どしろうとアボカド栽培記 -2ページ目

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09Oct
- 真菰栽培総括
  令和4年10月8日ようやく、ようやく涼しくなりました。過酷な猛暑下での作業とも、来年までオサラバです。と言ってもアボカドではなく、真菰栽培の話しなのです。実は、今年のテーマは、「真菰栽培を始める」だったのです。アボカドのお世話は、超多忙なI施設長にお任せして、わしは後ろを振り返りもせず、みんなで幸せになる自然農法を模索すべく、新たな基軸「真菰栽培」に着手したのであった。結果、収穫高は以上。これだけです。完膚なきまでに失敗しています。でも、ゼロでは無かった。体調を崩しながらも、一緒にマコモだけ栽培挑戦への道を完走してくれた相棒曰く、「めっちゃ美味しかった。里庄町（岡山で雲の上の存在的なメジャーな産地です。)のより美味しいんじゃないかな？」との身内に甘～い食レポも頂きました。因みに天ぷらにして食べられたそうです。来年こそ。の思いで、例によって時間を巻き戻してお伝えしていきます。どうぞよろしく。
03May
- 里帰り
  令和4年5月3日暑くなってきましたねーアボカド達もビニールハウスの中ではさすがに暑すぎるだろうということで、I施設長と汗をかきながら、I施設長が経営されている有料老人ホームへ大移動となりました。フジカワだけが、越冬出来ずに枯れました。が、台木のベーコンとおぼしき若葉が生えて来ました。なので、とりあえず皆元気です！越冬成功ということにします。
11Feb
- 撤収
  令和4年2月11日今日は暖かいですね。やはり春は近づいて来ているようです。現在のアボカド達の様子です。耐寒性の強いメキシコーラ以外は、やはり元気が無くなってますが、もう少しの辛抱だ。頑張ってくれー🙏そして、瀬戸内の畑は撤収開始。むむ、無念。
28Nov
- 引っ越し
  令和3年11月28日(日)昨日最低気温1度を記録して、これは流石にビニールハウスへ引っ越し時期だということになり、有料老人ホームに置いていたアボカド達を大移動する。車からハウスへ、何往復もして引っ越し完了。湿度の高さが気になるのですが、換気扇取り付けは当面見送り、様子をみることになりました。汗だく。
31Oct
- ビニールハウス完成
  令和3年10月31日先週の続きで、またまた悪戦苦闘しつつビニールを張りましてようやく完成しました。感無量これで、冬を越すことが出来る🙌いや、ちょっと暑すぎる気が・・・換気扇取り付けるか検討中です。
23Oct
- 越冬準備
  令和3年10月23日暑い秋が定番になりつつある10月ですが、さすがに寒くなって来ました。アボカド達が冬を乗り越えられるよう準備を始めなければなりません。昨年の越冬失敗の経験から、本格的なビニールハウスは必須条件だと学んだ訳ですが、まだ苗木23本の内容なので今年は小ぶりなビニールハウスで良しとしました。5.4×3.6mという小ささですが、何しろはじめての経験でして...悪戦苦闘。日も傾き始めたので本日は作業終了。後日ビニールを張ることに。
03Oct
- どんどん
  令和3年10月3日ゆす村農園さんのお買い得商品「味わい堪能品種　中苗7本セット」が残り僅かと知り、衝動買いしたのでした。まだ何の結果も出していないにも拘わらず・・・この前　米ぬか投入で大慌てしていた実力にも拘わらず・・・我慢出来ませんでした。で、早くも10号鉢に植え替え。今回はI施設長　渾身の一手　竹パウダーを満を持して投入！今度は問題ないでしょー。いやいや生長に有益なはずです。不安と期待が広がる今日この頃です。どーん
25Jul
- やってしまった
