メンタルが強い?

病状的には、寝たきりだし、入浴もトイレも厳しくなって来てるし、治療も中止したし、そろそろホスピスですが…メンタル的は、元気な頃も、闘病初期も、今も変わってません。


普通は、がん告知とか、治療終了時とか、余命宣告とか、いろんな場面で気持ちが落ち込むものなのに…って、メンタルが強いって言われます。


で、自分でもどうしてかなぁと考えてみました。


もしかしたら、「シュミレーション好き」ってことかも?


小学校、初めての修学旅行。どんな感じだろうって期待と不安でワクワクドキドキして、アレコレ考えてました。


で、いざ、行ってみたら。

見慣れない風景、聞き慣れない言葉の「非日常」に、へぇ~と思いつつも、「ここにいる人にとっては、これが日常なんだろうなぁ」って。

旅行初日の夜に思ったのは、「ずっと後から、初めての修学旅行って、この日のことを、どんなふうに思いだすのかなぁ?」ってことを考えてました。

で結局、思いだすのは、「そんなことを考えてたなぁ」ってことだけです。


結婚適齢期の頃、今は、結婚願望はまったく無いけれど、やっぱり、ウェディングドレスとかを着たら、違うのかなぁ、どんな感じなのかなぁ?って考えてました。


で、何かのイベントでウェディングドレスを着て大きな写真パネルにして貰う機会がありました。

リアルに「結婚式」を疑似体験したけど、やっぱり、「へぇ~!」って感じで結婚願望が目覚めることもなく、結婚に夢を膨らませることもありませんでした。


何かのイベントで、「ひつぎに入る」ってやってました。

好奇心旺盛な私は、当然、体験したけれど、「死を連想する」っていうよりも、「へぇ~!以外と内側も綺麗だなぁ」って感じでした。


そんなこんなを考えると…シュミレーションというか、想像力というか、妄想というか、事前にあれこれ考えているから、いざ、それをリアルに体験した時には、「へぇ~、こんな感じなんだ〜」で終わってしまいます。

「想像とリアルの違い」を確認作業をしているみたいな感じです。


「想定外」の事や、「リアルで無ければわからないこと」に出会えたら、嬉しくなります。


絶景の撮影スポットに行って、誰も撮影していないような片隅に「素敵な風景」を見つけたら、嬉しくなります。


いつも通る道の庭先や片隅に、「素敵な風景」を見つけたら、嬉しくなります。


シュミレーションや想像、妄想が好きだから、「想定内」のことには、動揺することも、落ち込むことも無いかなぁって。


そして、「想定外」のことが起きたら、ワクワクするかなぁって。


私が「メンタルが強い」って言われるのは、このあたりにありそうな気がします。


そして今からの日々は、死後蘇生した人以外は、語ることが出来ない経験だろあなぁと。体験談が少ない分、まさに「想定外」のことばかりがこれから起きるのかなぁと…どこかで楽しんでいるような気もします。


こんなことを考えたり、ブログ記事にしたりが、いつまでできるのか、わかりませんが、こんな日々を最後まで楽しみたいと思います。




  最後に・・・

 

 

 

 

私の闘病生活を支えてくれている姉に勧められて、使っている水素生成器です。ステージ4Bにも関わらず、なんとか元気に過ごせている理由のひとつかもしれませんので、参考までにご紹介します。