2017年10月28日、ベトナム二日目。 | 滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

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滋賀の高島という地域で機屋をしている今年53歳の男のブログです。
仕事のこと・家族のこと・日々の日常で感じたことなどを綴っております。
大したことは書いておりませんが、それでもよろしければご覧ください。

ホーチミン市にやって来て二日目の朝。


昨晩は、ここしばらくで滅多にないくらいによく寝られて、とても満足です。


時差が二時間あると、なんとなく、ボケていた分得した感じです。




朝ごはんを食べに出掛けた時にパチリ。


朝は時差の分、あり得ない時間に起きました。


こちらの5時は、向こうの7時。


眺めの良い中、寝ぼけております。



朝ごはんをとったところは、ホテル近くのレストラン。


ベトナムはインテリアがお洒落ですね。


フォーを頼みました。


チキンフォー。


(本当は平山氏がビーフを食べたいといったので、チキンと交換しました)


手羽先の先っちょみたいな肉がたくさん入っていて、なかなか美味。



69000ドン、約350円。


パクチーが気になるかな、と思ったけど、ライムを絞って、醤油を少し垂らしたら全く気にならず、逆にパクチーが良いアクセントになり、美味しくいただきました。
 


ベトナムコーヒー(練乳入り)は甘いですが、なにか合うんです。


その土地その土地での食べ物は、意味があるんでしょう、おそらく。


平山くんが頼んだ生春巻をひとついただきました。


ライムと醤油でいただきました。


美味。


ベトナム、ハマるかも。


歩いてホテルまで戻ります。


その後


10時半のアポイントに向け、10時に集合しました。

  
タクシーで15分ほどのり、目的地へ。



勝先生、アシスタントのリンさんとご挨拶して、こちらのデザイナーの方との面談スタートです。
 

そうそう、今朝から堀田プロデューサーと合流しました。


深夜便で来られ、月曜日には帰途に就かれている予定です。


ご迷惑をお掛けします。


現地の勝さんという女性の手引きで、ジウアインという現地デザイナーさんのブティックにお邪魔することとなりました。



写真右側は勝さんのアシスタントのリンさんです。


ブティックには華やかな布を使った、色々な製品が並んでいました。


どちらか言えば・・


色んなことを試されている、そんなデザイナーさんだとお見受けしました。




ブティックの傍らには、カフェのスペースもあります。


くつろげる空間でお買い物とお茶をしてもらう、その空気を提供したい、という意思が伝わります。


堀田さん、道法さん。





ジウアインさん、リンさん、勝さん。




そして平山くんとわたし。


傍らに広げた、「近江商人」の「高島商人」よろしく、スーツケースいっぱいの生地を見てもらいます。


スーツケースに溢れんばかりに入っているのは先方には新鮮で、良い方に理解し、受けとってもらえたようです。



わたしから、高島ちぢみの歴史を語り、背景をお伝えしました。


平山くんからは定番品、高島ちぢみの白生地のご紹介をしてもらいました。




「シワのある生地が新鮮だ」


「なぜシワがあるのか?」


「天然繊維で収縮性がスゴい生地は初めてだ」


などなど、なんとなく有り難い反応を示していただきました。




選んだ布を飾ってもらいます。


アシスタントのリンさんを撮ってみました。


この人は、信頼できそうな人だな。


最後にみんなで記念撮影。


土曜日、ひっきりなしにお客様が来られ、忙しい時間帯をお過ごしの中、お邪魔してスミマセンでした。


(ちなみに、こちらのお客様は、半数以上が非ローカル、フランスやイタリアなどのヨーロッパの方々が多いそうです。)


選んでいただいた生地は、また送らせていただきます。


ありがとうございました。



ちなみに、ブティックは二階にあり、一階は奥部にバイクを飾っている、手前にはタバコやジュースをおいている、謎のお店です。


こういうお店が、多いんだな。


とにもかくにも、人が多いことで成り立っているような商売が、ベトナムにはたくさんあり。


それらを見ているだけで、何となく「数は力なり」という風に思えます。



人の若さ、数、そしてそれらが産み出す活気。


日本にはこんな瞬間は、もうやってこないのかなぁ。



そんなことを思いつつ。


お昼ご飯をいただくため、「ニャハンゴン」という有名店にやって参りました。



とにかく、立派な店構え。



オープンキッチンというか、オープンキュイジーヌというか。


とにかく広く、メニューが多いです。



中華寄りのベトナム料理を選び、食事をとりました。


空芯菜の炒め物、なんかインドネシアとも、台湾とも違う味。


ついつい比べつつ、何となく楽しい雰囲気で食事は進みます。


パイナップルチャーハンは、平山くんのチョイスです。


美味しいです。酢豚味のチャーハンという感じかな。


堀田さん、わたしのトマトジュースを見て、「わたしもそれ」と頼んだところ、うっかりスイカジュースと間違えてオーダーしたようす。


そうですか、トマトが嫌いですか。


わたしがいただきますとも。


ごちそうさまでした。


歩いて移動して、市場調査へ。



ビンコン、といわれる建物です。


楽しみに入ったものの・・


そんなにお目当てのブティックなどがなく、撤退することに。


歩いて、ホテルまで帰ります。



靴磨きや、宝くじ?
 

