非正規社員の賃金格差1 | 人事コンサルタントのブログ
2007年04月11日

非正規社員の賃金格差1

テーマ:09 世間の出来事

 パート社員など非正規社員と正規社員との賃金格差に関しては色々な意見がある。そこで、この賃金格差について、いくつかの意見を紹介する。


 まずは「賃金格差必要論」から


① 「企業は人なり」といわれるが、やはり、企業の発展には優秀な人材の確保と活用が不可欠である。
② 優秀な人材を確保するための方法は、優秀な人材を外部から調達する方法と内部で育成する方法がある。
③ 外部から調達した場合は、他社も同様に調達できるので人材による差別化はできない。
④ やはり、他社との差別化を図るためには、優秀な人材を確保した上で、さらに内部で育成する必要がある。
⑤ 人材の育成には時間とお金がかかる。


⑥ せっかく時間とお金をかけて人材を育成しても、その人材が外部に流失してしまっては大きな損失になる。
⑦ そのようなことが発生しないような社会的な仕組みが必要である。(一企業や一個人の問題で退職することは別にして)
⑧ 昔は年功型賃金が外部流失の防止に役立っていた。年功型賃金は後払い賃金であるため、早くやめると損をする仕組みになっているからである。
⑨ しかし、今は年功型賃金ではなく、能力主義、職務主義、成果主義の賃金が多くなっており、後払いではなく、即時払いになっている。
⑩ したがって、賃金による人材の流出防止効果はなくなってしまった。


⑪ このような状態では、安心して時間とお金をかけて人材の育成を図ることができなくなってしまう。
⑫ やはり、人材流失防止につながる何らかの社会的仕組みが必要である。(一企業や一個人としての流失対応策は別にして)
⑬ その流失防止の仕組みの一つが、正規社員と非正規社員との賃金格差である。この格差があることで「正規社員の座」を捨てにくくしている。
⑭ 逆に言えば、正規社員と非正規社員との賃金格差があることで、企業は安心して人材育成に時間とお金をかけることができる。
⑮ したがって、正規社員と非正規社員との賃金格差は必要である。

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