休暇
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裏書きを見て興味をひかれましたので
出演は小林薫さん。西島秀俊さん。
非常にゆっくりと話が進んでいきます。
私たちの生活の中で想像もつかない死刑囚を収容する拘置所の中の話。
そしてそれを監視したり刑務したり死刑を執行したりする人。死刑囚の日常。
話の中で明と暗が交差していきます。そのメリハリが効いていてとても考えさせられます。
とても見応えのあるいい映画でした。
ちょっとネタバレ。
「死刑執行の際、支え役を務めれば一週間の休暇を与える」
主人公の平井(小林薫)は結婚式を控えていて、この支え役に立候補します。
しかも結婚式を控えていてその前に死刑執行、しかも重要な支え役。
平井は休暇が欲しいために立候補したのか?と思われがちです。
でもこの平井の家庭を持つ決意、仕事に対する決意がこれを立候補することで段々と色濃く見えてくるような。
死刑を執行する(立ち会う)ことに対する「慣れ」ではなく仕事に対する誇り。
見ててそんな気がしました。
死刑制度についてちょっと考えてしまう作品でもありました。
私はどちらともいえないです。