よく売れている品物を買うために、
行列することには、何の違和感もないが、
料理を食べるために行列するというのは、
いかがなものだろうか?
と、疑念を生じる。
災害や戦争などで飢餓に陥った非常事態下での、
配給を受ける場面なら仕方ないが、
平常な状態で、飲食をする席のために、
行列するのは少し変である。
いくらおいしい料理だろうと、
珍しい料理だろうと、食べ物で行列する風景には不快感を感じる。
いま食べている人の席のうしろに行列していいものだろうか?
昔の日本には、そんな光景はなかったような気がする。
いま食べている人は落ち着いて食べていられない。
せかされて食べていれば味もわからなくなる。
それを無視して並ぶというのは、格好いいとは思えない。
そうまでして食べなければならない理由も無い。
それを平気でできるとすれば、民度の低い後進国民と、
嘲笑されても仕方ないような気がする。
その場で食べる料理店で行列する風景は、
昔の日本には無かったように記憶している。