それでは、『SEVEN'S DOOR』について曲ごとに思うところを書いていきますね。
M1.『ゾンビ・オンデマンド』
曲順はレコーディングが終わってから決まったのですが、結果的にベースのオブリフレーズでアルバムの幕が上がるという美味しい展開になりました。
こういうのは作曲者であるGt.タムチンさんからベースで何か弾いてと言われるわけではなく、スタジオでセッションしている段階で「ここは行ける!」という感じで勝手にやり始めたのが特にダメ出しもなかったので定着、というパターンが多いですね。
サビとAメロは16分音符が入っているエイトビートで、この手のリズムは自由に動きやすい一方でとっ散らかってしまいがちなので、今回は基本的に同じ音型をリフ的に維持するように心がけました。
セッションしている時にヤツさんからも言われたのですが、The Yellow Monkeyの『バラ色の日々』や『楽園』あたりを意識したフレージングになっています。
この曲ではジャズべを使いました。
M2.『カーディガン』
EBBのVo.ヤツさんとスキップカウズGt.エンドウハジメさんによるユニットUFO少年団の楽曲のセルフカバーです。
フォークバラードな原曲からリズムが大幅に変更になっていまして、ベースのラインはそれに伴って割と悩まずにすぐ決まりました。
ちなみに、自分の中ではThe Beatlesの『Ob-La-Di, Ob-La-Da』を、あんまりちゃんと聴いたことありませんが、イメージしたものになっています。
Aメロ→Bメロ→サビで段階的に動き方が変わっていく感じと、歌の隙間でホーン隊と共存するように入れ込んだオブリがこだわりポイントになっています。
この曲はプレベでレコーディングしました。