シンタクラースの日 | ペコちゃん

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12月5日の記念日は「シンタクラースの日」です。シンタクラースとは、簡単に言えばオランダのサンタクロースです(笑)
元をたどると4世紀頃の東ローマ帝国の都市ミラ(現トルコ領)の司教「聖ニコラス」の伝説が起源とされています。「聖(セイント)ニコラウス」をオランダ語にすると「シンタクラース」となるわけです。

シンタクラースの特徴は赤いマントに十字架の帽子、長くて白い髭。帽子はちょっと違いますが、サンタクロースに似ていますね(笑)
シンタクラース祭は12月6日、その前夜祭が12月5日に行われます。アメリカ式クリスマスでいうところの24日のイヴと25日のクリスマス当日、といったところです。オランダにはクリスマスが2回あるんですね(笑)
 
サンタクロースのモデルともなった聖ニコラウスとは、3世紀から4世紀頃に実際に存在した人物で、貧しい人、無実の罪をきせられた人、子供など多くの弱い立場の人を助け、救ってきた聖人として、崇められてきました。その聖ニコラウスの命日が12月6日にあたります。ニコラウスは、ニコラオスまたはニコライなどとも呼ばれ、以下の通りの古い言い伝えがあります・・・

『その昔、かつて豪商であったが財産を失い貧しくなった家があり、その家には三姉妹の娘がいました。貧しい生活の中で、三姉妹の長女が身を売って妹たちを幸せにしようとしていたのを知った司祭のニコラウスは心を痛め、何とかしようと真夜中にその家を訪れ、屋根の上にある煙突から(または家の窓から)こっそり金貨を投げ入れました。

この時、暖炉の前には洗濯物の靴下が干してあり、その金貨は靴下の中に入りました。この金貨のおかげもあって長女は身売りをせずに済み、三姉妹は正式な結婚をすることができました。

父親は大変喜び、誰が金貨を投げ入れたのかを知ろうとして見張っていた所に、再び金貨を投げ入れるニコラウスを見つけ、父親は足下にひれ伏して涙を流して感謝しました~』


この逸話が伝わるうちに、ニコラウスは「サンタクロース」へと発展し【クリスマスプレゼントは靴下に入れるようになった】と言われています。その為この日は、ヨーロッパでは「サンタクロース・デー」とも呼ばれています。
「聖ニコラウス=シンタクラースの日」は子供たちのための日、「クリスマス」は家族みんなの日なのです。シンタクラース祭は17世紀にアメリカへ移住したオランダ人が伝説を伝え、各地に広まって現在のサンタクロースになったとも言われています。

シンタクラース祭の皮切りが、アムステルダムなどで毎年11月に開催されるシンタクラースの到着パレードです。
11月のとある日曜日、スペインから「ズワルトピート」と呼ばれる大勢の従者を伴い、プレゼントをいっぱい積んだ蒸気船に乗ってオランダへやってきます。

子供たちは、ズワルトビートやシンタクラースの衣装を来て一行を出迎えようと集まり、一行が到着するとズワルトビートは手に持っている袋の中からクッキーなどのお菓子を投げてくれるのです。その後、シンタクラースは白馬に乗り、市内をパレードして回ります。


アムステルダムの行列は30万の人々によって迎えられ、約4トンのジンジャーブレッドが、607人の従者によって配られるそうです。
 
シンタクラースの存在を信じる子供達は、プレゼントを入れてもらうために12月5日の夜、暖炉やラジエーターの横に自分達の靴を置いておきます。靴の側には馬のためのニンジンと水が置かれ、子供達はシンタクラースを称える歌を歌ってから眠りにつきます。

でもシンタクラースは、単に「プレゼントを持って来てくれるおじいさん」ではありません(笑)
子供たちの集まるパーティーにシンタクラースが現れると、何でも書いてある大きな本を取り出します。シンタクラースは何でも知っていて、良い子にはプレゼントをくれますが、悪い子にはお仕置きをするのです。

 

オランダではシンタクラース祭が終わると、ようやくクリスマスマーケットも盛んになってきます。でも子供達はシンタクラースか、サンタクロースか、どちらかからしかプレゼントは貰えない約束だそうです(笑)

クロアチアなどオランダ語圏周辺の国にもシンタクラースの文化はあるようですので、他の欧州諸国と比べてみるのも楽しいかもしれませんね。

日本でも早速12月に入ってから、どこのデパートでも商業施設でもクリスマス関連の商品が店頭に並べられており、それらを見るだけでも心が明るくなります。

子供の頃は枕元に靴下を置いて寝ると父?がお菓子やプレゼントを置いてくれ、一年に一度の楽しみでした~父サンタ、感謝でした(笑)
 
そんな父はケーキも必ず駅前の不二家で買ってきてくれ母はオーブンでローストチキンを焼いてくれました。幸せだった家族の思い出です~

 

コロナ禍からそれぞれのクリスマスの過ごし方も変化しているとは思いますが、まずは12月5日、日本の人々もオランダの人々も、皆様幸せなひと時を~と願っております・・・

本日も来て下さって読んで頂きありがとうございました。心より感謝しています。