長年女優の国分佐智子さん を応援してきていることは右のバナーをご覧になってもお分かりいただけますが、今回は所属事務所が企画制作した演劇ぱれっとプロデュース公演Vol.1「見よ、飛行機の高く飛べるを」 の初日を拝見しました。国分さん、宮本真希さん(元宝塚。同期に紺野まひるさん)ダブル主演の演劇です。

ストーリー的には舞台は明治末期~大正初期の愛知県岡崎の女子師範学校の寄宿舎。自然主義文学に触れて平塚雷鳥らの「青鞜」の生き方を知り、雑誌を出す。ところが、富国強兵や大逆事件の影響で強圧的な「良妻賢母教育」(つまり、元気な男子を産み育て、お上に尽くす戦士に育てよと言うことですが)に反発、ストライキを企てるが頓挫、最後は主演女優の1人(宮本真希さん)が最後まで雑誌を出し続けると決心を固める(故・市川房枝元参議院議員がモデル)、と言う内容です。

少しネタバレがあることをご了承下さい。この3連休、六本木の俳優座劇場で公演していますので時間のある方は是非ご覧になってはいかがでしょうか。


安倍政権パロディ:言論弾圧

ガズパーチョさん:とりあえずガズパーチョより

これを見て思ったのですが、昨今の共謀罪、教育基本法など教育問題や「ネットウヨク」、中国・韓国・北朝鮮バッシングで不満をそらそうという時代の雰囲気への警鐘も込められているのだと思います。私のように道路整備特別財源反対、ホワイトカラーエグゼンプション反対、自動車諸税の通常税率への復元などを主張すると税法違反の共謀罪で逮捕されかねない事態が待っています。しかも否認すると裁判が進むまで保釈されません。取調べも厳しいのが常識なのが日本です。
言いたいこと、おかしなことが堂々と言え、そして思想信条が一人ひとり異なるのが当然な世の中であって欲しいと思います。

北朝鮮や中国みたいな国家にしないで欲しい(先進国の恥さらし)という思いを新たにしました。