
ジャンル:ホラー小説
映画化期待度:★☆☆☆☆
アニメ化期待度:★★☆☆☆
オススメ度:★★★☆☆
この肉たしかに美味いけどそういうことじゃないじゃんか!!
実を言うと、このレビューを書くつもりは無かった。
いや、「面白くなかった」とか「しょうもない内容だったから」とかではないのだ。
非常に書きづらいのである。
この二作は「『右園死児』という言葉によって引き起こされる現象を書類にまとめている」形式であり、その書類を一冊にまとめた物がこの「右園死児報告シリーズ」である。
そのため、SCP財団系大好き界隈にはたまらないのであるが...
ここまで書いたらわかってもらえるだろうが、これは言ってみれば「報告書にレビューを付けている」状態である。
さらに、数少ない読者の中には長編好きな方がいると思うが、そういう人たちが読むと「内容が薄い...」となってしまうのだ(そのためおすすめ度は星3つとなった)
そりゃキツイもんがあるさ。
しかし、なぜそんな自分がこのレビューを書いているのか。
その理由はただ一つ。父に「良さげな画像をAIに作ってもらったからレビュー書いて☆」と言われたからである。
まぁ一人でも読者を確保したいのもあるが、そこは置いておこう。
ちなみに、その「良さげな画像」とは
これである。
なんとも奇妙である。
しかし、この本を読んだ後に見ると、「あぁ、確かにこの画像が最適だわ」と言える仕上がりであるため、私も「こんな画像作られたら書くしかねぇなぁ」となり、今に至っている。
さて、先程「報告書にレビューを付けている」と書いたように、言ってみればこの作品は「超短編集」なのではあるが、最終的には大きな展開につながっていくのだ。
しかしながら、報告書に巧妙な伏線が仕込んである…というわけでもなく、まぁ...最終的には
「右園死児さんたちだいしゅうごうだわいわい。みんなでたのしくウンパッパのルンルン。おなかポンポンポンのヤッホ。流石に(人間側が)気の毒になってくる」状態になるとだけ書いておこう。
最後に
今まで散々この本をこき下ろしてきた訳だが「で?つまり?だからどうなのよ!?」という人もいるだろう。
焼肉で例えるとこうである。
「右園死児報告」は「味自体は美味しいが、すぐに噛み切れてしまうソフト焼肉」、つまり肉を食ってる感じが薄いのである。
他にも例を挙げると...
私のお気に入りの作家、S・A・コスビーの本は「少し焦げたホルモン」であり、噛めば噛むほど味がジュワッと染み出し、甘み、そして苦みが大いに味わえる。
『異常「アノマリー」(エルヴェ・ル・テリエ)』という本は「超高級な肉を塩やタレ無しで」食べるようなものであり、膨大な種類の肉を食い散らかしてきた人にしかわからない旨さがある。もちろん読了当時の私にもわからなかった味わいだ。
この”例え”が分かりやすいものである事を祈る。
追記
私がレビューに苦しめられている間に、私の父は「良さげな画像」を「sora2」というAIに動画にしてもらおうと、仕事そっちのけで悪戦苦闘していたらしい。
いや、知らんがな
