田村雅文さんを通してみるシリア | サダーカのブログ

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このブログは、サダーカ代表やヨルダンに訪問したボランティア、学生の皆さんが、主にヨルダンでのシリア人の状況、彼らの想いを伝えるために綴るものです。サダーカの活動や日本でのイベント等についてはWebsiteをご覧下さい!


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サダーカボランティアとしてヨルダンで活動中の大野春香です。今回は、私の出会ったサダーカ代表 田村雅文さんについてご紹介させて頂きます。
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シリアの人々のためにサダーカという団体を立ち上げるまでにも、田村さんのストーリーがある。
田村さんと直接お会いしたことのない方にも、彼のストーリーをお伝えしたい。

サダーカとは、アラビア語で「友情」という意味で、シリアの紛争が始まってから、田村さんはヨルダンの地に移り住み、ヨルダンで仕事をしながらシリアからの難民のサポートを行ってきた。

田村さんは、元々JICAのシリア隊員であり、紛争が始まる前はシリアにて環境教育の分野に携わり、日本からの学生を受け入れながら、農村部の生活改善などに関わっていた。任期を終えてしばらくは日本で仕事をされていたのだが、シリア紛争でシリアの人々が苦しんでいることに心を痛め、日本での仕事を辞め、ヨルダンの地へはるばる飛んできたという。JICA隊員時代にシリアで育んだシリア人たちとの友情が、田村さんを駆り立てたのだ。

私は、あるきっかけで職場の上司に田村さんを紹介して頂き、私はそのツテでヨルダンにくる事となった。

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ヨルダンで初めて出会った田村さんは、スラッと細身で、とても優しい目をしていた。

そして、実際にとても優しい人だった。こんなにも、相手の話を真剣に聞く人にはあまりであったことがない。
田村さんは、語学がとても堪能だった。そして、アラビア語で話すシリア人やヨルダン人たちの話をじっと聞いている。そして、どんな意見であっても、それを持ち帰って、じっくり考えるのだ。
これは本当に、なかなかできることではないと思った。
「人の話を真剣に聞く」ということは、簡単に見えて実はとても難しくて、奥が深い。

そしてもちろん、田村さんはシリアに対する強い想いがあり、それをたくさん語ってもくれた。
「自分の無力を感じることもあるけれど、これを知ってしまっている以上、シリアについて伝え続けなきゃいけないっていう責任を感じるよね」
そういう田村さんの優しい目の奥にある強い信念と、シリアの紛争に対する深い嘆きを感じた。

田村さんは、人と人との関わりを何よりも大事にしており、そこを軸とし信念を持って活動している。
なので、サダーカのボランティアとしてくる人たちに対して、アラビア語を勉強するようにと強調されるのだ。

アラビア語はとても難しい。他の団体で働く現地の日本人職員でも、アラビア語を話さない人も多い中で、サダーカのやり方は少し変わっているように映るかもしれない。
しかし、それは1対1の関わりを重んじるからこそだと思う。
そして私も早速アラビア語を初めてみたが、なかなか骨が折れる作業であった。

多くの人たちを対象に行う国連機関などの活動と比較して、サダーカの活動は一つ一つが手作業であった。各家庭を訪問して回り、家の様子を聴き、体調や経済状況などを聴く。そして、今のシリア人たちの考え、想いを直接汲み取っていく作業だ。
そして、それぞれのストーリーを、生の声として形にしていく。時には、特に困っている人たちに対して資金という形で援助を行う。資金の援助というものは、方法が肝心だが、緊急の際にはどうしても必要になることがある。

小さな団体ではあるが、小さいからこそ柔軟に出来ることもあり、なおかつ今のシリア難民のリアルを表現できるのは、今まで培ってきた人々との友情の上に成り立つ、こういった手作業の積み重ねかもしれない。

私は、田村さん務めるサダーカのシリアへの想いに同調し、力になりたいと思った。
田村さんや、サダーカのスタッフの皆様はじめ、シリアの為に働く人々の想いや行動が、現在私がヨルダンでボランティア活動をしている原動力にもなっている。

これからも、シリア支援団体サダーカをどうぞよろしくお願いいたします。

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