こんにちは。
BlueBirdの大曽根です。

今日は珍しく技術的なお話。

以前にもタイトルで出させていただいた手首のテーピングについて、具体的な質問をたくさん聞かれたので、今回はよりグレードアップ?した内容で。

サッカー選手が巻いている手首のテーピングといえば下の動画と写真のような感じ。



動画の選手がしているのは僕が巻いたパターンのやり方で、彼らの能力を極力引き出した巻き方になります。

巻き方と言っても、グルグル巻くだけです。
ですが、どのポジションでどんなタイミングでどの方向に巻くかで大きく変わります。

右手と左手でも全然違います。
両手の選手もいれば、巻いてはいけない選手もいます。巻いてはいけない選手に関しては、よくその選手と話し合う必要があります。その説明の重要性は以下でお話しします。

そもそも手首を固定することは良いことなのか?という問題ですね。

普通に運動学、解剖学、生理学で考えれば良くないことなのですが、それでも手首に巻くとプレーの調子が上がる選手が多いということは事実です。
いくら僕ら理学療法士がダメだと言っても、実際にプレーしている選手たちが効果を実感しているわけですから、ただの迷信として捉えてはいけないかもしれない。という所からスタートするべきでしょう。

前提が「まず手首にテーピングは巻いてはダメ」になると、選手と会話にならないですしね。

選手が聞いてくるのは「なんで手首にテーピングすると動きが良くなるんですか?」という前提なので、こちらの考えとズレが生じると信頼関係が一気に崩れます。

なので、上記にもあった「巻いてはいけない選手」に関してはなぜ巻くと動きが悪くなるのかを徹底的に話す必要があるのです。
チームスポーツですし、日本人ですから他の選手はしていて、なんで俺はしない方がいいんだ!と少しでも疎外感を与えないためでもあります。

あとちゃんと説明できないトレーナーは巻かないことで逆にパフォーマンスが下がったと本人が感じた時に信頼されなくなります。

ちなみに強度ですがネイマール選手にしろ、酒井ひろき選手にしろ、おそらく強くは巻いてないはず。

でもですね~、一周巻くくらいだと汗ですぐ剥がれちゃうんですよね^^;

で、なぜ良くなるのか?というのは、諸説あると思います。
以前のブログで書いたのは東洋医学的な解釈。それと、手首のアーチの解釈。
でも、よく考えたら手首のアーチは撓、尺骨に巻くわけですから、ちょっと違うかもしれませんね。一応、巻くときに意識はしてますが。

あとは昔でいう戦の時のハチマキとか腰に巻く帯とかも似た感じですよね。
例えば頭に巻くハチマキなんかは頭蓋の中心が意識できるわけですし、帯も骨盤が絞まりますしね。用は身体の中心が意識されやすくなるわけです。

てことは手首を絞めると意識しやすくなるのか?すると腕が振りやすくなるのか?
それはちょっとありそうですね。

確かに上肢の末端を意識することで重さが遠位に移動すると振り子のような感覚にはなります。ただ、両手の場合であれば理解できますが、これと筋発揮が良くなる関係についてはイマイチですね。
ただ撓、尺骨を絞めると身体がセンタリングされる感覚はあります。

実はそこが鍵で、右手と左手を絞めてみて、センタリングされる側、あるいは両側ともセンタリングされる場合は両側を選択するとうまくいきます。

トレーナーサイドは筋発揮や筋緊張がその選手にとって最もいい状態を見れなければなりません。
前腕が固定された状態で上肢を動かさなければならない。というよりも

前腕を良肢位に固定することで全身の動きを促通するという考えが大切です。

基本は筋発揮を見ながら巻き方を選択します。
そしてキャプテンマークも同じ原理になります。
必ず締めて良い上肢側があります。

例えば二つの写真。





横浜桐蔭大学の磯部選手です。
どちらが良いでしょう?







答えは右手首に巻いた状態が良い方です。
本人は無意識に立っているだけですがアライメントが全く違います。
実はパフォーマンステストをすると大部身体の動かしやすさが違います。

1、左右か?両側か?しないか?

まず、巻き方ですが、左右の手首を締めて全身の反応のある側を選択します。
そして手首を絞めることで全身のどの部位が変化するか評価します。
例えば
手首→首の安定

手首→脛腓間

左手首→右脛腓間

みたいな。

最も多いのが大内転筋が収縮しやすくなる感じですかね。

2、前腕回内外のポジションを決める
肩甲骨が最も中心化される前腕と上肢のポジションを選択
腹圧もチェック

3、巻く方向を選択
前腕のアライメントをよく見てくだされ。

4、筋発揮チェック

1~3をしながらモモ上げなどで力の入り方をチェック。テーピングをすることで発揮が向上していれば成功。

大まかですがこんな感じで僕は見てます。

テーピングの講習要望などがあればいつでもご連絡頂ければ(^^)

用は大切なのは僕らは、こんな事にもこだわりを持って選手に巻こうよ、伝えようよということなんですよね。

文章を読んでも分からない人はたくさんいると思うので直接聞きにきてくださーい(笑)

では。