長らく封印してきたエジプト旅。
オマーンに続いて、いやオマーン以上に不愉快なことの多い旅だった。
何がそう不愉快かって・・・( ´艸`)
それは・・・
“不幸な”エジプト記の始まり始り~
これまでの”不幸”話はこちら:
1) 出だしは悪くなかった
2) エジプトを舐めるな !
11) イブラハム、いったい何者?
12)He’s good!
13) サンダルウッドの精油がほしい!
16)まさか、カメラまで!?
18) 気を取り直して、考古学博物館見学
19)水タバコで休憩を取る人々
22) やはり、グルだったか!
23) これ、ミント油でしょ?
24)爆発!開き直ったか!
25) つける薬がない
27)サソリに気をつけてね
28)暗闇の砂漠でアイラブユー
29)出発時刻を間違えた
30)助けて!
31)この旅は呪われている
32)水浸しの指定席
33)完全なる、四面楚歌
34)彼は乗客です!えええっ!
35)結婚しよう!
他にもこんなことが!
第36話:不幸は続いた…
プロポーズ大合戦が繰り広げられた列車を降り、私はルクソール駅の改札口へと向かった。
ルクソール駅プラットフォーム:
イメージに合うものをネット界よりお借りしてきました
水浸しの指定席に座らされ、
「もう、エジプト嫌~!」
と心で叫んだことが嘘のように思えるほど楽しい気分で歩いていた。
「エジプト悪くないかも?」
ギザで騙され続けた私を、そんなふうに思わせてくれたのだから、このときの乗客たちには感謝の気持ちでいっぱいだ。
さて、ルクソール駅ではネジムという男が私の到着を待っていた。
彼は、私が宿泊する予定のホテル・ルクソール(仮)が手配したドライバーだった。
普段はこんな旅の仕方はしないのだが、このときは事前にホテルの予約をし、送迎も頼んでおいた。
私が、ルクソールではナイル川を臨む部屋に宿泊することを楽しみにしていたことを覚えていてくださる方もいるかもしれない。
そのホテルがよこしてくれたのが、この青年らしい。
ナジムは自己紹介をし、自分がルクソール(仮)のドライバーだと名乗った。
私は黒いスーツに身を包んだ、その男性に荷物を預け、ついていった。
ところが、着いたホテルは全く別の宿泊施設だった
「着きました」
何となく違和感を覚えた。
こんなホテルだったっけ?
私は、そのホテルの名前を確かめた。
違う!
「ここは、ルクソールではないわ。
あなた、だれ?」
私は、ルくソールからやってきたと名乗った男に強い口調で言い放った。
「このホテルのほうが良いと思うよ。
新しくて、安くて、サービスも良い」
ナジムが平然と答えた。
「何、言ってるの?」
エジプトに着いてからというもの、トラブルに見舞われっぱなしの私だった。
またか
落胆すると同時に非常に腹立たしく思った。
「私をだましたのね?」
ナジムは私が宿泊する予定のホテル・ルクソールのドライバーが掲げていたプレートを読み取り、同じようなプレートを作り、本物のドライバーを装って改札口付近で待っていたと思われる。
このような手口で誘拐された女子留学生のトラブルを聞いたことがあった。
だから、私は日頃から渡航前の生徒に「ドライバーの身元を確かめなさい」と注意を喚起していたのにもかかわらず、自分が引っかかってしまった
ホテル・ルクソールのドライバーだと言われ、服装もきちんとしていたことから、疑うことなく、この正体のわからない男についてきてしまったのだ
「だましたのではない。
あなたにより良いホテルを紹介したいだけだ」
ナジムは微笑んだ。
次回へつづく・・・
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