皆様、先日の誕生日の折には、たくさんのお祝いメッセージを有難うございました!!

旦那のブログのお陰で、今までの人生で、一番多勢の方々に祝って頂けた誕生日となりました。

そして、今月の名古屋公演もいよいよ残り数日となりました。

今月は、初めて「まねき」が上がったり、大役を勤めさせて頂いたり、

誕生日があったりと、色々な事が目白押しの一ヶ月でした。

今月も、旦那始め、高島屋一門を応援して頂き、誠に有難うございました。

お互い拵えをして、旦那と一緒に写真を撮る事は滅多にないのですが、

今回は特別に記念撮影をして頂きました!


千枝役の菊史郎さんも加わって下さいました。



さてさて、今日の「蔦之助だより」は、「歌舞伎の演目はパロディーばかり」

というお話をさせて頂きます。

歌舞伎とは、そもそも、江戸時代の大衆娯楽でした。

現代人の我々が、映画館に映画を見に行くといった気軽さと似ていたのかもしれません。

ですから、他の演劇の演目を、歌舞伎風にアレンジして、

気軽にお客様に楽しんで頂くという精神が根底にあります。

今月の名古屋の演目を見てみますと、




・菅原伝授手習鑑 車引  →  人形浄瑠璃 文楽

・棒しばり →  狂言

・人情噺文七元結  →  落語

・本朝廿四孝 十種香  →  人形浄瑠璃 文楽

・身替座禅  →  狂言

・伊勢音頭恋寝刃  →  歌舞伎オリジナル

と、殆どが、元となる演劇の演目が有り、意外にも、歌舞伎オリジナル作品は伊勢音頭だけです。

また、これらを演じる時は、元になっている演劇によって、

衣裳、かつら、化粧、セリフ、立ち振舞い等が変わってきます。

そして、近年では、シェイクスピアを歌舞伎化し、蜷川幸雄さんが演出した「十二夜」や、

現代劇作家の野田秀樹さん、宮藤官九郎さんの作品、漫画原作者の樹林伸さんの作品もあります。

この様に、歌舞伎とは、どんな物でも取り入れて、

自分達の色に染め変えてしまう特殊な演劇なのかもしれません。

私個人としては、ハリウッド映画「star wars」を歌舞伎化したら、

壮大でスゴく面白い作品になるのでは‥という妄想を抱いております(笑)



それでは最後に、

先日、仲間と食べて大変美味しかった手羽先です!



じつは最近、鳥肉を食べると、共食いなのでは!?という意識が芽生え始めています…。