ぶはらビーフカレーという、ちょっと変わった名前。
初めは、ぶはらさんという人名かと思いました。
こはら、くはら、わはらなど、いろいろな、〜はらさんを知っていますので、部原さんという人がいてもおかしくないかなと。
ところがパッケージを見てみると、
シルクロードのスパイスを、と書いてあったので、ピンと来ました。
これは現在、ウズベキスタンの主要都市のひとつ、ブハラのことであろう、と。
ワタシは世界史で、ボハラ汗国という名前で習った記憶があり、現在はブハラという表記が多いよう。
ローマ字表記では、Bukhara、Bokhara と書かれることか多いようで、ブカラ、ボカラ表記も可能でしょう。
記憶にあるボハラ汗国は、中央アジアのイスラーム系王朝にも関わらず、モンゴルの汗国という呼称を用いた、ややこしい王朝、というイメージです。
モンゴル帝国の成立後、すぐにフビライ汗国、キプチャク汗国、チャガタイ汗国、イル汗国、オゴタイ汗国に分かれた、という記憶があるのですが。
キプチャク汗国は今ではジョチ・ウルスの地域とされ、その末裔に、西はヨーロッパに近いクリミア汗国やアストラ汗国、東はコーカンド汗国にブハラ汗国、となるようです。
ブハラ汗国は、16世紀から20世紀まで存続した、比較的新しい王朝ですが、ブハラという都市自体は紀元前から存在したらしく、ペルシア・イラン系のソグド人が建設した都市国家のようです。
唐代には「安国」、または「布豁」「捕喝」と表記され、ブハラのブハ、またはブカの発音でしょう。
シルクロードの西域南道、カシュガルにほど近い、カスピ海とバルハシ湖の中間ぐらいにある、ユネスコ世界遺産にも認定されている、美しい街だとか。
とってもスパイシーな香料が、ありそうな街ですね。
ぶはらカレーのお味は?
確かに欧風カレーとはもちろん、インドカレーとも違う、エスニックな風味。
そんなに辛くないです。
ウズベキスタン、行ってみたいね。
(^_^)☆