飫肥杉旅日記 -チョロ船編- | 帆かけサバニ日記

飫肥杉旅日記 -チョロ船編-


秋晴れの11月。

サバニ材の故郷・日南市へ2年ぶりの旅へでかけた。

日南の飫肥杉は弁甲材としても優れた杉として有名で、サバニの材としても使われている。
2年前の夏、我々は帆かけサバニでこの地を目指し1か月でたどり着いた。

今回、その旅の映像「Sabani Trip 2011」の上映会を、日南市で開催できることになったのだ。

そしてなんと、あの時目にした日南の木造帆船「チョロ船」への乗船の夢まで叶った。

まずは「チョロ船」の話から。

チョロ船はサバニと同じ木造の帆船で、油津の漁船として活躍してきた。
昭和26年には120隻もあったそうだ。
全長約8mの船首には1畳ほどの空間があり、横になって休むこともできる。
寒い日は炭をおこして暖をとったりもしたそうだ。

エンジン船の普及で、昭和40年以降は姿を観れなくなっていたが、
「チョロ船を復元する会」により見事に復元され、
今では「チョロ船保存会」の皆さんがイベントなどで乗船体験などを開いている。
造船や操船の技術者の高齢化をクリアし、継承が期待されるの船。

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海に浮かぶ姿は、なんともかっこよくミトレテしまう。

とはいえ、ここはサバニ乗りの一行。
観ているだけでおさまるワケがなく、
かわりばんこに、艪や舵の取り方を教わり、やってみる。
風があれば、サバニ同様帆走し、風がないときは艪を操って前に進むことができる。
舵も艪も2mを超える長さで扱いが難しい。
はじめは難しいけど、ちょっとだけコツがわかるだけでめちゃくちゃ楽しい!
もうチョロ船にとりこスギ~

ついには「チョロ船欲しいなー」と盛り上がった。

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ベテランの皆さんのさばきは、やっぱり違う。
多少の時化でも海に出るという。
帆を張り、艪を漕ぎすいすい進む。

若者たちも盛り上がりつつある、チョロ船の保存。
沖縄へのチョロ船旅が実現する日がいまから楽しみだ。
あー、旅してみたい。

乗船を叶えてくださった保存会他、みなさまありがとうございました。

また乗りたーい!


つづく

フーカキサバニ
http://f-sabani.net/