  令和3年7月25日わし　ど素人なんですよ。農業自体。　先日、10号鉢にアボカドを植え替えたのだが、その時　農業従事者であるお客様にアドバイスを頂き、土作りの際に米ぬかを混ぜ込んだのだが、これが良くないらしい。どうも、充分に発酵させた所謂ボカシ肥にしてから入れるべきだったようだ。そのまま生の有機物の状態で土に混ぜると、有害な菌が蔓延る原因となり易いらしい。やってしまった今度は、I施設長の知人の果樹農家に状況を説明し、事後策を尋ねる。①そもそも活動期の今頃に、普通植え替えはしない。②土を替えたいだろうが根が傷むので秋まで止めたほうが良い。③出来るだけ発酵による被害を防ぐため、高温になり過ぎないよう日陰に置いておく。との指導を頂きました。どうか、どうか、ダメ親の元でもしっかり育つ良い子たちでありますように。🙏
23Jul
- 復活の日
  令和3年7月23日アボカド達が枯れてしまった後、ポポーはI施設長の畑に引っ越し。現在、瀬戸内の畑にはブルーベリー、ビワ、オリーブが若干あるのみ。ブルーベリーには家庭菜園用の自動潅水装置で水やりをして手間要らずなのだが、ポリタンクに水の補充は必要で、先日も水を運んでいたところ、まさかの・・・。ブルーベリーの隣に以前はアボカドのフジカワとムラシゲを植えていたが、もはや雑草生い茂る哀愁エリアと化している・・・・・・ん？・・・あれ？雑草らしからぬ気配が・・・する。い、生きていた！感動！慌てて他のアボカドも確認。カハルー、グリーンゴールドも復活してたー！残念ながら3年前に植えたピンカートンとエッティンガーは変わらず枯れたままだった。もう寒さや鹿や猪からの試練を受けることのないよう鉢に移して手元で育てることに。・・・・・・Σ(￣□￣)!折ってしまいました。フジカワさん。でも、またまた復活してくれるでしょう。お願いします。祈ってます。
17Jul
- 植え替え
  令和3年7月17日先週トラブルで出来なかった植え替えを行う。数日前に本業のお客様として知り合ったM様が土作りのアドバイスをして下さり、粛々と作業が進行。畑の土:ピートモス=1:1米ぬか適量下に鹿沼土を敷いて、上にバーク堆肥を載せて、一番上には保湿として水ごけを覆って完了。
11Jul
- ダカールラリー
  令和3年7月11日　新しい協力者　有料老人ホームS のI施設長と買い揃えた苗木16本。到着後ひと月ほど経ったので、10号鉢に入れ替えることに。鉢、鹿沼土、ピートモス、パーライト、バーク堆肥を調達。それにプラスして、さる情報筋から聞いた〈秘密の腐葉土〉をブレンドしてみる計画。秘密の山へ行く準備をしていると、I施設長の友人である整体師兼農家の方が来訪。「丁度良かった。今から山へ腐葉土を獲りに行くけぇお前も来い。」と施設長が声を掛け、「息子を迎えに行かんとおえんけぇ30分だけなら。」との約束でほぼ強制的に手伝ってもらうことに。そして、仲間の中国人留学生M君の運転で出発。いや、その前に3人順番にほぼ強制的に整体をしてもらって出発したのでした。山の隘路を抜け目的地に到着。早速シャベルで土を掘り返すも、石や泥ばかりで何か違う。・・・なんかイメージと違う実は、秘密の腐葉土・・・竹林の腐葉土秘密の山・・・竹を伐採後の山だったのです。それをブレンドすると、野菜がよく育つとか、甘くなるとかと聞いたのでアボカドにも良いかも！と思った次第です。「この山の竹、真竹だったんじゃねぇかな。肥料にするなら孟宗竹の腐葉土じゃねえとおえんけぇ。」と整体師からの衝撃の発言。あれ？特別なことじゃないの？ふつーの情報なんすか？確認したら農家では普通にやっていることらしい。・・・撤収ー！先の空き地で方向転換しようとした時にそれは起こったのでした。Σ(￣□￣)!ガクンと前タイヤが沼地に落ちたのです。3人で力一杯押しても微動だにせず、タイヤは泥を跳ね上げるばかり。1時間半後、M君の留学生仲間が4駆の軽トラで救援に来てくれてなんとか助かったのでした。精根尽き果てて、その日は散々な目に遭った整体師とともに解散したのでした。👍
