5月26日
北海道からたくさんのアスパラが届いた。毎年この時期の一番のお楽しみプレゼント。田植えで大忙しの合間を縫って、Mさんが自宅の畑で採れたものを送って下さったもの・・・
太くて穂先のしまったこのアスパラガス、やわらかくてほんとうにおいしい。
「アスパラガス楽しみにしています」なんて催促がましいお手紙出したりして主人と一緒に、毎年のこのプレゼント心待ちにしていた。
「おとうさん、残念だったね、今年は食べられなかったね」とちょっとホロリのわたし。天ぷらや、炊き込みごはん大好きだったのにね。
新しいうちにと、さっそく隣近所(主人の亡くなった時大きな花かごを届けてくださった)におすそわけ方々、主人の様子をお話しした。
元気な時は、ご近所さんと会えば立ち話したり、ペン立てあげたりして、近所付き合いのよかった主人のこと、みんな涙ぐんで聞いてくださった。
特にうちと同じくらいの年輩のご夫婦は、最期まで家で暮らせたことにとても関心を示されて、見本にしたいと言われた。
家族が置かれた状況はさまざまだけど、それぞれが自分らしく最期の日々を生き抜いて、納得のいくかたちで人生を締めくくれるとしたら、
病院で死なないという選択・・・
もっと考えられてもいいのではないだろうか。