課長・島耕作の人事考課(人事評価) | 人事コンサルタントのブログ
2007年07月24日

課長・島耕作の人事考課(人事評価)

テーマ:03 人事考課

 一般的な育成型能力主義の人事考課のルールで「課長・島耕作」を評価すると、次のような感じかな!?

 

1.考課対象
講談社モーニングKC「課長・島耕作」の読者からみた行動と実績。


2.主な行動事実
単行本1巻、2巻を中心にした、課長島耕作の行動。
① 身体を張った根回しで、博通広告賞POP部門最高賞を獲得。(1巻)
② 他社に情報を漏らしていた犯人を探偵を使って突き止める。(1巻)
③ ハツシバアメリカ・ニューヨーク支店に異動。冷えきった関係の妻はついていかず、単身赴任に。(1巻)
④ 行きずりのアメリカ女性・アイリーンと寝たら、それが取引先の広告代理店の担当者だった。(1巻)
⑤ ケガの功名で島の手柄ということになったハツシバアメリカのネオンサインが社内宣伝物コンクールで社長賞。(2巻)
など


3.人事考課の考え方
 成績考課、情意考課、能力考課の3大項目に分けて人事考課を行う。
 成績考課は期待役割や目標など職務基準の達成度により評価する。
 情意考課は規律性、責任性、協調性、積極性の4つの要素に分けて、行動や態度を評価する。
能力考課は、行動や成果から判定できる能力をわかる範囲で分析的に評価する。
評価は各項目(要素)ごとにSABCD(54321)の5段階で判定し、最後にウエイトを設定して総合評価を計算する。


4.成績考課
 理由はともあれ、結果としては期待通り、または期待以上の結果を出しているので、「A」と判断する。成績考課は「ありのまま」を評価するのが原則ですから、ラッキーがあったとかは考慮しない。


5.情意考課
 勤務時間中に女性とデートなど、女性関係で問題の多い行動があり、規律性は「C」。
 責任性は仕事を達成しようということより、自分の保身を優先しているので、これも「C」と判断する。
 協調性、積極性は特に問題ない、「B」。


6.能力考課
 確かに仕事は達成しているが、これは本人も意図していなかったラッキーの連続であり、成績の割には能力は低いと考えざるを得ない。
また、勤務態度の悪い女子社員をはっきりと叱ることができなかった点については、その結果退職したということで指導力は「D」と判断する。
 レコード会社への出向時代のアイディアがよかったので、企画力は「A」とする。


7.人事考課の結果
成績考課     A(4点)×10%=40
情意考課・規律性 C(2点)×10%=20
情意考課・責任性 C(2点)×10%=20
情意考課・協調性 B(3点)×10%=30
情意考課・積極性 B(3点)×10%=30
能力考課・知識技能 B(3点)×10%=30
能力評価・判断力 B(3点)×10%=30
能力評価・企画力 A(4点)×10%=40
能力評価・折衝力 B(3点)×10%=30
能力評価・指導力 D(1点)×10%=10

総合評価 500点満点で280点、100点満点にすると56点

総合評価の区分を
 S 75点以上
 A 65点以上
 B 55点以上
 C 45点以上
 D 45点未満
とすれば、総合評価56点はぎりぎりBと判定される。(成績考課のウエイト大きくすれば、総合評価は高くなる。)


8.補足説明
読者の立場でみれば、そのラッキーの連続の状況がよく分るので、能力は低く評価される。「成績考課はありのまま、能力考課は割り引く」という原則がある。

上司が評価すれば、そのようなラッキーは分らないから、すごい能力があると判断することになるであろう。知られなければ、運も能力のうちとなる。

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