23May
- 新たな展開
  緑が美しい季節になりました。会社近くを流れる川の土手にも一面に美しくオオキンケイギクが咲いています。去年畑に植えたポポーも、こんな針金みたいな姿から植物らしい姿に変容しています。先日、2本のポポーが鹿の襲撃に遭い、また針金状態になってしまいましたが、季節のサイクルという力は偉大で、すぐに葉が生えてきました。ま、元々アボカドたちを守る役目だったので、頑張りに感謝しつつ「これも運命だと思って諦めてくれ。」という心境です・・・あ、いや、アボカド君たちはもう居ないのだった・・・。😢奇跡は起きませんでした。その後も、祈るような気持ちで万田酵素や竹酢液を与えていたのですが、脇から新たな幹が伸びるようなこともなく、ただただ枯れています。この3年間の出来事が頭の中をぐるぐると回り、肩を落とす毎日でした。しかし、事実を、過ちを認めなければ、人間の成長は止まります。温暖な瀬戸内の気候であればアボカドの路地栽培が可能ではないかという思惑は外れました。本格的なビニールハウスは最低限必要だということを学びました。となると、わざわざ遠方に畑を借りる必要はなくなる訳で。電気柵の設営を中止して、今後の展開を考えていた矢先、思いも寄らない話が舞い込んだのでした。本業の営業先のお客様で、以前から公私に渡りお世話になっている方なのですが、その方が、「一緒にアボカド栽培をやろう」とお声掛け下さったのです。なんと、山、畑をお持ちで、しかも、ご実家が造園業を営まれており、重機などの設備も使い放題だとのこと。ピンチはチャンスの始まりとはよく言ったものです。現在、二人でアボカドの苗木を購入中。農業と福祉を繋げる壮大な夢を語り合ってます。✌
28Mar
- 駄目なのか？
  令和3年3月28日(日)アボカド様たち復活の兆しなく・・・枯れたまま。webで復活事例を探したところ、「切り戻しせよ」　とか　「根っこが生きてたら脇の方から生えて来る」　とか有りましたが、これだけ枯れ果てている状態では無かったような感じ。とりあえずstayで、もう少し祈祷レベルで祈り続けます。
21Feb
- 肥料
  令和3年2月20日仕事でお世話になっている社長さんが肥料をプレゼントして下さいました。牛ふんなんですが、非常に良品であるとのこと。早速　撒きました。藁を敷いたうえに撒くと良いらしい。後で土を被せて完了。復活を祈るのみ。
14Feb
- 復活する？
  令和3年2月14日(日)会社の後輩が手伝ってくれるというので、待望の電気柵を設置することに。と思っていたのですが、大量の支柱にガイシを取り付けるだけで時間切れ。設置は後日となりました。現在のアボカドの状態ですが・・・カハルーこんな感じです。復活するのでしょうか？とにかく生き返ってくれーと祈っております。
07Feb
- その後
  女神様に愛のネットワーク作戦を授けられたわしは、大本命アボカドちゃんの周囲にせっせと猪と鹿に食べられても良い果樹を植えました。枇杷、オリーブ、ブルーベリー、ポポーです。本当に食べるのか？と思うものもありますが・・・結局自分が食べたいものを選んでしまう有様で・・・。また、アボカドも4株新たに植えました。全くのノーガード両手ぶらり作戦だと力石のパンチ一発でマットに沈んでしまうので、簡単な柵囲いは施す。実が成る状態のものは、現時点でオリーブだけ。それでも不思議なことに、誠に不思議なことにそれ以降被害が全く無くなったのです。彼らがやって来ているのは、糞で分かります。でも被害無し。心の問題　気持ちの問題でしょうか？不思議です。何かとてつもない真理に触れたような気がしてます。ただ、やはり近づいて来ているのは間違いなく、また不慮の事故が起こる可能性もあるので、お金を貯めて電気柵を購入しました。これだと彼らも嫌がって入って来ず、根性で入場したものにはどうぞお腹を満たしてお帰り頂くつもりです。
