職能要件書の作成方法 | 人事コンサルタントのブログ
2007年08月03日

職能要件書の作成方法

テーマ:06 人事管理

 当社では育成型能力主義の人事制度を採用しており、しっかり運用するために、職能資格制度を作っているところです。職務調査を行いました。これを「職種別・等級別職能要件書」に仕上げたいのですが、その方法がよく分かりません。ご教授くださいませんか。

 

どこまで進んでいるのかわかりませんが、一通り注意点とその流れをお知らせします。


● 職能資格等級の定義について
 職能資格等級をしっかり運用するためには、その等級の定義を明確にする必要があります。しかし、等級定義はあくまでも定義であり、抽象的に作ってあるため、さらに、具体的にする必要があります。この具体的にしたものが「職種別・等級別職能要件書」ということになります。


 ただここで注意が必要なのは、あまり細分化してしまうと管理ができなくなり、陳腐化してしまう恐れがあるということです。
 以前は細分化した「職種別等級別職能要件書(課業レベル)」を作成するケースが多かったのですが、作成に時間がかかるという点と、その後のメンテナンスが大変になる点で、最近は「まとまり課業レベル」で作成するケースが多くなっています。


 下記を参考に、どの程度の大きさで作成するかを決めてください。
1. 大まかな部門別定義 部門別 やや抽象的な文章
2. 部署別定義 部署別または職種別 仕事(まとまり課業)レベル
3.職種別等級別職能要件書 職種別または機能別 作業(課業)レベル


● 上記2の作成の流れ
1.等級定義の確認
 すでに作成された等級定義の内容を確認して、等級のイメージをつかむ。


2.部門別等級定義の検討
 部門別の等級定義を検討する。


3.部署別等級定義の作成
 さらに、参加者の部署の部署別等級定義を作成する。


4.注意点
 卒業方式 「基準を満たすと上の等級に上がることができる」という基準の考え方
 入学方式 「基準を満たすとその等級に上がることができる」という基準の考え方
 職能資格制度では通常「卒業方式」で考える。


5.あるべき姿
 等級定義や職能要件書は「会社が求める能力の期待像」であるため、現状を考慮しつつもあるべき姿で考えるものである。


6.独力でできる  
 能力の期待像であるため「~~ができる」ことを明示することになるが、この「できる」とは独力レベルで「できる」ことを言う。


7.要件書作成の流れ
 ① 職場の仕事を見つめ、職務分析における業務の大きさを確認する。
 ② 仕事を洗い出す。
 ③ 仕事のまとまりである職務を構築する。
 ④ 職務のまとまりである部門を構築する。
 ⑤ 仕事を難易度や専門性の観点からレベル区分する。


以上、よろしくお願いします。

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