今の中三の英語の教科書に、
フェアトレードのことが紹介されていてびっくりしました。
ガーナのカカオ農園で働く子ども達のことも、
書いてありました。
素晴らしいことです。
7、8年前はまだ、
フェアトレードという言葉すら一般的に通用しなかったのに、
今は、教科書で取り上げられているという。
近頃は、テレビでも取り上げられることもあるので、
だんだん、フェアトレードという概念は浸透してきつつあるのかもしれません。
フェアトレードとは、
「公平な貿易」のこと。
つまり、発展途上国で生産されたものに、
適正な価格で取引することで、
生産者の生活を向上させる貿易の仕組みのこと。
このマークが目印。
同じようなもので、
エシカルトレードという表現もあります。
エシカルとは、
「倫理的」「道徳上」という意味。
英語圏では、
「環境保全」「社会貢献」という意味で使われる言葉です。
「人権擁護」「環境保護」の観点から、
環境に配慮した生産と倫理的な取引をするものということです。
ただ、こうしたフェアトレードのものは、
他のものに比べて、値段が多少高いものがほとんどです。
それなりの対価を払うためには、
安くたたき売りすることはできないのです。
安いものは、
なぜ安いのかと、
考えることも必要です。
その裏には、
安い賃金で働かされている発展途上国の人々や、
外国人労働者がいたり、
うちの貧しさから、児童労働により、
学校に行けない子がいるのです。
安くて誰かをこき使わなければできない製品と、
少し高いけれど、誰かを幸せにできる製品と、
どちらがいいですか?
身の周りのもの全てをフェアトレードのものを買うのは、
経済的にもかなり無理があります。
もちろん、使い分けていいと思います。
私も、100均のもの、買いますから。
でも、時には、
ほんのちょっと、
いいお買い物をしてみるのも、いいものです。
作っている生産者へ、
想いを馳せるとき、
心が豊かになるのです。
私が時々買い物する場所で、
大好きなのがカルディ。
ここには、
けっこう、フェアトレードのものや、
エシカルトレードのものがおいてあります。
一番下のマークです。
写真はハーブティー。
コーヒーだと、
ウーマンズハンドフェアトレードコーヒーがあります。
東北あしたの森のコーヒーも
フェアトレードで、
有機栽培、森林農法のものです。
ハピたのカフェや、
道の駅小川原湖、
アグリの里にもおいてあります。
フェアトレードショップといえば、
ピープルツリーが有名です。
ネパリ・バザーロのVerdaの服は、
とても丁寧に作られていて、
お高いけれど、すごく好きなデザインが多い。
シャンティのクラフトエイドでは、
タイ・ラオス・カンボジア・アフガニスタン・
ミャンマーの国々の伝統工芸など扱っています。
商品を作っているのは、
少数民族や長い戦争で傷ついた人々、
都市部でスラムに暮らす人々です。
世界の子どもを児童労働から守るACEでは、
しあわせを運ぶ てんとう虫チョコがあります。
オンラインショップでは、予約販売で、
10/1からのお届けだそうです。
こちらのバッグはピープルツリーのセールで買ったもの。
ネパールのダッカ織。
デザインがシンプルで、お気に入り♪
こちらはラオスの森のポーチ。
作っている生産者さんの笑顔を想像できる買い物って、
世界を変える力があるのかもしれません。
例えば、
海外だけじゃなく、
国内でだって、
障がい者の方が一生懸命作ったものがあります。
そんな彼らに対して、
ありがとうの対価としてお金が支払えるなら、
そんな幸せな買いものはないです。
そして、これがまた、悲しいことに、
消費してくれる人がいなくなれば、
店頭からフェアトレード商品が消えていくのです。
今までも、イオンのフェアトレードコーヒーや、
チョコレートが、
近くのマックスバリューから姿を消していきました。
今は、トップバリュひとくちピーナッツチョコレートが、
フェアトレードのチョコレートを使っていますね。
フェアトレードの取り組みを応援するためにも、
買ってくれる人が必要なんです。
ちょっぴり余裕があるときは、
幸せなお金の使い方をしてみませんか?
食品だったら表示を見て、
たまにはフェアトレードものを選んでみるとかね。