から落合は重複区間ではなく米子道単独の区間になるという違いがある。
あ、米子道は延伸区間もあるのか。…あれは、地域高規格道路でいいんじゃないかな。
尾道道・松江道
こちらは中国道は経由せず、そのまま本線上で直結し、道路名だけ変わるシステムだ。
松江道はさすが広島から松江を結ぶ路線として交通量も増えてきているが、ただ、尾道から福山方面からとなるとそうでもないようで、交通量は伸び悩んでいる。
なので、松江道は、広島から松江を結ぶ路線ということで、尾道道は降格としたい。
広島道・浜田道
ということで、山陽道の回で触れた通り、広島道から中国道を経由して三次から松江に向かう道路を松江道にした。
問題は浜田道だ。実は、生え抜きの全線有料A路線ながら、交通量が5000台/日いけないという路線なのだ。そういうありさまなので、容赦なく切らせていただく。さよなら。
言っちゃ悪いけど、浜田がどれほどの都市だというのだ。時代と何らかの見えない力がなければ、あれはよくてB路線だろう。
ちなみに、有料のA路線で地域高規格道路落ちはこれが唯一である。
呉道
B路線に多いんだけど、よく〇〇××自動車道ってあるじゃないですか。起点と終点を路線名にしましたみたいな。これは今後このブログでは終点の名前を取って呼ぶことにする。覚えておいてほしい。
さて本題。一応は中核市である呉市と山陽道を結ぶ路線。それはいいのだが、広島市内から地味~に離れた東広島市それも東寄りの高屋町を起点としている。福山方面からのアクセスはそこそこいいかもしれないが、微妙である。やはり広島市内との関係が深い街だから。
事実、広島市内から呉市へと向かう広島呉道路のほうが交通量が若干多い。あちら有料こちら無料にもかかわらずだ。
さらに言えば、広呉の終点である呉ICは呉市の中心部にダイレクトに向かう反面、呉道の阿賀ICは文字通り、中心部と広地区の中間に位置する阿賀地区で終わり、中心部へはそこから何キロか国道を通行しなければならない。やはり微妙である。
私が広島よりも西に住んでいるから思うことかもしれないが、呉方面へ向かうには、広島高速からの広呉が王道だし、なんならそれが呉自動車道になるべきなんじゃないか、考えている。
この件は都市高速の回で詳しくやるとして、とにかくこの路線は降格ということにする。