色々な人事コンサルタント
先日、ある会社で考課者研修の打ち合わせを行った。この会社は3年ほど前に外部コンサルタントを入れて、人事制度を整備したということで、制度自体はしっかりできている。
目標管理や面接など運用がうまくいないので、研修を実施したいとのことである。確かに、人事制度は導入しただけでは意味がなく、うまく運用して初めて意味がある。
本来であれば、その制度を導入したコンサルタントが運用まで責任を持って指導すれば、よいのだろうが、運用は苦手だということで、こちらのほうに依頼が来たようだ。
私の感覚から言えば、人事制度は運用して初めて意味があるから、「導入と運用」は切り離せないものと思っているが、導入だけのコンサルティングもあるのかと、ちょっと驚いた。
そこで、私なりに、「お勧めできない人事コンサルタント」のタイプを挙げてみた。
1.複雑な制度を導入したがるコンサルタント ← 理解できないようにすれば批判されない
2.分厚い基準書を作りたがるコンサルタント ← 費用を上げることができる
3.導入することが目的のコンサルタント ← 運用できなくても責任逃れができる