やっと「蒼穹の昴」観劇 | たぬきちの必要の部屋

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200坪の荒れ地を庭にかえる!

やっと

やっと

やっと、見ました。蒼穹の昴。

良かったー!

とんでもなく、良かった!

ちょっとしばらく語るかも。(笑)



とりあえず言わせて!

原田諒先生は天才だわ。

こんなに長い、緻密な原作を

どう料理するのか心配でしたが。

まあ、自然に、美しく切り取り、貼り付け、

素晴らしい、

宝塚版「蒼穹の昴」を作りあげられました。



いつも蒼い空に光る昴。

それが、美しくて効果的。

春児と史了が空を見上げる場面なんて

それだけで泣けた!



一転して紫禁城セットは

もう豪華で素晴らしい!

こんな大階段の使い方、ある?

すごいすごい!

TVで見たけど、本当にすごいです!

このセットをみるだけでも眼福m(_ _)m




実在の人物もたくさん出てくるので

歴史を知っていればよくわかる。

日本人的に、

伊藤博文や李鴻章、西太后なんかは

わかりやすいね。




清王朝末期の苦しい時代。

阿片戦争や、日清戦争、

中国人はさぞ苦しかったことでしょう。

登場人物みんなが悩み、苦しみ

必死で生きている。

彩風さん史上、一番苦しい役と言われていたが

みなさん、苦しかったかと思います。



対する、くすりと笑える場面。

諸外国列強の新聞記者たちを

軽妙に歌わせることで

うまく、描き出せています。

こんな風に呑気で無責任に書いた記事が

なんと、21世紀に生きる我々の

西太后感や

清王朝感に影響しているから、怖いなあ。




日清戦争の場面の美しさは天下一品!

と書くと眉をひそめられそうですが、

カチャ(凪七瑠海さん)率いる淮軍と

日本軍の戦いは

ダンスで圧巻な表現になっています。

淮軍と日本軍の兵隊を

惜しみなく大人数で仕上げる。

古くはベルばらのバスティーユ。

新しきはハイ&ローの闘いのシーン。

宝塚お得意ですよねー。

娘役さんたちも、軍服で頑張っていました。

そして倒れる淮軍。

カチャが、倒れると泣けてくる。

涙ポイント(T_T)



戊戌の変法は世界史でちょっとやったけど

こんな感じなのね、と

もう、この辺りになると

史了だけではなく

群像劇だわ。

登場人物が生き生きしすぎて

どこを見ていいのかわからないぐらい!


例えば、セリフもろくにないが

戦う姿の美しい、柴五郎の叶ゆうりさん

印象的なトーマスバートンの壮海はるまさん

圧巻な京劇の黒牡丹眞ノ宮るいさん

盲目の大監安徳海を演じる

天月翼さん(まだ95期!)素晴らしい!


などなど、

雪組ほぼ初心者の私は

この一作でノックアウトされてしまいました。


はー、すごかった。

すごい作品だ。

宝塚歌劇団の本気を感じました。

ほんとは、何回でも見たいけど

残念ながら、あとは配信に期待します。









さて、野球もないし(阪神)

まだまだ感想書くぞー!

許してね(笑)



すみません。

書いた記事を読み返すと

彩風咲奈さんのお役名を

原作の「史了」と書いてしまいました。

「梁文秀」のことですm(_ _)m