いのち | 子ども達と自然に暮らそ!

子ども達と自然に暮らそ!

十和田で耳つぼジュエリーのおうちサロンをする傍ら、
子育てがラクに楽しくなるように、
自然食、自然療法などを取り入れながら、
子ども達との自然な暮らしを提案しています。

今日のテーマは『いのち』。

たまたまこの間聞いたお話。


ある小5の子のお母さんに赤ちゃんができました。

日に日にお腹が大きくなっていくお母さんのおなか。

あるとき、同級生の男の子に

「お前のお母さん汚らわしいから、参観日来ないで」

と言われたと。

今、子供たちは小4でいのちの授業をやり、

いのちの誕生についてお話を受け、

小5では、

それぞれの体の仕組みや、

赤ちゃんが誕生するまでを

授業でやります。

どうすれば子どもが出来るか、

知識はいっぱいだし、

興味もある。

ネットが見れたら、

フィルターをかけていようと抜け道はいっぱいあって、

いくらでも情報は転がっている。


「いのち」が生まれることの意義より、

そういう興味が先に立ってしまう子たちも

少なくないのかもしれません。


そんな子たちにも、

一番届けたいのは、

あなたも大切な存在で、

愛されて生まれてきたんだということ。

ここでいう愛は、

興味本位のものではなく、

いつくしむ愛。

そして、

今、元気に生きていることが

どれほど奇跡的なのかということ。






赤ちゃんを授かっても、

無事に生まれてくるとは限らなくって、

平成24年度の統計で、

確率としては「0.4%」の赤ちゃんがなくなっています。

人数として、 4133人 の赤ちゃんが

生まれる前後に亡くなってしまっているのは事実です。

また、平成23年度、

妊娠中~出産後42日以内に亡くなったお母さんの数は

41人です。


確率でお話すれば

少ないかもしれませんが、

周りでも、

流産してしまったことのあるお母さん、

結構いたりします。


一度お腹に宿った命が

流れてしまうというのは、

お母さんにとって、

とってもつらいことなんです。

妊娠初期に、

赤ちゃんの心拍を確認できた時の喜びは、

お腹の中に、

もう一人の命が宿った瞬間の喜びであり、

例えようもなくうれしい。

赤ちゃんを無事に

この手で抱けることが

どれほど奇跡的かということ。





一方で、

中学生や、高校生で妊娠してしまうケースも

全国的にあるようで、

望まない妊娠により、

おろされてしまう命もたくさんあるのです。

興味本位が先に立ち、

自分の体を大切にするとか、

命を大切にするとか、

女性は、

命を生み出してくれる尊厳のあるものなのだということや、

自分は愛されていい存在なのだというところが

抜け落ちてしまっている子もいる。



目の前で食べている美味しいお肉だっていのち。

畑から取れるお野菜だっていのち。

動物だって、

植物だって、

次の世代へ命を残すために、

進化を遂げてきた。


いのちをつなぐことは、

わたしたちの遺伝子に組み込まれていること。

本能的なもの。


そして、生まれた我が子を

いつくしみ、

助けようとするのも、

人間も動物も同じ。

でもそれは、

生まれ育った大切な命を

後世につなぐという

本能というよりは、

我が子に幸せになってもらいたいという感情かな。



子どもに、

あなたのことが大好きだよ。

あなたがいてくれて良かった。

どんなつらいときでも、

あなたを応援しているよ。

そうやって、

子ども達に愛されている実感を与えて欲しい。



命は大切だよ

命を大事にしなさい、

生まれてくるのは奇跡的なことだよ、

それはもちろんなんだけど、

そういうことを100回言うより、

「あなたが大事なんだよ、あなたが大好きなんだよ」

って100回言って、

抱きしめることが、

そういう子たちには必要なのかもしれないと思うのです。