17Jan
- 愛のネットワーク作戦
  内田　樹先生曰く①何でも食べられる　②どこでも寝ることが出来る③誰とでも仲良くなれるこの３つの資質があれば、どんな環境に置かれても生きていけるそうだ。わし、何でも食べられます。どこでも寝られます。自分がいい加減なので人のいい加減さもだいたい許せます。なので、52年の人生で様々な苦難もありましたが、なんとかどっこい生きて来れました。勿論たくさんの方々のお支えのお陰ですが、わしの唯一の資産である３つの資質に拠るところも大きいと自負してます。ところが、ここ十数年なんだか生き辛いなとずっと感じております。なんでかなーと考えてみる。年とって固有名詞が全然出て来なくなったからか？体力に反比例して体重がどんどん増加しているからか？などといくつか原因が考えられたが、若い頃から暗記力低かったし、年々ごはんが美味しく感じられて幸せだし、どうも違う。そんなことを思いつつコロナ禍に翻弄された2020年の出来事を。罠猟自粛宣言後、大きな事件も無くアボカドも順調に生長し、そろそろ苗木も増やそうかと思っていた矢先、それは起きました。いつものように畑の脇に車を停めて、グラグラのフェンスの扉を開けて向かおうとした瞬間。目に飛び込んだのです、それが・・・。至上最大級に崩壊している柵の様子が。遠目で見て、何か横たわっているのが分かりました。近づいて確認すると、鹿です。雄の鹿。状況から、角に網が絡まって身動き出来なくなって亡くなった様子。さすがに落ち込みました。今回もアボカドは枝が1本折れた程度で無事。鹿は亡くなり、柵囲いは崩壊。誰も幸せになっていない・・・。魂が抜けるような虚脱感を感じて、がっくりと崩れ落ちました。心が折れるというのはこういう感じなのか・・・と、客観的に自分を観る余裕だけがギリギリ残っているだけの状態。魂が体から抜け出そうになるのを頑張ってつなぎ止めながら、鹿を埋葬した後、応急措置程度に柵囲いを修復してその日は帰りました。数日後、今お付き合いさせて頂いている尊敬する女性がいるのですが、その方に「もう心が折れた」と愚痴りました。その方は、自然農法を実践するためというか、〈自然の摂理法則と自分の人生を同期する〉生き方を実践するために当地に移住され、そのさ中に罹病、現在は病を見つめることから自然の摂理法則を受け取ろうとしている方です。なので、含蓄のある言葉をいつも頂けるのですが、この時も「罠を掛けたり可哀相なことをするからこういう結果になるのだ」とおっしゃるのです。では、どうすれば？と些かむくれて問い返すと、「畑の近くに猪や鹿に食べられても良い作物を置いておけば、向こうもわざわざ危険な柵囲いを倒してまで食べようとはしない」と言うのです。それでもまだ納得出来ず、「そんなことしたら、逆に寄って来るんじゃないですか？」と反論。「判らないけど、今も自然農法やってる知人は被害が無くなった」とのこと。う～確かに木村秋則さんの本にもそんなくだりがあった気がする・・・。思いに更ける。考えてみれば・・・わしが今こうして、自由な人生を送っているのも、「なりたくない何か」になることに堪えて死んだように生きるより、経済的に困窮しても自分の人生を生きたいという思いからだ。でも、自分の都合を通すことで周囲に迷惑は掛けたくは無い。猪や鹿は必死に生きているだけだ。小さな畑の絶対君主として振る舞い、彼らを積極的に死に追い遣ることを前提にして、「みんなで幸せになる果樹園」を作るなど矛盾の極致、愚か者の戯言のような気がしてきた・・・。・・・間違っていた。彼女おっしゃってました。農園は防獣ネットで守るのではなく、愛のネットワークで守れと。そして、息苦しい毎日は、承認の世界を憧れながら不寛容な世界に足を取られていたせいだと気付く愚かなわしなのでした。
