日本語レベル初級の韓国人、キム(仮)さんと、
韓国語レベル初級の日本人、私、龍子。
しりとりと、
끝말잇기(クンマリッキ/クンマリキ)
を混ぜてやってみました。
クンマリッキは、
「終わりの言葉をつなぐ」という意味の韓国版しりとり。
日本人の私は韓国語単語を言って、
キム(仮)さんは日本語単語を続けて、
また私が韓国語単語を続けるという感じで。
수박(スバク:すいか)→
くま→
마음(マウム:気持ち)→
むし→…
こんな感じ。
韓国語を、かなり無理矢理カタカナに変えました。
まぁ、二人だけのルールだから、
何でもありってことで。ふふ。
結果的には、1日のうち5時間くらいこれやってました
バカでしょ。
でも意外と盛り上がるんです
おべんきょにもおすすめ。
日本同様、人や地域によってルールが異なるので、
始める前にルールの確認が必要。
ほぼ確実に口論になる。けらけら
ではここで、
クンマリッキのルールご紹介。
・同じ単語ダメ
・名詞だけ
・辞書にある言葉だけ
・人名、外来語、固有名詞、新語、若者言葉、古語、方言、複合単語はダメ
・決めた時間内に言う(10秒以内など)
このへんは、日本にもよくあるルールですね。
韓国っぽいルールがこちら。
★日本語でよく使うもので言うと、
「라、니、리、루、래、로(ラ、二、リ、ル、レ、ロ)」は
「나、이、이、누、내、노(ナ、イ、イ、ヌ、ネ、ノ)」
に変えて始められる。
他のも併せると、
「녀, 뇨, 뉴, 니」で終わったら「여, 요, 유, 이」に、
「랴, 려, 례, 료, 류, 리」は「야, 여, 예, 요, 유, 이」に、
「라, 래, 로, 뢰, 루, 르」は「나, 내, 노, 뇌, 누, 느」に変えて始められるってルールです。
詳しくは、『頭音法則』を調べましょう。
★받침(パッチム:韓国の文字の仕組みの一種)で終わったら、 次の人は上の文字だけ使って始めてもいい。 력→려など
★北朝鮮特有の単語は使えない。
あと、日本語と違い、 |
クンマリッキは、
「ん」で終わりません
ただ、ひらがなは46音ですが、
ハングルの組み合わせは1万文字以上
で、単語の初めにあまり使われない文字ってのもいっぱいあって。
갗、귿、늬、늄、녘、듬、듐、려、륨、뮴、븀、봇、슘、셋、슭、엌、읖、즘、츠、켓、튬、탉、껑、쁨、……
こんな文字↑で終わる単語を言われると、
次の人はゲームオーバーになりやすい。
でもって、
その単語の語尾の文字で始まる単語がないもの、
つまり勝てる単語は、
「한방단어(一発単語)」。
勝ちたい人は、調べて準備しておくといいですね。
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ちなみに①。
正直、
韓国より日本の方が話題になっていたんじゃないかという
『사랑의 불시착(愛の不時着)』でも、
クンマリッキが出ます。
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ちなみに②。
似たゲームの쿵쿵따(クンクンッタ/クンクンタ)は、
バラエティ番組の
「공포의 쿵쿵따(コンポエ クンクンッタ:恐怖のクンクンッタ)」から。
リズムに乗りながら、
3文字の単語だけ(または3文字と2文字の単語を交互に)使うクンマリッキ。
방탄소년단(防弾少年団/BTS)などアイドルもしているので、
見たことがある人も多いかも。
始め方にはいろんなパターンがあって、
「쿵쓰쿵쓰쿵쓰 ×3 쿵쿵쿵쿵
クンッスクンッスクンッス ×3 クンクンクンクン」や、
「(1 2 )1 2 3 4
(ウォン トゥ )ウォン トゥ スリ ポ」などの後に、
「쿵쿵따리 쿵쿵따 ×4 쿵쿵쿵쿵
クンクンッターリ クンクンッタ ×4 クンクンクンクン」と続けます。
そしてクンマリッキ。
3文字バージョン
아버지「쿵쿵따(クンクンッタ)」→
지름길「쿵쿵따(クンクンッタ)」→
길거리「쿵쿵따(クンクンッタ)」→…
3文字2文字交互バージョン
탄광촌「쿵쿵따(クンクンッタ)」→
촌장「쿵쿵따(クンクンッタ)」→
장항선「쿵쿵따(クンクンッタ)」→…
(韓国版Wikiの例を借りました)
日本語でいうと、
3文字バージョン
りんご「ルンタッタ」→
ゴリラ「ルンタッタ」→
ラッパ「ルンタッタ」→……って感じかな。
ハイレベルすぎるわぁ。。。
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