ガイアは仏頂面でしれっと答えた。「知らん」ガイアはサキカとアークの女装に関して一枚噛んではいるが、そのようなことは聞いていない。「文化祭が終わるまでだろ」顔をしかめたれっと答ークに、適当な言葉を付け加える。「それは……勘弁願いたいな」頭痛がしてきたアークは、額に手を当てて、大きくため息を吐いた。そこへ有舞が口を挟んだ。「いいじゃない、似合ってるし」「……言うな。流石にアークが可哀相だ」落ち込むアークにガイアが助け船を出すが、全く意味を成さないどころか、更にアークを突き落とした。アークはガクンと頭を垂れ、うなだれる。「……仕方ないさ、本当のことだから」リリスがぼそっと何気に呟いたこの言葉が一番酷い。幸いアークには聞こえなかったようだが、リリスの隣に座っていたユリアスは苦笑いだ。「どうかしたの……?」ひとしきりレイトとの会話を終えたサキカがガイアに問う。「サキカとアークが着ているゴスロリについて話していただけだ」ガイアの答えにより、今更ながら自分がゴスロリを着ていたことを思い出し、羞恥で頬を朱色に染めた。「そ、そう……」サキカは顔を俯ける。それは周りの視線から逃れたいがためであった。昼食を終えた一行は、投票用紙を投票箱へと入れると、教室に戻りまたクラス展のそれぞれの役につく。.