14Jan
- お詫び行脚
  猪騒動の翌日、ご迷惑をお掛けしたみかん農家の方々にお詫びして廻りました。皆さん良い方ばかりで、「あんたにゃ悪りーと思ーたんじゃけど、連絡先も知らんし、前に猪が暴れて怪我したもんがおるもんじゃけー警察に電話したんじゃ。」と逆に気を遣って下さる言葉を頂きました。「もう2度と罠は掛けません。」と誓い、頭を下げて廻りました。寛大な方達で、皆様からお許しを頂き、ひとまず一件落着となったのでした。それから一週間後。猪を亡き者にしたことへの復讐か？また柵の一部が破壊される。またしてもアボカドは無事。いつもなんとかアボカドは無事なので、奇跡でも起こっている✨んじゃなかろうかと思いその話を行きつけの散髪屋の大将にしたところ、「猪も鹿も実はアボカドの木が嫌いなんじゃないの？」との返答。なるほど・・・もしかしたらそうかも。一応ググってみるも結論は不明。でも、気が楽なので、そういうことにしておこうと決めました。そんなこんなでまた冬が来て、また春がやって来た頃に、わしの考え方を変えることになる一撃を見舞われたのでした。
11Jan
- 猪騒動②
  ある日の朝　畑のオーナーの息子さんから電話が。「畑に猪が掛かっとって、みかん狩りのお客さんが騒ぎょーるらしーんで何とかして。」とのこと。すぐ罠を掛けてくれた知人に連絡。早朝確認に行ったが、掛かって無かったのでそのまま帰った由。今日は一日仕事で駆けつけられないとの返答。実はこれ、ハンターとしては絶対やっちゃいけないことなのです。獲物が苦しまないようすぐに止め刺し出来る体制をとっておくべきなのです。それが出来ないなら罠を撤去しておく。でも頼んだのは　わしなのでわしが止め刺ししに行くしかない。自宅にナイフを取りに行き畑に向かいました。一人で止め刺しするのは初めてなので緊張で、どんよりしながら向かったのでした。畑は自宅から30kmほどあるため到着したのは昼前になってしまいました。うっ。人だかりが・・・しかも一目瞭然の警官らしき方々。一瞬で、ただ事では無い事態になっていることを理解し、すぐに車を降りて謝りに行きました。「申し訳ありません！」すると、一目瞭然でハンターらしき初老の方が「💥💣🔥💢💥💣🔥」かなりお怒りです。冷静な警官が冷静に事情聴取を始められ、顛末を説明する。また、警官から状況の説明を受ける。朝　7時頃に猪が罠に掛かったと予測　　　　　　↓10時頃　みかん狩りオープン　　　　　　↓道路近くの罠であったため、みかん狩りのお客さんが猪に気付いて騒ぎ始める　　　　　　↓みかん農家の方が、畑のオーナーに猪の排除を要請するも、オーナー取り合わず　　　　　　↓みかん農家の方が警察に通報　　　　　　↓警官→オーナー→オーナー息子さん→わしという流れだったらしい。集まっていた方々は、市役所職員、警官の方々、みかん農家の方、猟友会の方々である由。怒り心頭の方は猟友会会長さんでした。一番の問題は禁猟期であったのに市へ相談もなく猟を行ったことでした。わしは、自分の借りている畑の内であれば禁猟期でも問題なしとの誤った認識でいたのです。とにかく絞られました。猟友会会長さんは「なんで罠掛けた奴が来んのんなら！」「資格取消じゃー！」と何度も怒鳴ってます。仕事の事情でどうしても来られない、罠を依頼したのは私なので私に責任がある。知人には罪は無いと訴えるも取り付く島もない。これは、何としてでも許してもらわねば。というのも、わしは既にペーパーハンターで、今後も一人で猟を行うことはない確信があり、資格取消でも痛くも痒くもないのですが、知人は違います。彼はパイロット資格並みに難しいと噂される猟銃所持の資格まで取得しているのです。