NO SADISTIC NO LIFE -51ページ目

雨にも負けず風にも負けず

近くの海岸の砂浜でトランペットを吹いていたら夜中にも関わらずいつの間にか人だかりができて小さい野外ライブみたいになってしまった。
まったく、こっちは静かに吹きたいのに・・・
そうは思っても自分のトランペットの音色に酔いしれている人達を見るとそんな野暮な事は言えるわけがない。
結局それから2、3曲吹いて満足げな観客の笑顔を背に海岸を後にする。
家に戻りこの前行きつけのバーのマスターに教わったカクテルを作り煙草に火をつけて窓ガラスを見る。
地上36階の部屋の窓からは眠る事を知らない街のあかりがどこまでも続いている。
(さて、明日は最近知り合った澄んだブロンド髪のあの女とご自慢のポルシェであても無くドライブするかい・・・)

そう考えながらカクテルを飲み干し煙草を灰皿に押し付ける。



そういう男に、

私はなりたい。
終わりさ!!

タスポをつくらなければ

煙草を吸う人間にとって何でライターを忘れる事はこんなにも歯痒いのだろう。
それは火がつけれないから。ただそれだけ。

あ~発火能力者になりたい。
終わりさ!!

夜、久しぶりに。


後輩芸人のアンダーポイント増野が家にやってきた。


そして増野は帰る時確実に缶コーヒーの空き缶を我が家に置いていく。
別にいいのだけど毎回十割の確率で空き缶を置いて帰っていく。
ふむ、中々やるじゃないかい。
兄さんの家にゴミ置いて帰ってゆくのだから中々サディスティックだねぇ。言っておくけど我が家はコンビニのごみ箱ではないよぉ!?

しかし増野、




遊びにきてくれてありがとう。
終わりさ!!