人事制度導入の効果測定3 | 人事コンサルタントのブログ
2009年06月19日

人事制度導入の効果測定3

テーマ:06 人事管理

 人事制度導入の効果測定2の続き

 (先に「人事制度導入の効果測定1 」「人事制度導入の効果測定2 」をご覧ください。)


● 実際の測定結果(成果向上型人事制度導入の効果)


④  レベル4の測定結果


 大手企業においては、業績に関しては色々な要因があるため判断しにくく、また、データそのものが機密のために回答が得られませんが、50人以下の企業においてはいくつか回答が寄せられています。

 
・ 新制度を導入した1年半後から労働分配率が大きく改善した。(72%→66%)
・ 新制度導入直後に2名退職したが、その後、3年経つが不意の退職者出ていない。定着率が大幅によくなった。
・ 経営環境の悪化で売り上げが大幅に低下したが、賃金カットに社員が協力してくれて、何と乗り越えそうである。以前は反目していた。
・ 新しい設備を入れたわけではないのに、一人当の生産量、および人件費一万円当の生産量が伸びた。



3.効果測定の限界
 
 企業である以上、利益の増大に結びつくことが一番であると考えられますが、利益というのは人事制度以外の要因によって決まる割合が高いため、単純に利益が上がった・下がったという判断はできないと考えられます。

 
 その利益に結びつく労働生産性や労働分配率であれば、もちろんこれも他の要因が影響しますが、人事制度による影響も大きいのではないかと考えられます。

ただ、これも導入前の状況がどうであったかによります。もともと高い水準であれば、制度導入によってもそう変わらないでしょうし、低い水準であれば、ちょっとした他の要因でも改善することがあるでしょう。

 

 

 最近の成果主義の反省点と同じで、結果や業績だけの評価でなく、意識や行動の変化に着目して効果を考えた方がよいのではないでしょうか。

 
 すなわち、育成型人事制度とおなじく、意識や能力・行動がよければ高い成果に結びつく、という考えで、ステップ2・3を重視した方がよいと考えられます。

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