これは、公安が所轄するもので、試験合格後、許可を与えるにあたっては、ご近所さんに本人の素行を確認したり、離婚した相手にまで人柄を確認したりする（良く言う訳ないよね）。わしの知人はいい奴なんですが、昔かなりやんちゃだったらしく、公安にも昔馴染みの顔見知りがおり、猟銃所持の資格取得に大変な思いをしたことを知っていたため、これは不味いと焦った次第。猟友会会長さんに何を言っても無駄なため、わしは逆に喋ることをやめ、もう相手にするのを諦めました。すると、今度は「この畑にゃあ何を作りょーんなら。」「何にも作りょーらんじゃねーか。」と始めました。・・・無視です。「どーなんなら！」と畳みかけて来るので、さすがにカチンと来て、「それ聞いて、なんか建設的な話になるんすか？」と返しました。すると、「あ”ぁ？」「やるんか！」と絡んでくる始末。ぷっちん来ました十数年ぶりに。「うおらぁ！　かかって来いや！」と掴み合いになる刹那、さすがプロフェッショナルです。警官の一人が間に入り、一喝されました。わしには「落ち着け」と、猟友会会長には「余計なことを喋るな」と、ぷくく（笑）大岡裁きでした。拍手👏この大岡裁きには続きがありまして、「ちょっといいですか。」と、もう一人の警官から手招きされて静かな場所に行く。「sadaさん、実はあなたがここに到着するまでに、猟友会会長と話をしていたのです。」猟友会会長は、「わしは立場上喧しいことを言うで。」「でも、罠掛けた奴が謝ったら、警察署にもその後謝りに行かせるけー許しちゃってくれー。」というシナリオだった由。マジすか。アカデミー賞並みの名演じゃないですか。まさかの、脚本にない、罠を掛けた本人が来ないという事態にアドリブで対応ということですか・・・。先に言って下さいよー（旦那）そうと知っていればいくらでも頭を下げられる男ですよ、わしは。その警官に何とか仲をとりもって頂き、夜にでも警察署へ二人揃って謝罪に行くことで手打ちにして頂きました。仲直りした猟友会会長と、もう一人の温厚な猟友会の方に止め刺しして頂き、他の罠も撤去し、撤収となりました。後で菓子折でも届けようと思い、猟友会会長に住所を尋ねるも、「もう終わったことじゃけぇ」と教えてくれません。カッコイイじゃないですか。一応名刺を渡し、改めて謝罪しました。「こっちは鉄砲持っとるんじゃけぇの。気を付けぇや。」と餞のお言葉を賜り、「撃ってみろや！」という言葉が喉元まで出て来ましたがグッと飲み込み、お見送りしました。夜には知人と二人で警察署に謝罪に行きました。菓子折を持参しましたが、決して受け取ろうとしません。本当に頼もしい警官の方でした。最後に「今度同じことをやったら書類送検します。」と釘を刺されたのでした。皆様　本当に申し訳ありませんでした。
10Jan
- 猪騒動①
  木村秋則さんの本に書いてあったのですが、果樹の周りに大豆を蒔くと良いらしい。大豆は根粒菌を招聘するとのこと。早速　蒔いて翌週見てみると芽が出て、暫くすると枝豆が出来ました。貧弱な枝豆が。でもこれが良くなかった。この枝豆目がけて猪が猛アタック。すべて食べられました。当然、防獣柵もクラッシュ。恐るべきパワー。またしても柵を立て直し、先日修復した上にネットを被せて張る。今回も幸いアボカドは枝が1本折れた程度で無事。根粒菌は猪が興味無さそうなクローバー🍀から招聘することにしました。大外の柵囲いも一人で少しずつ延長するも、時間が無くなかなか作業が進まない。少しでも猪と鹿の脅威を回避出来ればと思い、秋になる頃に前年同様　知人に罠猟を依頼。というか、先方から「今年も罠猟をさせてくれ」と連絡があったのです。狩猟期間の11月15日にはまだ早かったものの、自分が借りている畑に設置するだけだから問題ないだろうと判断し「ガンガン畑に勝手に入ってバンバン獲って下さい！」と依頼したのです。そうこうしていたある日の午前中、珍しく畑のオーナーの息子さんから携帯に着信が・・・。