晩秋の涸沢カール⑧

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2010年10月24日(日)


涸沢ヒュッテにて


まいにち 花へんろ
峻厳な穂高連峰。
まいにち 花へんろ

北穂高でしょうか。涸沢小屋も見えます。

怖いぐらい。憧れの景色です。


ヒュッテの女性スタッフのかたにきびきびと案内されて部屋に落ち着きました。

一泊二食つき翌日のお昼のお弁当も頼みました。二人分で20,000円なり。


夕食は17:00、朝食は5:30。


寝床で次の日の行動の服に着替えました。

お布団はひとりで一人分を使うことができました。

広い寝床スペースを二組の夫婦で広々使用します。ありがたかったです。

カーテンもついてるんですね・・・けっこう空いていたようでした。よかったです。

板張りで、ああ、小屋。山小屋なんやあ。と感激しました。


荷物の整理をして土間にストーブのあるところに落ち着きました。


夫は富山の妹に「無事着いたよ」の連絡を「衛星公衆電話」で伝えました。

残りが8度のテレフォンカードやったけどちゃんとつながりました。


私は涸沢の紅葉の絵葉書と切手を売店で購入、親しい人にペンを走らせます。

(翌日下山時に上高地で投函しました。)

特に神戸に出稼ぎに行ったお母さんに「心配掛けてごめんなさい」と書き記しました。


東京を車で三時に発ったというパーティのかたとお話をしました。

わたしたちは富山で前泊させてもらって四時に出ました~。地元からやと二時でも間に合いません!

「雪を見たいんだけど、降るかなあ~」とリーダーらしき男性がおっしゃっていました。

毎年登ってらっしゃるそうです。いいなあ。

青空、紅葉、そして雪かあ・・・最高やなあ。

しかし雨は無情にも降り続くのでした。

翌日の天気を目を皿のようにして見るわたし達。朝の六時半ごろには止むかもしれない。


おおきな楽器を持った方が到着されました。

小屋泊まりの軽い荷物だけでもフーフーな私。すごいなあと感心しました。


ところで私はばててしまい、名物のおでんも口にすることができませんでした。

りんごの木のキーホルダーをお世話になっているかたのためにいくつか購入しました。

「涸沢ヒュッテ」という文字とけなげな高山植物の絵が彫ってあります。ナナカマドが愛らしい。

一個600円なり。


東京のひととお話が続きます。

山から降りたら再び都会生活か・・・。

彼らは山や自然が好きなんだなあと思いました。


ふと目を壁にやると色紙が一枚ポツンと飾ってありました。

映画のスチール写真みたいな物もいっぱい掲げてあります。

どうやら映画「岳」のパネルのようでした。

雪山の様子とか俳優さんとかが写っています。


色紙のサインは小栗旬さんでした。

「ヒュッテ大好き!」

やったかな、そんな言葉が書いてありました。日付は今年の五月のようでした。

映画の撮影隊がヒュッテに泊まったのでしょうか?なんか見てみたい映画です。


「岳」の漫画家さんのサインなどもありました。もちろんイラスト入り!

図書コーナーに「岳」も置いてありました。

わたしはばてていたので書物に目を通すのは無理な状態でした。残念。見てみたかった。


涸沢ヒュッテはトイレが美しいのがありがたかったです!

山小屋とは思えない・・・。


コーヒーも売ってたし、お菓子も充実していました。

グッズもいっぱい。

ヤッケから登山靴までトレッキンググッズがひととおり揃っているようでした。

山のお値段やから高いけど、こんなに標高の高いところでこんなに・・・と感心しました。


そしてお待ちかねの夕食ドキドキ

食堂にはモーツアルトのピアノ曲が流れていました。

外国の丸太つくりのおうちみたい。
まいにち 花へんろ

同席の三重県からいらしたというパーティーのかたが

「きのうより一品多いですよ~」

とおっしゃっていました。

「もうすぐ小屋が閉まるからかねえ」

京都から一人で来たというおじさんもいました。

北アルプスは高速を使えば近いそうでひとりでよく登られるそうです。

三重県のパーティの若い女性は涸沢ヒュッテに二泊して奥穂を往復されたそうです。

すごいなあ。

「一年に一回このメンバーで山に登っているんですよ。」

「槍に登ったときなんか、台風でねえ。」

「混んでいて頂上登るのも順番待ちで。」

驚いたことに若い女性は白山に登ったことがあるという。

「帰りは別山から降りたんですよ。長かった~。」

別山!?すごいなああああ!

9月の初めに夫と登りました。そのときに登山道からいつも見えた別山を思い出しました。

白山の太刀持ち山と言われる優しい緑の山容が目に浮かびました。

このほかいろいろな山のお話をいっぱいうかがいました。

大変楽しい山のディナーとなりました。


それにしてもこんなに高い山の上でこんなに豪華な食事が!!目が飛び出します!!

山やとは思えない!!すごすぎ!

「〇〇山荘はもっとすごいですよ~。なんと言ってもナイフとフォークの食事ですよ。」

・・・なんかすごい。山小屋とは思えないお話も聞きました。


わたしはばてていたので主人に助けてもらいながらいただきました。

おいしかったです!

時期が時期なので生は売り切れていて、缶ビールで乾杯しました。

私の分までコップをいただいて、申し訳なかったです。サービスすごかったです。

上高地でマイ箸買ってくれば良かったなあと思いました。割り箸でした。

スタッフの若い人たちはきびきびと働いていました。こんな世界があるのだなあ、と思いました。


そして食事後・・・思いがけないサプライズが待っていたのでした。




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