色んな人がよってきて、お金を所望されます。


道端には、缶をおいて、人を見上げる方が大勢いらっしゃいます。


まちを歩いているだけで、色んな勉強になります。



これは、オペラハウスだそうです。


ホー・チ・ミンは元の名をサイゴンと呼ばれ、陥落され、名を改められるまでのその元の名前で呼ばれることがまだ多いそうです。



その中を歩く堀田さん、道法さん。


この感じ・・


オペラハウス見たくても、見たいと言えない。


わたしはなんて、内気でシャイなのか。性分を呪います。



この街に、観光客では欧米の方が目立つわけですが、余裕ができた今、よく見たらイスラム系、マレー系、韓国系、日本系の方が見受けられるようになってきました。



欧米の方が特に足を止める場所で、自分も足を止めて撮ってみます。


彼らが、ベトナムに求めるものは「緑」などの天然のものと「建造物」などの人口のものの折衷されたものなのか?


こういう建物を、よく撮られていました。


なるほど、とわたしは思います。


日本に観光で来られた方が日本に求めるもの、日本から生まれたものに求めるもの、はまた違う気がします。


その辺の検討と把握が、わたしたちが国際的に地域ブランドを作っていく上での鍵となりそうです。


ホテルに戻り、しばらく後に打ち合わせをしました。



まずは、近々に迫った来月上旬のブランド委員会といわれる会議について。


それから、来年度以降、ということについて。



堀田さんは頻りに


「整理」


「選択」


「市場」


などのキーワードをおっしゃいます。



海外展開について、やみくもにがむしゃらにする時期はとうに過ぎて、来年度以降は余裕をもってやらないといけないような気がします。


個人的には、単体の会社としては、既存の国内の商売にも少し注力したいので、果たしてどうするか、少しこっちはこっちで別の頭が必要です。



プールを見つめつつ・・


一時間ほどの会議は終わりました。


水着、持ってくればよかった。


そのあと、18時30分からの「サクラコレクション」というファッションショーの観覧に出掛けました。


前回の訪問(わたしはいってない)の際、平山くんがサクラコレクションの事務局のような方々に生地提供を依頼され、それに応えて送付したものがデザイナーさんに依って縫われ、縫製品となってショーに使われるようです。 


 
大々渋滞の中、タクシーはイオンに到着。


どちらか言えば、昔からの繁華街ではなく、空港のそばに、ホーチミンのイオンモールはあります。



土曜日の夜。


爆発的に、人々がイオンモールにおられました。



開店セールか、地域の祭りか。


とにかくそんな感じ。


そんな中に、サクラコレクションは開催されるようです。


会場は、よく目立つエスカレーターからも、全フロアからもみられる中央部。



席もとっていただき、拝見するのは良いのですが。


ファッションショーで三位になった学生さんに、「高島ちぢみ」生地を進呈するプレゼンターになることになりました。


平山くんが拒むんだもの。


嫌だなあ。


 
そんなことを思いつつ、会場を見ていると・・
 

協賛企業のなかに。

 
高島ちぢみ発見。


ビッグネームさん方と、強引に並べてもらって、感謝です。

 
これを機会に、また頑張らないと。



 
会場での指示を聞いたあと、夕御飯をいただくことにしました。


 
ちょっと中座。


ペッパーランチで、ステーキライスをいただくことにしました。


美味しそう。


卵が別盛りなので、そちらにご飯を放り込み、焼き飯みたいにして、肉をのせつつ食べます。



ペッパーランチ、こちらでも流行っております。


ごちそうさまでした。


19時過ぎ、ショーは始まりました。



司会の人が「タカシマチヂミ」といわれる度に、ビクッとします。


ファッションが好きなのか、多くの人が足を止め、眺めておられます。


街の熱気、若さ!それはとにかく、今までいったアジアの国々の中では随一です。


市場としては、いいなあ!


とにかく、ショーは始まりました。




ホーチミンの総領事の方を拝見することができました。


わたしの席は、とても良い場所です。


かぶりつき。




なぜだろう?


学生さんのレベルは、わたしが思っていたよりはるかに高く。


本戦?の東京決戦までに、アジア各地で予選をしていて、そのひとつがこのホー・チ・ミンのイオンさんでのファッションショーになるそうです。

 


白と黒の組み合わせがキレイでした。





ひとつのデザイナーさんの持ち時間は5分で、それも審査基準になっていそうです。




この人なんか、優勝してもおかしくなさそうでしたが・・。



この方は、よさげに見えて、やはり三位。





この方に、あとで「高島ちぢみ」生地を渡すことになるとは、このときは思いませんでしたが。




この人は、ニワトリをモチーフにされていました。





この方は、甲冑をイメージ?





こちらは、日の丸などをモチーフに。ちょっとそれぞれが似すぎていた?





この人は、広島や平和を。




この人は、赤を。



この人は、白と着物、花嫁衣装をコラージュしたような。




堀田さん、平山さん。




この人は、「君の名は。」をモチーフにしたようですが、「君の縄?」という感じだということです(堀田さん談)。



道法さん。


上で見てないで、降りてきてみてよ。




職務!



三位の方に、賞品を贈る役をしました。


「高島ちぢみ」ですみません。


 
しかも、五束。


贈りにくいッたらありゃしません、スミマセン。


おめでとうございました。


二位は野球をモチーフにされた方、そして一位は、広島と平和の方。




おめでとうございます。


一位の方は、本選に行かれるので、航空券が副賞だそうです。


皆さん、おめでとうございます。


記念に、皆さんと撮影。


ありがとうございました。




そして、「高島ちぢみ」生地とデザイナーさんと。


ありがとうございました。


簡単な動画をご覧になりたいかたは、こちらまで。


明日は朝からハノイへ移動します。



はやおき、頑張らないと。